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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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高齢の父を巡る4兄弟の姿を描く田村孝裕の傑作『父よ』新キャストで上演決定!

田村孝裕が作・演出し、穂の国とよはし芸術劇場のこけら落とし公演として2013年に初演、2015年に再演された作品が、新キャストによるプリエール版として、本年7月に東京・吉祥寺シアターで上演されることが決まった。出演は、升 毅、近江谷太朗、おかやまはじめ、植本純米、瀬戸カトリーヌという実力派が制揃いする。

田村孝裕はONEOR8の主宰・劇作家・演出家として、他者の孤独や人生観を俯瞰で捉える鋭い視点を持ち、日常に息づくリアルで素直な笑いをすくい上げる名手として知られる。執筆当時30代半ばだった彼が描いた「一人暮らしの高齢者の日常」は、思うようにいかない人生でもがいている現役世代のそれよりも、むしろ色鮮やかで豊かなものかもしれないという希望を与えてくれる。現代日本において他人事ではないこの物語には、いつの時代も多くの共感を呼ぶ普遍性がある。また、回想シーンで男性キャストが父親の役を交代で演じたり、一人の女性キャストが四兄弟それぞれに関わる4人の女性を全て演じたりと、見応え充分な演出の手腕にも注目したい。

《ものがたり》
とある田舎町の一軒家。
久しぶりに四兄弟が実家に顔を揃えた。集まったのには訳がある。80代半ばとなった父親の面倒を誰が見るか? 母が他界した10年前から一人暮らしを続けている父は、趣味も道楽もなく不憫に思える。父不在の中で話し合いが行われるが、大本命であった長男は弟たちの質問をのらりくらりとかわして手を挙げようとしない。弟たちも適当な理由を並べて互いに世話を押しつけ合う始末。各々の事情が露呈していくも、結論は出ないまま時が過ぎる。そこへ一人の女性が父を訪ねてやってくる。民生委員だという彼女が語る現在の父の日常は、息子たちにとって意外なものであった……。

【公演情報】
プリエールプロデュース『父よ!』
作・演出:田村孝裕
出演:升 毅 近江谷太朗
おかやまはじめ(ラッパ屋) 植本純米
瀬戸カトリーヌ
●7/3〜12◎吉祥寺シアター 
〈公式サイト〉https://priere.jp/performance/2607/