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株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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近未来の日本の現実の中で描くべきことは? CCCreaion Presents舞台『シオヒガリ』 

CCCreationプロデュースによる舞台『シオヒガリ』が、9月17日〜27日に、KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。本作は、あやめ十八番の堀越涼が脚本を書き下ろし、演出も手がける新作公演で、CCCreationと堀越によるオリジナル作品は、『沈丁花』『白蟻』に続く3作目となる。

物語は、温暖化による海面上昇で、国土の一部が水没した近未来の日本を舞台に、創作を巡る現実と、壊れかけた心身との狭間で、自らの「表現」と向き合う作家の姿を描く。
出演者は作家役の多和田任益をはじめ、平野良、鳥越裕貴、野田裕貴、谷戸亮太、彩乃かなみ、小口ふみか、武市佳久、中島多羅、牧田優希、笹川幹太、河村アズリ、並木柊人、長田健生、白井もえ、と演劇界で活躍する俳優たちが揃った。
音楽はあやめ十八番の吉田能が担当、生演奏を交えた舞台は、平原慎太郎(OrganWorks)と中川絢音(水中めがね∞)が、それぞれ振付した2つのバージョンが回替わりで上演される。

多和田任益からのメッセージ

堀越さん演出は今回で2度目となりますが、まだ1度しか演出を受けてないとは思えないほどに、2024年に同じCCCreationさんプロデュース、KAAT大スタジオで上演された舞台「白蟻」は僕にとっても深く深く刻まれた作品です。そして、今回は堀越さんの自伝的な要素も盛り込まれた特別な脚本なので、これまでにないくらい必死で役とセリフと向き合う稽古期間になりそうです。その稽古によく知っている信頼できる仲間がいて心強いです。お客様に忘れられない演劇を届けられるよう、芝居に没頭します。是非、劇場にお越しください。

平野良からのメッセージ

脚本・演出の堀越さんとは『白蟻』ぶりにご一緒いたします。同学年と言うこともあり、色々なシンパシーを感じるお方であると同時に、描く世界の精密さ、繊細さ、大胆さが嫉妬を覚えるほど素晴らしく、小説を読んだ後のような、自分が本当に体験した記憶のような残り方をする作品です。今回は演出家の役ということで今までに演じたことがない人種の人物をやらせていただきます。挑戦と自戒とを織り交ぜて作り上げていこうと思います。キャストの皆さんも心強く、また気心知れた方が多いので私自身も早くこの世界に触れたい気持ちでいっぱいです。年々暑くなる日本で、今後の不安や悩みをもつ全ての方へ送る今作をどうぞお楽しみに。

鳥越裕貴からのメッセージ

『シオヒガリ』脚本を読ませて頂きました。
とても良いタイトルだな。としみじみ思いました。
潮が満ち引きするように人と人との関係性や過去の記憶達が見えたり見えなくなったりと読みながら探る感じが『シオヒガリ』でした。自分の役柄も今の時点から愛着が湧いていまして、生き方の本質をついているかのような、側にいてくれてると何だか心強い素敵な男です。是非、KAAT劇場にお越し頂き、観劇後は海の潮風に当たるのが乙だな。と鳥越は思いました。お待ちしております。

野田裕貴からのメッセージ

以前、堀越さんの脚本・演出作品を拝見したときの衝撃が忘れられず…
今回、念願叶って出演出来ることを非常にうれしく思っております。
また、多和田くん、鳥越くんと梅棒以外で初めて共演させていただくのも新鮮かつ楽しみです。
振り付けが2バージョンある!というのも、それぞれがどのように立ち上がって行くのかとてもわくわくしております。
みなさまのご来場をお待ちしております。

谷戸亮太からのメッセージ

読めば読むほど変で面白い脚本だなと思います。いつの間にか、自分の立ち位置というか位相がクニャっと変えられちゃってるような読書体験。この脚本に、演出、キャスト、音楽、美術や照明、そして本公演では2バージョンある振付、それらが加わることよって作品世界がどんな風に立ち上がり客席の皆様の前で展開されるのか、今からとっても楽しみです。ぜひ劇場に観にいらしてください。

彩乃かなみからのメッセージ

これまで何作品か堀越さんの脚本・演出作品を拝見してきましたが、そのたびに言葉では言い表せない衝撃を受け、心を強く揺さぶられてきました。
「いつか堀越さんが創る作品の住人になりたい」
そんな思いを抱き続けてきた一人です。
台本を読ませていただいた瞬間、「あぁ、これです……!」と胸が高鳴りました。
別次元の言葉と言葉が折り重なり、
新たな景色を生み出す独特の世界観。
その中にどう溶け込み、自分自身を委ねられるのか。今回は私にとって大きな挑戦になると感じています。
劇場でぜひお待ちしています。

《あらすじ》
温暖化による海面上昇で、国土の一部が水没した近未来の日本。
酷暑の東京で、劇団「トコシエ」を率いる劇作家・的形修司は、新作公演の創作に追い詰められていた。
“社会を描くべきか。それとも、自分自身を描くべきか。”
評価、動員、時代の空気、仲間たちとの衝突―。
創作を巡る現実と、壊れかけた心身との狭間で、修司は自らの「表現」と向き合っていく。

公演情報

CCCreationプロデュース 舞台『シオヒガリ』

脚本・演出◇堀越涼(あやめ十八番)
出演◇多和田任益 平野良 鳥越裕貴 野田裕貴 谷戸亮太 彩乃かなみ 他

9/17〜27◎KAAT大スタジオ

https://www.cccreation.co.jp/stage/shiohigari/