「EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo〜時を越える舞台映像の世界〜」追加上映作品を発表!
すでに4作品の上映が発表された「東京芸術祭2023」の「EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo〜時を越える舞台映像の世界〜」で、追加上映作品が決定した。
「EPAD」では、2020年より舞台に関わる資料の収集・デジタルアーカイブ化やそれらの利活用のサポートを行い、舞台美術の質感や劇場での生の空気感も含めて「100年後の未来に残せないか?」という思いから、超高精細8K映像での収録や立体音響での編集など、最新技術を使用しながら舞台映像を残してきた。今年度からはその映像を使用し、劇場での上映会に本格的に取り組んでいる。今年の7月には渋谷・PARCO劇場にて、三谷幸喜、いのうえひでのり、野田秀樹など超豪華演出家による過去作・最新作を大スクリーンで上映し、いずれのプログラムも好評を博した。
そしてこの度、9月1日より開催中の「東京芸術祭2023」内において、上映会「EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo~時を越える舞台映像の世界~」で第一弾として、た組『綿子はもつれる』、マームとジプシー『cocoon』、公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団「『くるみ割り人形』、維新派『トワイライト』というバラエティ豊かな4作品が上映作品として決定。
今回それに加えて、新たな追加上映作品としてイキウメ『人魂を届けに』、舞台『弱虫ペダル』THE DAY 1、東京芸術劇場『気づかいルーシー』、蜷川幸雄七回忌追悼公演『ムサシ』の4作品が決定。上映予定の映像形式や音声形式と同時に、タイムテーブルやチケット料金などの詳細が発表された。
《上映作品ラインナップ》
イキウメ『人魂を届けに』
作・演出:前川知大
出演:浜田信也 安井順平 盛隆二 森下創 大窪人衛 / 藤原季節 篠井英介
あらすじ:人魂となって極刑を生き延びた政治犯は、小さな箱に入れられて拘置所の片隅に置かれている。時々箱から聞こえる囁きは周囲の者を当惑させた。扱いに困った当局は恩赦として、その魂を放免することにした。生真面目な刑務官は、その魂を母親に届けようと思い立つ。森の奥に住む母親は、彼女の元に集う、傷ついた者たちと身を寄せ合うように暮らしていた。物いう小箱に引き寄せられた人々が、自らの物語を語りはじめる。
【PH CAP:撮影:田中亜紀】
舞台『弱虫ペダル』THE DAY 1
原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
脚本・レース演出メソッド創作/監修:西田シャトナー 演出:鯨井康介
音楽:manzo 作詞・歌:桃井はるこ
レース演出協力:河原田巧也
出演:【総北高校】小野田坂道 役:島村龍乃介 今泉俊輔 役:砂川脩弥 鳴子章吉 役:北乃颯希 巻島裕介 役:山本涼介 金城真護 役:川﨑優作 田所迅 役:滝川広大【箱根学園】福富寿一 役:髙﨑俊吾 荒北靖友 役:相澤莉多 東堂尽八 役:フクシノブキ 新開隼人 役:百成瑛 泉田塔一郎 役:青柳塁斗 真波山岳 役:中島拓人【京都伏見高校】御堂筋翔 役:新井將【パズルライダー】監督:伊藤玄紀 パズルライダー:村上渉 山口拳生 若林佑太
あらすじ:千葉県・総北高校に入学した小野田坂道は、千葉から秋葉原まで往復90㎞の距離を毎週ママチャリで通うほど、アニメやフィギュアが大好き。高校生になったらアニメ研究会に入って友達を作ろう!と意気込んでいたが、ひょんなことから同じく新入生の今泉俊輔・鳴子章吉と出会い、自転車競技部へと入部することに。孤独なオタク少年だった小野田坂道は、自転車を通じて出会った仲間や先輩達と共にインターハイ優勝を目指す!
【PH CAP:撮影:金山フヒト】
東京芸術劇場『気づかいルーシー』
原作:松尾スズキ(千倉書房「気づかいルーシー」) 作・演出:ノゾエ 征爾
出演:岸井ゆきの 栗原類 川上友里 山口航太 ノゾエ征爾 大鶴佐助 小野寺修二 田中 馨(ミュージシャン) 森 ゆに(ミュージシャン)
あらすじ:とある村で、おじいさんと暮らす女の子ルーシー。ある日、おじいさんが馬から落ちて死んでしまうが、ルーシーを悲しませまいと気づかった馬は、その皮をはいで自らかぶり、おじいさんになりすます。ルーシーはそのことに気づいていたが、馬の努力を気づかい、知らないふりをする。一方、本当は生きていたおじいさんは、皮をはがれた 中身だけになってルーシーを見守っている。やがて、大きくなったルーシーは、王子さまと恋に落ちるが、王子は余命 3 ケ月。そこで、おじいさんの中身はルーシーを気づかい、王子のペイントをしてルーシーの前に現れる。そして、ついに 結婚、というその時、おじいさんの皮をかぶった馬が登場して、待ったをかける。しかしその時、予期せぬ 事実が発覚し・・・。
【PH CAP:撮影:田中亜紀】
蜷川幸雄七回忌追悼公演『ムサシ』
作:井上ひさし(吉川栄治「宮本武蔵」より) オリジナル演出:蜷川幸雄 演出:吉田鋼太郎 音楽:宮川彬良
出演:藤原竜也 溝端淳平 鈴木杏 塚本幸男 吉田鋼太郎 白石加代子 / 大石継太 飯田邦博 井面猛志 堀源起 齋藤慎平
あらすじ:慶長17年4月、豊前国舟島。後に「巌流島の決闘」と呼ばれることになる宮本武蔵と佐々木小次郎の世紀の大一番は武蔵の勝利に終わった。それから6年後の夏。鎌倉の宝蓮寺で寺開きの参籠禅がとり行なわれようとしていた。大徳寺の長老・沢庵宗彭を導師に迎え、能狂い柳生宗矩、寺の大檀那である木屋まいと筆屋乙女、そして武蔵も参加している。そこへ、武蔵憎しの一念でついに宿敵をとらえた小次郎が現れた。二大剣客の命をかけた再対決が、「三日後の朝」と約束される…。
【PH CAP:撮影:田中亜紀】
【上映情報】
「EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo 〜時を越える舞台映像の世界〜」
期間:2023年10月11日(水)〜10月22日(日)
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト https://www.geigeki.jp/house/west.html
〈料金〉一般1,500円 25歳以下1,000円(自由席・税込・入場整理番号付)
〈チケット発売〉 2023年9月16日(土)10:00
〈公式サイト〉https://tokyo-festival.jp/2023/program/epad-re-live-theater-in-tokyo/