たすいち番外公演『髑髏沼の女』は、4月30日にウエストエンドスタジオにて開幕!

カムカムミニキーナ、ポツドール等を輩出した早稲田大学演劇倶楽部から、2007年に目崎剛が旗揚げしたユニット「たすいち」。”「ありえない」設定を「ありえそう」に見せる”演出・演技力で、”屁理屈で理屈を通す、大人も子供も楽しめるファンタジー”を創作。
笑って泣けて考えさせるエンターテイメントを志向する彼らが、今年最初に挑むのは、”やけに歌う”音楽劇! この作品は2012年に「極論だらけのナンセンスドラマ」を創作すべく明治大学で旗揚げされた劇団「駄目なダーウィン舎」の『髑髏沼の女』。
この知られざる怪作に真っ向挑み、演出を手がける目崎剛の意気込みはこちら!

今回の公演は、かつて都内で活動していた劇団「駄目なダーウィン舎」の、実に10年前の脚本をお借りしての上演となります。
これまで「駄目なたすいち」として作家・山岡太郎の書き下ろし作品を三度上演してきましたが、過去作を上演させていただくのは初めての試みです。
日本では脚本家と演出家を兼ねるケースが多い中、相性の合う作家と出会えることは本当に貴重なことです。僕は演劇を「演劇でなければできないこと」をやりたいと考えて活動していますが、山岡作品はまさにその宝庫。毎回、楽しみながら頭を抱えて創作しています。
今作『髑髏沼の女』は、「お歌とお芝居」と銘打った作品です。たすいちの劇団員、実は歌も上手いんです。でも僕が書かないから、その魅力を活かしきれていなかった。そこで今回は、存分に、やけに、歌うことにしました。
難しいことは脇に置いて、沼にどっぷり浸かりに来ませんか?


【あらすじ】
19XX年、東京・タチカワ――金と欲望と暴力と、混沌渦巻く日本最大のネオン街。
失踪した母、小早川朝子の行方を追う少女・咲音。手がかりは、父であり伝説の小説家である六道カシオが遺した未発表原稿『髑髏沼の女』。
彼の小説は「予言の書」として広く知られていた。
「髑髏沼の女」には朝子の失踪、そしてタチカワ崩壊の未来が書かれていた。
夜の王・夜継屋シンヤ、サイキック養成所であるタチカワ右脳塾、タチカワに迫る葛飾左脳塾、さらには公安の影も。すべてが『髑髏沼の女』を中心に巡り廻り沈み始める。
母はどこへ消えたのか? “髑髏沼”とは何か? やがて咲音も底なしの混沌に引きずり込まれていく――。
「駄目なダーウィン舎」の怪作がたすいちの手を経て10年の時を経てHDリマスターが如く蘇る!
無駄に歌う!やけに歌う!
愛憎渦巻く髑髏沼、あぁ髑髏沼、髑髏沼?

【公演情報】
たすいち番外公演
お歌とお芝居『髑髏沼の女』
4/30〜5/4◎ウエストエンドスタジオ
脚本◇山岡太郎
演出◇目崎剛
出演◇大森さつき 中田暁良 永渕沙弥 中村桃子 星澤美緒 亀田彩香 佐瀬ののみ 白井肉丸 高村颯志 鳥川仁菜 フジタタイセイ 村山新 村松ママンスキー 夢叶