
本屋大賞受賞の大人気小説、待望の舞台化となる『成瀬は天下を取りにいく』が、山下美月の主演、G2演出で2026年7月に東京・サンシャイン劇場、京都・南座、滋賀・大津市民会館において上演されることが決定した。
本作は、主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿が読者を魅了し、2024年の「本屋大賞」はじめ数多くの文学賞を受賞した宮島未奈のデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)と、続編『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)を原作に構成される。
“かつてない最高の主人公”成瀬あかり役には、女優・モデルの山下美月が演じる。2016年に乃木坂46の3期生としてデビュー。歌手活動にとどまらず、ドラマ・映画など映像作品でも抜群の存在感を発揮。24年に乃木坂46卒業後も多彩な活躍をみせ、今最も注目を浴びている。この舞台『成瀬は天下を取りにいく』が、乃木坂46卒業後初の単独主演舞台となる。
成瀬あかりの幼馴染・島崎みゆき役には、女優・藤野涼子。2014年に行われた映画「ソロモンの偽証<前編・事件><後編・裁判>」オーディションで約1万人の中から主人公に抜擢され、役名である“藤野涼子”の名で主演デビュー。以降、映像のみならず舞台でも活躍中。
脚本・演出には、大劇場のストレートプレイから小劇場作品、ミュージカルや歌舞伎の舞台でも八面六臂の活躍をみせるG2。漫画を原作とした『ガラスの仮面』や新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』、『ミュージカル SPY×FAMILY』、英文学の金字塔『嵐が丘』、ベストセラー小説『有頂天家族』の舞台化など、巧みな構成の脚本でまとめ、テンポの良いストーリー展開でみせるスタイリッシュな演出が高い評価を得ている。
【コメント】
山下美月(成瀬あかり役)
2025年夏、吉報が舞い込んでまいりました。
「舞台版・成瀬は天下を取りにいくの、主演をやりませんか?」
本屋大賞を受賞した本作はどの書店でもその存在感を惜しみなく放っており、表紙に写る少女の凛とした横顔を、幾度となく目にしていました。
“天才”とは真反対の位置にいる自分が、果たして成瀬あかりに辿り着けるのだろうか?
大人になっても挑戦ができる!新しい青春がここから始まろうとしています。
人生が少しつまらなく感じている方へ。
自分の道を見失ってしまった方へ。
それでも、毎日を優しく生きたいと願う全ての方へ。
そんな人々に光を灯せるステージを作りたいです。
一先ず、今夏からけん玉の練習を始め3ヶ月。
ようやく「もしもし亀よ」ができるようになりました。
センスの無さに絶望しながらも、天下への道のりはまだまだ遠い…!
2026年夏、劇場でお待ちしております。
藤野涼子(島崎みゆき役)
成瀬の突拍子もない言動に驚かされつつも、彼女と関わる事で新しい生き方を見つけていく島崎たちの姿に惹かれました
最強無敵に見える成瀬自身も周りから影響を受けながら成長していく姿が描かれていて、惹きつけられてアッいう間に原作を読み終えていました。
枠にとらわれず自分の信じた道を進む成瀬の姿を、島崎として、そして個性豊かな登場人物と共に「成瀬あかり史」を見届けていきたいと思います。
島崎として成瀬を1番近くで応援できるのが、楽しみです!!!
G2(脚本・演出)
周囲がどうであろうと、人にどう思われようと、堂々と我が道を行く成瀬あかり。その行動は強烈で痛快なのに、ラストにはじわりと湧いてくる静かな感動。今の日本の「生きにくさ」の真っ只中にあって、我が道を行く成瀬と、我が道を行くことができない他の登場人物たちの交流、その悲喜こもごもの心情が面白い。まさに生身の人間がぶつかりあう演劇にぴったりの原作。稽古を前にワクワクしかありません。ぜひ生の感動を体感してください。
【公演情報】
舞台『成瀬は天下を取りにいく』
原作:宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)
脚本・演出:G2
出演:山下美月(成瀬あかり役)、藤野涼子(島崎みゆき役)
●2026年7月◎東京・サンシャイン劇場、京都・南座、滋賀・大津市民会館



