俳優・演出の淺場万矢が主宰を務める演劇ユニットOffice8次元は、「温故知新」をキーワードに、文学作品を現代の事象と掛け合わせた舞台創作を続けてきた。そのOffice8次元がプロデュースする「近代日本文学 新説上演」の第三弾として、太宰治の不朽の名作に挑む舞台『人間失格』を、2月13日〜22日、新宿シアタートップスにて上演する。
脚本と演出には、シリーズ第二弾『春鶯囀』(2024年)で「カンゲキ大賞」を受賞した最強タッグ、演出・寺十吾×脚本・堀越涼(あやめ十八番)を再び迎える。


太宰治の「人間失格」は、主人公・大庭葉蔵の自己告白を通して、人間関係の不器用さ、社会への不適合、そして自分自身との和解の不可能性を描いた傑作として知られる。この舞台では太宰のテキストに基づきながら、人と人とが関わる上での不透明性が増してしまった現代に一石を投じ、自己喪失と疎外感、自己嫌悪と他者への過剰な配慮、救いのない自己告白の中にある痛烈な美しさといった、現代に生きる我々にも切実に通じる複数のテーマをひとつの作品にまとめ上げて届ける。
出演は多くの舞台で活躍してきた小早川俊輔、陳内将、郷本直也、鈴木裕樹、淺場万矢、佐瀬弘幸、奥山美代子といった実力者が集結。繊細かつ重厚な太宰ワールドを鮮やかに立ち上げる。
小早川俊輔からのメッセージ

この物語が悲劇か喜劇か。人それぞれに解釈と受け取り方があるはずです。ただ私自身は、太宰が生み出した超大型怪物作品に、座組一同立ち向かい戦い続ける日々に幸せを感じます。幸せの渦中にいながら、幸せを感じられるということは、相当幸せなんだと思いませんか?役者で良かったな、役者を続けてきて、役者を続けてこれて良かったな、と。あなたにとっても、必ず面白い作品をお届けします。語り合いましょう。ご期待ください!
陳内 将からのメッセージ

『人間失格』に「私」役で出演致します。陳内将です。
今回、初めてこの作品の台本に目を通した時、僕の中にあった「人間失格」という作品像が、良い意味でガラリと姿を変えました。
堀越涼さんの手に掛かることで、これほどまでに立体的で、多面的に『人間失格』を捉えられるのかと驚き、そして、この作品の中で寺十さんの演出のもと生きられることに、武者震いし、怯え、高揚し、覚悟を決めました。
寺十さんが“怪物”と評すこの作品を、
総勢21人の役者と全スタッフで倒しに……
いや、全身全霊で抱きしめにいきます。きっと、新しい『人間失格』をお届けできると思います。
公演情報

Office 8次元プロデュース『人間失格』
原作◇太宰治「人間失格」
演出◇寺十吾
脚本◇堀越涼
出演◇小早川俊輔 陳内将 郷本直也 鈴木裕樹 淺場万矢 奥山美代子 他
2/12〜22◎新宿シアタートップス





