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元AKB48横山由依がヒロインを演じる! 前進座『お久文七恋元結』

吉祥寺を本拠に、歌舞伎、時代劇、現代劇、ファミリー向け演劇、朗読劇などを全国で幅広く上演する前進座。その95周年を記念する最新作は、国民的映画監督・山田洋次監督の書き下ろし喜劇『お久文七恋元結』。5月30日〜6月7日に東京・池袋サンシャイン劇場で上演する。
人情噺の中でも指折りの名作とされる「文七元結」は、三遊亭圓朝の名作の1つ。若い頃から落語に親しんできた山田監督にとって、ひときわ思い入れのある一作。
今回は、その「文七元結」のアナザーストーリーとも言える新作脚本で、原作の面白さを残しながら、お久と文七の恋をめぐる新しいストーリーを着想。山田監督の庶民目線が活きた、江戸っ子たちの可笑しくも愛おしい騒動が巻き起こる。

近江屋の手代文七は、得意先から受け取った大金五十両を失くしてしまう。身投げして詫びるしかないと思いつめたところに左官の長兵衛と出くわす。長兵衛は人の命には代えられないと、娘のお久が身売りしてまで拵えた五十両を見ず知らずの文七に与えてしまう。長兵衛の度外れた善意と文七の思い違いで両家は大混乱…。それがめでたく収まろうとしたところ、お久と文七は運命の出会いをするのだが、これが新たな大騒動へ向かってしまい────。
ヒロインお久役を演じるのは元AKBの横山由依。さらに昨年上演した『裏長屋騒動記』に引き続き、松竹新喜劇の曽我廼家寛太郎も参加。藤川矢之輔、河原崎國太郎、早瀬栄之丞など前進座キャストとともに歌舞伎仕立てで贈る、健やかで気持ちのよい、とびきりの喜劇!

横山由依(お久役)からのメッセージ

先日私の元々いたAKB48が20周年を迎えて「20周年ってすごいことだな」と思っていたんですけれども、前進座の95周年記念の公演ということで。その歴史を紡いでここまで来られたその作品に今回出させていただくにあたって本当に光栄な気持ちです。

私は初めてこの作品に触れることになりますが、お久は前進座の様々な皆様が演じられてきたお役です。新鮮な気持ちで皆様から日々お稽古場で勉強させていただきながら、自分らしさをしっかりと出したお芝居をして、楽しんでいただける作品にできるように努めていきたいと思います。

山田洋次(脚本・監修)からのメッセージ

江戸時代のことを色々想像すると、多分恋をする男と女が愛し合うようになるってこと自体が大きな罪悪だったんじゃないのか。結婚というのは、仲人がいて、然るべき筋を通して「何々さんのお宅の息子と、何々さんの娘さんが夫婦になる」ということで成り立つ。 筋道がちゃんと通っていなきゃ、まともな結婚なんてのは許されなかった。そういう時代だったんじゃないかと。

『文七元結』の落語や従来の芝居では、文七とお久が最後に簡単に結ばれてしまって、めでたしめでたしで終わるんだけれども、もし二人が結ばれるならばいろいろなことがあったんじゃないのかなと。超簡単に二人が愛し合ってから一緒になるなんてことはあり得なかったんじゃないのかと考えたら、とても面白くなってきて今度のドラマの構成が生まれたわけです。

これは喜劇ですので最後はめでたく終わるようになってます。それはそれで納得のいく終わり方になったんじゃないかと。観客も笑いながら「でも本当にこうだったらいいのにな」と後で思ってため息が出るような、そんな芝居になってくれたらいいなという風に考えています。

前進座の皆さんと一緒に仕事するのは本当に楽しい。その楽しい気持ちがそのまま舞台の上に現れるような、そのまま観客に伝わるような、そんなお芝居ができることを心から期待しております。

藤川矢之輔(近江屋卯兵衛役)からのメッセージ

『文七元結』は前進座で100回以上上演している作品で、やはり固まったような演出が確立されています。
今回の『お久文七恋元結』はまったくそこから離れて、監督の独自の視点で描かれます。従来の作品を今のお客様に楽しんでいただけるように、どういう風に監督が作ってくださるのか、私は楽しみにしております。

公演情報

前進座『お久文七恋元結』

監修・脚本◇山田洋次
演出◇小野文隆
出演◇藤川矢之輔 河原崎國太郎 柳生啓介 嵐芳三郎 山崎辰三郎 曽我廼家寛太郎 横山由依 他

5/30〜6/7◎サンシャイン劇場