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加藤健一事務所が核兵器問題を描いた『請願』を12月に上演!

加藤健一事務所は、2025年ラインアップの締めくくりとして、老夫婦の愛と核兵器問題を見事に融合させたブライアン・クラーク作の二人芝居『請願』を12月に上演する。11年ぶりの再演で、本作の相手役には、カトケンワールド初登場の増子倭文江、演出は堤泰之が担当する。

今なお世界を覆う核兵器という影を背景に、とある老夫婦の愛が静かに深まりゆく物語。
半世紀を共に歩んだ二人が、これまで秘めてきた心の扉を開いた時、そこには揺るぎない絆と温かな愛の光が差し込んでくる──

《STORY》
ロンドンの高級住宅街で穏やかに暮らす老夫婦。退役軍人の夫・エドムンド(加藤健一)と、病弱の妻・エリザベス(増子倭文江)。
ある日、エドムンドは核兵器反対の請願署名にエリザベスの名前を見つけて憤る。退役後もなお国家への忠誠を貫くエドムンドにとって、妻の行動は決して見過ごせるものではなかった。
しかしそれは、半世紀以上連れ添ってきたエリザベスが、初めて本心を主張した瞬間でもあった。
夫婦の議論が進むなか、互いに知らなかった真実が明らかになっていく────。

《作者と作品について》
作者ブライアン・クラークは、1932年イングランド生まれ。劇作家、テレビ脚本家。1978年、尊厳死をテーマにした『Whose Life is it Anyway?』で数々の演劇賞を受賞。執筆活動を終えてからは、脚本を教えながら演劇出版社を経営。2021年、89年の生涯を閉じた。
1945年、13歳であった作者は広島への原爆投下に喜んだが、後にそのことを恥じ、自分への贖罪として1986年に書いた作品。1986年3月、ボストンのウィルバー劇場で初演。その後、ブロードウェイのジョン・ゴールデン劇場で続演された。日本国内での上演歴は、新国立劇場(2004年)、水田の会(2012年)など。


 
【コメント】
加藤健一
今どうしてもやっておかなくては!」という強い思いで上演を決めた作品です。
ブライアン・クラークという劇作家が国の核所有の是非をめぐる問題と、夫婦の愛の問題を見事に融合させた傑作ドラマです。ずっと以前にも上演しましたが、今回はキャストも演出家も一新し、僕自身も、核という強烈なテーマに引きずられ過ぎる事なく、夫婦愛というテーマをしっかりと見つめながら、前回とは違うアプローチをしたいと思っています。
きっと皆様の周りでも、毎日のように報じられる戦争の事や、大国の権力争いの事が話題になっていると思います。でも、このお芝居は決して怖い内容ではなく、心温まる感動のドラマに仕上げたいと思っていますので、是非応援していただきたく、伏してお願い申し上げます。

【公演情報】
加藤健一事務所
『請願』
作:ブライアン・クラーク
訳:吉原豊司
演出:堤泰之
出演:加藤健一 増子倭文江
●12/3~14◎下北沢・本多劇場
〈料金〉前売6,600円 当日7,150円 高校生以下3,300円[当日券のみ取り扱い、要学生証提示](全席指定・税込)
〈チケット問い合わせ〉加藤健一事務所 03-3557-0789(10:00~18:00)
https://pro.form-mailer.jp/lp/1c12102f7187
〈公式サイト〉http://katoken.la.coocan.jp/122-index.html

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