
五関晃一が主演する舞台『悪の花』が、3月6日にIMM THEATERで開幕した。(15日 まで。そののち。3月28日~29日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演)
本作は、韓国ドラマ「愛の不時着」をはじめ世界的大ヒット作を続々と生み出す、韓国・大手制作会社スタジオドラゴンが企画・制作し、韓国の総合芸術賞”百想芸術大賞”に5部門ノミネートされ、演出賞を受賞したドラマ「悪の花」(脚本:ユ・ジョンヒ/2020年放送)を原作とした世界初の舞台化作品となる。
《STORY》
ある夫婦がいる。
二人は14年前に出会い、恋に落ち、結婚をした。幸せだった。
しかしその幸せの裏には、秘密と嘘にまみれた、予想だにしない真実が眠っていた――。
金属工芸作家のペク・ヒソン(五関晃一)は、刑事の妻チャ・ジウォン(海乃美月)と人並みに幸せな人生を送っている。
順風満帆な二人だが、夫にはどこか影がある―― 。
彼は、かつてある村で起きた殺人事件の指名手配犯であり、連続殺人犯ト・ミンソクの息子“ト・ヒョンス”だった。
暗い過去から逃げるように、彼はペク・ヒソンと名乗り、身分を偽って生きてきたのだ。
しかし、そんな偽りの暮らしが崩れ始める── 。
刑事であるジウォンは、事件を究明していくうちに、夫の不可解な行動に疑念を抱き始める。
一方、本物のペク・ヒソン(和田優希)が長い昏睡状態から目覚め、自身の名前・戸籍が存在しない人間となった運命と対峙する──。
過去の事件が解き明かされる中で、様々な人々の人生が交差していく──。
14年間愛してきた夫が、実は殺人犯だとしたら……
そして、ヒョンスがなりすます”ペク・ヒソン”とは一体誰なのか──。
真実を前にしたとき、ふたりが出す答えとは?
あまりにも切なく、残酷な真実に涙が止まらないサスペンス・ラブストーリー。

出演は、主人公ト・ヒョンス(金属工芸作家、偽のペク・ヒソン)役を、A.B.C-Zのメンバーとして活躍する五関晃一が、主演で務めている。
そして、主人公の妻で本作のヒロインとして登場するチャ・ジウォン(ヒョンスの妻、カンス警察署刑事)役を、元宝塚歌劇団月組トップ娘役で初のストレートプレイに挑む海乃美月が演じる。
また、ペク・ヒソン(身分を取られた男)役に和田優希。イム・ホジュン役(カンス警察署強力3班の最年少刑事)役に久保廉。キム・ムジン(ヒョンスの同級生、週刊誌記者)役に安西慎太郎。チェ・ジェソプ(カンス警察署強力3チーム刑事)役に久保田秀敏。ヨム・サンチョル(職業紹介所社長)役を宮下雄也。ト・ミンソク(ヒョンスの亡き実父)役にみのすけ。コン・ミジャ(ヒソンの母)役を水夏希。さらに、ペク・マヌ(ヒソンの父で大学病院院長)役に羽場裕一。まさに演劇界を牽引する豪華キャスト陣が、濃密な心理戦を繰り広げる。
世界を震撼させた傑作サスペンスが、演劇界を牽引する才能たちと融合し、今、新たな芸術として昇華される。濃密な心理戦、切ない愛の物語、そして五感を震わせる生演奏の鼓動。すべてが一体となって生まれる舞台『悪の花』。その開幕に向けて取材会が行われた。
【コメント】

羽場裕一 海乃美月 五関晃一 和田優希 久保廉
ト・ヒョンス:五関晃一
世界初の舞台化ということでプレッシャーありましたけれども、我々なりの舞台版の『悪の花』を作り上げたつもりです。見どころは、まさに、なぜト・ヒョンスは、ペク・ヒソンを名乗っていたのかという部分がこのストーリーの軸となっています。ここでなぜかを言うわけにはいきませんけれども、そこをご覧になっていただきたいなと思います。ドラマは16話ありますが、それを2時間にギュッと詰め込んだ内容になっています。詰め込んだ分、より心をかき乱される充実した内容になっていて、その中で「愛」を見つけていただきたいと思います。原作ドラマを見たことがある方も、ない方も、楽しめる内容になっています。心をかき乱されたい方は、ぜひ劇場に足を運んでください。

チャ・ジウォン:海乃美月
韓国で大ヒットした「悪の花」という作品に舞台版で参加させていただけること、とても幸せに感じております。まず私自身初めてのストレートプレイのお芝居というところで、稽古場ではキャストの皆さまもそうですし、演出の鈴木勝秀さんにもすごくたくさんご指導いただきました。私なりに精一杯演じられたらいいなと思っております。このジウォンという女性は妻であり、そして刑事ではありますが、愛するということに対しての信念がとても強い女性だなということを、台本を拝見したときから感じておりました。もし私の夫が殺人犯だと言われたら、家族会議では済まないと思いますし、泣いても精神がぐちゃぐちゃになって生きていけないんじゃないかと思いますが、ジウォンはそこを逃げずに夫と向き合い、状況と向き合い、そして最後まで愛を貫き通すという強さを持っている女性なので、そういう女性に私自身すごく憧れながらお稽古をさせていただきました。舞台上で精一杯ジウォンを演じられたらいいなと思っておりますので、どうぞ楽しみに見に来ていただけたら嬉しいと思います。

ペク・ヒソン:和田優希
ペク・ヒソンに関してはどこまで話していいものか、役どころのお話しが微妙なので、僕個人のことを話させてもらうんですけど、演出家のスズカツ(=鈴木勝秀)さんとは2回目の舞台となり、僕が初めて舞台に出演させていただいた作品の演出もスズカツさんだったので、3年ぶりにご一緒させていただきました。当時は10代後半で、生意気だったと思うのですが、それなりに大人になって成長したなと思ってもらえるように、演技で見せたいと思います。そして、いらっしゃる皆様には、世界初の舞台ですから、全力で演じるので、楽しんでいただきたいです。

キム・ムジン:安西慎太郎
キム・ムジン役という週刊誌の記者の役を演じるんですけれども、本作の舞台では五関さん演じる偽のペク・ヒソン、ト・ヒョンスに影響を与えていくという役割でもありますので、そこをしっかりお見せしたいなとおもいます。また、見どころとしては、五関さんと海乃さんのお芝居。二人がどういう風に始まって、どこにたどり着くかというのがやっぱり本作品の一つの見どころだと思います。また、個人的には稽古でやってきたことをやるだけ、お客さん入った時にどんなものが役者として生まれるのかなというのが自分としては楽しみです。自分と仲間を信じてやっていきたいと思っております。

チェ・ジェソプ:久保田秀敏
僕は警察の人間ということで、自分とチャ・ジウォン役の海野さん、そして、イム・ホジュン役の久保廉くん、この3人で長年追ってきた事件を追っていくんですけれども、やっと解決の糸口をつかめたところで、警察としての信念を持ちつつ、このお話を前に進めながら、事件も追いながら、あとその中で生まれてくる人間関係だったり、愛の模様だったりを繊細に描いていきたいなと思っております。

イム・ホジュン:久保廉
この話をいただいた時に、スタジオドラゴン制作のドラマ「愛の不時着」を見ていた時だったので、めちゃくちゃ嬉しいなと思いました。また、韓国で数々の賞をもらっている作品で、初めての舞台化、世界初の舞台化ということも、全部が全部、嬉しかったです。その作品に出演できて、すごく嬉しかったです。そして、僕の役柄なんですけど、若手刑事の役です。五関くん、和田くんの先輩二人がいますが、その二人との関係性も含め、僕も見ていただければ楽しめるんじゃないかなと思います。ぜひご覧ください。とにかく見てください。お願いします。

ヨム・サンチョル:宮下雄也
僕の役どころはですね、良くないものを売っている商人。「いたってシンプルだろう」って言って、色々よくないものを売っており全く共感はできない役柄ですが、稽古中は五関くんとの稽古でのやり取りがとても楽しかったので、本番でいろんな形でお客さんに演劇を見せていけたらなと思います。

ト・ミンソク:みのすけ
役どころは、五関くん演じるト・ヒョンスの亡き父で、連続殺人犯です。この『悪の花』というタイトルの一番の悪の部分を担っていると思います。それから、とても個人的なことを言えば、僕が去年の秋に舞台に出演するはずでしたが、怪我からくる体の不調で降板することになってしまいました。今回舞台に復帰できるということで、こうして初日を迎えるのがとても感慨深いです。頑張ります。

コン・ミジャ:水夏希
和田くん演じるペク・ヒソンの母のコン・ミジャを演じます水夏希です。サスペンス・ラブストーリーということで、主にサスペンスの部分を担っています。人生ではなかなかあり得ない設定ですが、舞台上だけでは描き切れないほどのミジャの孤独と恐怖を楽しみながら演じたいと思います。見どころとしては、夫であるペク・マヌを演じる羽場裕一さんとの対決シーンですが、そこでは羽場さんの迫力に負けないよう、宝塚時代に男役であったことを活かして、くらいついて演じたいなと思います。
ペク・マヌ:羽場裕一
今回、サスペンスということで、派手なアクションや猟奇的で怖いシーンもありますが、実は自分のことを上手く表現できなくて、どうしても内向的になってしまいながらも心がものすごく動いている、そういう人たちが何を思って、それをどのように言葉にしていくか、そういう物語だと思って演じています。そうしたところが、少しで観ていただく方に伝わってほしいなぁと思いながら演じていきます。

【公演情報】
舞台『悪の花』
原作:「悪の花」(製作:STUDIO DRAGON脚本:ユ・ジョンヒ)
脚本・演出:鈴木勝秀
音楽:大嶋吾郎
CASTt:
五関晃一/海乃美月
和田優希 久保廉/安西慎太郎 久保田秀敏 宮下雄也
みのすけ 水夏希/羽場裕一
Musicians:大嶋吾郎(Vo, G ,Syn, Per)/GRACE (Dr, Per, Vo)/伊藤隆博(Kb)
●3/6〜15◎東京公演 IMM THEATER
●3/28・29◎大阪公演 森ノ宮ピロティホール
〈公式サイト〉https://akunohana-stage.jp/
〈公式X〉@akunohana_stage
©舞台『悪の花』2026/撮影:Ayano Tomozawa



