
「多様な視点」をコンセプトにビジネス劇や政争劇など、社会的なモチーフで人間を描くJACROWが8月6日(木)~12日(水)に新宿シアタートップス、8月21日(金)~23日(日)は京都市の THEATRE E9 KYOTOで1年半ぶりの新作『隔たる』を上演する。本作は昭和に起きた連続射殺魔事件の犯人と獄中結婚した女性をモチーフに創作したダイレクトな人間ドラマで“女による赦しの軌跡”になるという。
出演は、JACROWの宮越麻里杏、小平伸一郎、芦原健介、狩野和馬、佐藤貴也、福田真夕、客演に大原研二、中野英樹、水野あやを迎える。脚本・演出は中村ノブアキが担当する。

中村ノブアキ(ACROW代表)からのメッセージ
実をいうと、政治や経済以外のドラマをJACROWでやること、4年ぶりと久しぶりです。別に政治や経済のネタに尽きたからではありません。あまりにもたくさんのひとから「JACROWは政治、経済ばかりやる劇団」と言われるので、彼らに対するアンサーのつもりで本作を企画しました。「政治、経済だけじゃないよ」って言いたいから。
さて、今回モチーフとした連続射殺魔事件を材とした映画や演劇はたくさんあります。そのどれもが犯人が事件を起こすまでの過程を描いています。逮捕されたあとのドラマは、あるかもしれませんが、私は観たことがありません。
主人公は彼が逮捕されあと、獄中結婚した女性です。彼女を通して、「赦し」とはなにかを描きます。観終わったあと、少しでも現代社会に想いを馳せてもらいたいとの願いを込めて。もちろん本作の見どころは主人公の女を演じる宮越麻里杏をはじめとする俳優たちの演技バトルです。劇場にて心よりお待ちしています。
【ものがたり】
高度経済成長がひと息ついたころのはなし
女は収監されている男に会うため刑務所を訪れた
それは文通からはじまった純粋な想いからだった
やがてふたりは獄中結婚する──アクリル板越しに
男は日本中を震撼させた連続射殺魔事件の犯人だった
暴力は壁をつくり、ひとを隔てる──殺人犯の妻となった女の赦しの軌跡

公演情報

JACROW『隔たる』
脚本・演出◇中村ノブアキ
出演◇宮越麻里杏 小平伸一郎 芦原健介 狩野和馬 佐藤貴也 福田真夕(以上JACROW) 大原研二 中野英樹 水野あや
8/6〜12◎新宿シアタートップス
8/21〜23◎THEATRE E9 KYOTO





