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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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 ミュージカル『愛の不時着』開幕!

7月12日に東京・THEATER MILANO-Zaにてミュージカル『愛の不時着』が開幕した。

『愛の不時着』は、韓国のtvNで2019年~2020年に放送されたテレビドラマで、Netflixにて世界190ヵ国で配信されると、世界中で大人気となり、日本でも第4次韓流ブームを引き起こした象徴的な作品の一つとして注目された。2022年9月には韓国でミュージカル化されると、多くの日本上演希望の声を受け、2024年2月に日本初上演。実力派韓国人キャストの歌と演技が話題となり、異例の速さで再演も行われた。2024年末には宝塚歌劇団にて日本版公演として初上演されるなど、今なお根強い人気を博している。

そして、2026年。脚本:パク・へリム、作曲:イ・サンフン、演出:パク・ジヘ、という韓国でミュージカル『愛の不時着』を創り上げたクリエーター陣のもとに、日本人キャスト版の多彩な出演者が揃った。

北朝鮮のエリート将校リ・ジョンヒョク役を、朝の連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの弟役を演じて話題となった三山凌輝が務める。韓国の財閥令嬢ユン・セリ役には、元宝塚歌劇団花組娘役トップで『フランケンシュタイン』『レッドブック~私は私を語るひと~』など舞台を中心に活躍する花乃まりあ。若き実業家ク・スンジュン役には、n.SSignのリーダーで唯一の日本人メンバーKAZUTAが2025年上演の招聘版に続き出演。ジョンヒョクの婚約者のソ・ダン役には、元乃木坂46のメンバーで舞台『Endless SHOCK』にヒロイン役で出演するなどミュージカル俳優としても活躍する中村麗乃。北朝鮮の保衛局少佐チョ・チョルガン役には、MANKAI STAGE『A3!』など数多くの2.5次元舞台に出演する上田堪大が務める。
堅物な軍人でありながら愛する女性を献身的に支えるリ・ジョンヒョクと、優れた実業家でありながらも一途な愛を貫くユン・セリの、極上なラブストーリーを届ける。

【あらすじ】
韓国の財閥令嬢で実業家でもあるユン・セリは、パラグライダーで飛行中に突然の竜巻に巻き込まれ、軍事境界線を越えた北朝鮮の非武装地帯に辿り着く。木に衝突し動けなくなっている所を朝鮮人民軍軍人のリ・ジョンヒョクに発見されるが、自分が北朝鮮に来てしまった事に気づいたセリは逃走。しかし、よりによって韓国とは逆方向に進んでしまい、北朝鮮軍の社宅村に迷い込む。そこで見つかりそうになった所を間一髪でジョンヒョクが助け、セリを自宅に匿う。
ジョンヒョクの家にセリがいることが周囲にバレると、ジョンヒョクはセリを南朝鮮で特殊活動(スパイ)をしていた自分の婚約者だと偽る。そして、一刻も早くセリを韓国に帰そうと計画を企てるが次々と失敗。時間が経つにつれ、2人は敵対国家の国民同士にもかかわらず互いに恋愛感情を抱くようになる。しかし、ジョンヒョクにはデパート社長令嬢のソ・ダンという本物の婚約者がいた。
また、セリの北朝鮮不時着と時同じくして、韓国の若き実業家ク・スンジュンも北朝鮮にやって来ていた。セリのかつてのお見合い相手だったスンジョンは、セリと北朝鮮で思わぬ再会を果たす。スンジュンは韓国でセリの兄セヒョンへの詐欺の罪で追われ、時効成立までイギリス人外交官と身分を偽り、ブローカーを通じて北朝鮮に潜伏。それによりセリが北朝鮮で生きている事が兄たちに知らされるが、父から後継者に見込まる優秀な妹を出し抜こうとしている兄たちはセリの帰韓を望んでいなかった。はたしてユン・セリは韓国に戻れるのか?そして2人の恋の行方は?


【開幕会見コメント】

この公演の開幕会見が、7月14日に実施された。

上田堪大 KAZUTA 三山凌輝 花乃まりあ  中村麗乃 

三山凌輝
カンパニー全体が一丸となってこの作品を届けることができています。開幕して二公演目を終えましたが、既にお客様が反応してくださるところに違いがあって、稽古場では得ることができなかったものを受け取ることができ、お客様の力を感じました。
僕にとっては初めてのミュージカル出演になります。歌やお芝居、そしてダンスやアクションと複合的エンターテイメントであるミュージカルに挑戦することで自分自身の表現の幅を広げることができるのではと思い、出演を決意しました。セリフの発し方や歌い方のアプローチなど新しいことばかりで、自分自身の新しい扉を開くことができているのではないかなと思っています。
劇場という空間だからこそ伝わる愛のカタチや、ミュージカルだからこそ伝わる『愛の不時着』の新たな一面を感じていただけると思います。カンパニー、そしてお客様と共にラストまで駆け抜けていきますので、ぜひ劇場にお越しください!

花乃まりあ
いつもの初日はキャストもお客様も緊張していることが多いですが、この作品はお客様も原作を知っている方が多いというのもあり、リラックスした空気感でした。舞台はお客様が入って完成するものなので、千秋楽までお客様と共に作っていけたらと思っています。
『愛の不時着』の大ファンなので、この作品が決まった時はものすごくびっくりしましたし、今でもまだ信じられないです。自分がこの世界に入っていることが本当に嬉しいです。初めて舞台稽古で幕開けのスイスのシーンの背景セットを観ただけで涙が出てきましたし、最後のシーンもドラマから大好きです。共演の皆さんのおかげで役として生きられていることを感じられて、自然に息ができているので、とてもありがたいことだなと思っています。

KAZUTA
稽古中はたくさん悩んで、どうしたらいいんだろうと辛い時間も多くありましたが、幕が開いた今はお客様の前に立つことがとにかく幸せです。お芝居することが楽しくて嬉しくて、千秋楽まで全力で駆け抜けたいです。
僕は昨年、韓国語の招聘版にも出演させていただきました。その時は久しぶりに言葉の壁にぶち当たって、皆さんにたくさんサポートいただき無事にやり遂げられました。今回は日本語での出演ですが、実は日本語で演技するのが初めてなんです!日本のミュージカルの素晴らしさを感じているので、日本語もレベルアップしていけたらと思います。ひとつだけ、「ラーメン食べてかない?」という台詞が日本のお客様に伝わるか心配していたのですが、皆さんちゃんと笑ってくださって安心しました。韓国男子の誘惑の仕方をわかってくださり嬉しいです!(笑)

中村麗乃
開幕し客席にお客様が入ることによって、意外なところで笑いが起きたり、温かい拍手をいただいたりと、一公演一公演反応が様々だと感じています。また、お客様と共に一緒に時間を共有できることがとても素敵だなと思いました。
ソ・ダンというクールで芯のある女性を演じるにあたり、セリフや歌のトーンをなるべく下げて、落ち着きを出すことを意識しています。相手役の KAZUTA さんとは考えていることが一緒だったり、テンションのアップダウンするタイミングが同じだったりと、稽古を重ねて息が合ってきているのかなと思います。
この作品を観てくださった方に「楽しかったな」と思って帰っていただけるよう、千秋楽まで駆け抜けたいと思います。

上田堪大
稽古中、まずは衣装を着るとギアが上がりました。さらに劇場にも慣れていき、お客様の入った空間で演じると自然と力が入って、より良いものが生まれた初日となりました。
僕は北朝鮮の軍人役ですが、韓国語と北朝鮮の言葉は日本でいうなまりがかかってくるんです。日本語版にするにあたり、翻訳の方の試行錯誤の上でセリフを作っていただいたので、言葉の細かいニュアンスがお客様に伝わるか不安でした。悪役という点については、とにかく二人を邪魔すれば良いかなと思って演じています(笑)。

【公演情報】
ミュージカル「愛の不時着」
原作:パク・ジウン
脚本:パク・へリム
演出:パク・ジヘ
音楽:イ・サンフン
出演:三山凌輝 花乃まりあ KAZUTA(n.SSign) 中村麗乃 上田堪大
佐々木淳平 パク・ジンサン 東間一貴 紙谷昇世 
多岐川装子 瀧本瞳 篠崎未伶雅 佳松詩紗 星来 天野翔太 松永一哉 高瀬育海 鈴木理人 井村仁哉 秋庭悠佑
●7/12〜26◎東京公演 THEATER MILANO-Za
●7/31〜8/2◎大阪公演 東京建物Brillia HALL箕面
〈公式サイト〉 https://www.love-fujichaku.jp/

 
 【舞台撮影/阿部章仁】