
劇団皇帝ケチャップの会話劇『拘ったところでたかが文字』(再演)が、11月11日〜15日に、シアター風姿花伝で上演される。
劇団皇帝ケチャップは劇作家・演出家の吉岡克眞が主宰する劇団で、2013年1月に創設。「どんなに悲劇を語っても片隅に笑いを意識しており、どんなに辛くても笑っていられるうちはまだ大丈夫というのをモットー」に、どこかで行われているような、行われてきたような既視感のある風景、日常会話から、ドラマが立ち上がっていく作品を作っている。
本作『拘ったところでたかが文字』は2025年4月に初演。純喫茶を舞台として文学賞の選考結果を待つ犬猿の仲である小説家二人が、無視したり口論したりするコメディ。今回は劇場と出演者を一新して上演する。
作・演出は吉岡克眞が手がけ、上田操、倉島颯良、斉藤ひかり、田中音江、春名風花、岡村茉奈、小林萌夏、野田真理愛、中村麗奈という出演者たちで演じる。
吉岡克眞(主宰・作・演出)からのメッセージ

本作は2025年4月の上演作品で、再演には早いタイミングだと自覚しています。
ただ、前回の4月公演『春に思い出す、夏の君はもう遠く(リブート版)』では、本作『たかが文字』の主要人物である葉衣路と由香里、二人の小説家の高校時代を描きました。彼女たちがまだ親しかった頃を書いたことで、二人への見え方が少し変わり、今回作り直すことを決めました。
初演では激しい口喧嘩や憎しみ、怒りを強く描いていましたが、その裏には、友として、ライバルとして互いを認めているからこその感情があるはずだと思い直しました。台詞だけを見れば口汚い罵り合いも多いですが、言葉にならない心情や、不器用で生きるのが下手な人たちを丁寧にお見せできたらと思います。
台本20ページを私のnoteで試し読みとして公開しています。《たかが文字 台本 試し読み》で検索いただけます。観劇前に、ぜひ作品の空気に触れてみてください。
《あらすじ》
その日、純喫茶ナヲウルには、ただならぬ雰囲気が漂っていた。
原因は一目瞭然、あの二人である。
この鉢合わせはただの偶然か。編集部の手違いか。それとも誰かの思惑か。
犬猿の仲の二人を前に、気が気ではない編集者とマネージャー。
トラブルの気配に目を輝かせる女子高生作家。
担当編集者に強制的に連れてこられた、書けない作家。
ただ発表を待つだけだった午後は、いつしか、言葉に拘る人たちの面倒な応酬へと変わっていく。
たかが文字。
されど文字。
劇団皇帝ケチャップが送る、小説家たちのこじれにこじれた会話劇。

公演情報

劇団皇帝ケチャップ『拘ったところでたかが文字』
作・演出◇吉岡克眞
出演◇上田操 倉島颯良 斉藤ひかり 田中音江 春名風花 岡村茉奈 小林萌夏 野田真理愛 中村麗奈
11/11〜15◎シアター風姿花伝
https://twitter.com/kouteiketchup/status/1898569434509557797
助成:アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】






