クリス・ベイリー演出×増田貴久主演でブロードウェイの名作ミュージカル『20世紀号に乗って』上演決定! 

増田貴久

ブロードウェイの名作ミュージカル『20世紀号に乗って』が、増田貴久の主演で2024年3月12日〜31日に東京・東急シアターオーブにて、4月5日〜10日に大阪・オリックス劇場にて上演されることが決まった。

原作は、1932年にチャールズ・ブルース・ミルホランドが書き下ろした戯曲で、1934年にはアメリカで映画化され、さらに原作と映画をもとに1978年にはブロードウェイでミュージカル化され、トニー賞5部門を制覇した。その後、2015年にリバイバル上演され、トニー賞のリバイバル作品賞にノミネートされるなど、ブロードウェイ・ミュージカルの金字塔ともいえる名作として知られる。

今回の演出を務めるのは、ダンサーとしてキャリアをスタートさせ、現在は振付家・演出家として舞台・TV・ファッション・映画の各分野で活躍するクリス・ベイリー。
主役、オスカー・ジャフィを演じるのは、NEWS としての音楽活動をはじめ、舞台・ドラマ・バラエティ番組への出演と幅広く活躍する増田貴久。海外ミュージカル初挑戦となった『ハウ・トゥー・サクシード』では、抜群の歌唱力と表情豊かなダンスを十二分に魅せ大好評を博し、演出を手掛けたクリスに「一生懸命でまじめに取り組む方。ユーモアのセンスたっぷりにキャストを引っ張ってくださり、優雅に座長を務めている」と絶賛された。作品を通して確かな信頼関係を築いた二人が新たな作品にどのように挑むのか、期待が高まる。

共演には、ヒロインのリリー・ガーランド役に珠城りょう、オリバー・ウェッブ役に小野田龍之
介、オーエン・オマリー役に上川一哉、ブルース・グラニット役に渡辺大輔、レティシア・プリムロー
ズ役に戸田恵子と、手練れの実力派たちが集結した。

珠城りょう 小野田龍之介 上川一哉  渡辺大輔 戸田恵子

サイ・コールマン作曲の軽やかな音楽に乗せて個性豊かな登場人物たちが機知に富んだ駆け引きを繰り広げる、ひと時も目を離すことのできない作品となっている。

《STORY》
舞台は世界恐慌を脱出した 1930 年代初頭のアメリカ。ブロードウェイの劇場街にも再びネオンが灯り、人々が自信と活力を取り戻し始めている。
舞台演出家兼プロデューサーのオスカー・ジャフィ。派手好きで非情、そして誇大忘想気味の彼は、かつてはやり手のブロードウェイの花形プロデューサーだった。しかし現在は、多額の借金を抱え、シカゴの荒れた小さな劇場で芝居を打っていた。
オスカーは、マネージャーのオリバー・ウェッブと宣伝担当のオーエン・オマリーという腹心と共に、世界一と謳われる豪華客室を備えた高級列車「特急 20 世紀号」に乗り込み、オスカーの元恋人であり、現在はハリウッドの大女優リリー・ガーランドに偶然を装い会う計画を立てる。
過去に主催したオーディション会場で、リリーの才能を見抜いたオスカーは彼女を口説き、そして大女優に育て上げることに成功した。彼らは数年間、恋人として甘い生活を送ったが、オスカーの独占欲と嫉妬に耐え切れなくなったリリーは映画界に転身。その彼女を再び自分が手掛ける舞台に立たせることが、今のオスカーの目論みだった。
数年ぶりに彼の前に姿を現したリリーは新しい恋人、若き映画俳優のブルース・グラニットを伴っていた。しかし、リリーは、そんな彼に満たされていた訳ではなかった。仕事の面でも映画に飽き、舞台に戻ることを考えていて、ブロードウェイからの誘いに乗るため列車でニューヨークに行く途中である。
オスカーは彼女を執拗に口説いたがリリーは首を縦には振らず、またしても窮地に立たされたが、そこへ天から降って湧いた話が持ち上がった。何と彼の芝居のスポンサーになろうという人間が現れたのだ。レティシア・プリムローズ。製薬会社の会長である。スポンサーを手に入れようやく、オスカーとリリーの新たな旅が始まるかに見えたのだが……。

【コメント】
演出・振付:クリス・ベイリー
増田さんをはじめとする才能あふれる日本のキャストの皆さんと新たなプロダクションでご一緒できることがとても楽しみです。日本が創作活動をするのに素晴らしい場所である理由はたくさんありますが、(ご飯が美味しいという事以外でも!)特筆すべきは役者たちの創作活動に対する情熱です。彼らは言葉を単に英語から日本語にするだけではなく、アメリカン・ミュージカル・シアターのエッセンスを取り入れながら日米両国の歴史/文化的背景を汲み取り、作品として成立させていきます。そういった部分もお楽しみいただきたいです。
前回来日した『ハウ・トゥー・サクシード』からしばらく経ちましたが、増田さんは確実にこの作品に楽しさと輝きを与えてくれると期待しています。彼の豊富な経験、才能、技術によって私たちはオスカー・ジャフィという役の本質やユーモアをみつけていくプロセスを存分に楽しんでいけると思います。私は彼から溢れ出すエネルギーを感じられる稽古場での時間が恋しいです。 疲れ知らずのエネルギーや、作品への向き合い方は大変素晴らしく模範的でカンパニーを牽引してくれました。また、前作ではたくさんのダンスを見事にこなしましたので、今回の作品でも彼のダンススキルを存分に発揮できる瞬間をできるだけ見つけていこうと思います。
観客のみなさまには今回の全く新たなショーを通して増田さんの新たな一面をお楽しみいただきたいです。私たちは皆さんを驚かせ、笑わせ、単なる列車の旅以上のものにできると思います。そしてすべての素晴らしい列車の旅のようにチケットを手に取って、旅を楽しみ、ショーが始まる時とは全く違う素晴らしい場所に連れていけることを願っています。

増田貴久
『ハウ・トゥー・サクシード』のチームとまたご一緒できると聞いて、作品名を聞く前から「やりたい!」と即答してしまいました(笑)。前回がとても楽しかったので今からワクワクしています。
クリスとは『ハウ・トゥー・サクシード』で 2 回ご一緒して以来となります。前回演出の中で、ある曲の振付を実際に自分で踊って見せてくださったことがあって、見ていたキャストもスタッフもスタンディングオベーションするくらい素晴らしかったことがすごく印象に残っています。かわいらしくてかっこよくて、そんなクリスに少しでも近づきたいと、実演してくださったところを撮影して何度も見返していたことも思い出します。
この作品は、すごく長い間愛され続けていてこれまでにたくさんの方が演じてきた作品だと思います。作品の元々のファンの方にも、今回初めて観てくださる方にも、いつの時代も変わらず大切なこと、忘れてはいけないことを守りながら今の『20 世紀号に乗って』を届けたいですし、この作品はコメディなので、何も考えず笑って、楽しい時間を過ごしてもらいたいです。
ぜひ劇場に笑いに来てください!お待ちしています。

【公演情報】
ミュージカル『20 世紀号に乗って』
脚本・作詞:アドルフ・グリーン/ベティ・カムデン
作曲:サイ・コールマン
原作:ベン・ヘクト/チャールズ・マッカーサー/ブルース・ミルホランド
演出・振付:クリス・ベイリー
演出補・共同振付:ベス・クランドール
出演:増田貴久 珠城りょう 小野田龍之介 上川一哉  渡辺大輔 戸田恵子
可知寛子 斎藤准一郎 武藤寛 横沢健司
植村理乃 小島亜莉沙 坂元宏旬 咲良 篠本りの 田川景一 田口恵那 東間一貴 長澤仙明
MAOTO 増山航平 吉田萌美 米島史子 玲実くれあ
●2024/3/12〜31◎東京公演 東急シアターオーブ
〈料金〉S 席15,000 円 A 席10,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈チケット取扱〉チケットぴあサポートセンター(10:00~18:00 ※2023 年 12 月 27 日~2024 年 1 月 3 日休業) 017-718-8161
event@linkst.jp
●2024/4/5~10◎大阪公演 オリックス劇場
〈料金〉S 席15,000 円 A 席10,000円 B 席5,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~18:00 ※日祝休業)
〈一般発売日〉2024 年 2 月 3 日(土) AM10:00~
〈公式サイト〉 https://musical-onthe20th.jp

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