えんぶ新春特別企画 “旬”の演劇人に聞きました! 2024年「今年は○×#▲だ!」Vol.4

2024年1月9日に発売された「えんぶ2月号」の新春特別企画を10回に分けて掲載いたします。Vol.4

紅ゆずる(俳優)

今年は「断捨離」だ!

自分にとって必要ない物は8割以上捨てました。
必要なものだけを近く置いておく。
役作りも同様で、物に溢れていると心に雑念が入りますが、スッキリした空間で役作りをすると、良いアイディアが浮かびます!
役作りだけでなく、一般の方にも、これはオススメです!
是非断捨離してください!

【公演情報】

Classic Movie Reading Vol.2『風と共に去りぬ』
2/2~4◎I’M A SHOW(アイマショウ)
https://gwtw-reading.com

矢野昌幸(役者)

今年は「1992年生まれ」だ!

2023年、私が観た舞台で飛び抜けて印象に残ったコンプソンズ#11『愛について語るときは静かにしてくれ』とスペースノットブランク『松井周と私たち』この両作品の作家、金子鈴幸氏と中澤陽氏は共に1992年生まれだ。1992年生まれは他にも、ゆうめいの池田亮氏、贅沢貧乏の山田由梨氏、ヌトミックの額田大志氏、humunus(フムヌス)のキヨスヨネスク氏、いぬのせなか座の山本浩貴氏と新進気鋭の作家が豊作の年で枚挙にいとまがない。商業から前衛まで幅広く分布している。かく言う私は1989年生まれ。このビッグウェーブをただ黙って見過ごすわけにはいかない、いますぐ、プロフィールの生年月日を1992年に書き換えるんだ!

【公演情報】

まさゆきズ旗揚げ公演『まさゆきが上がる』
2/2〜4◎PARA theater
https://paratheater.com/de8452a6dfb44977b762a110947c855

宇月颯(俳優)

今年は「自分スタイル」だ!

以前から温めていたフィットネスの活動を、昨年11月から始めました!
舞台の経験を通して学んだ体のこと。
少しでもお役に立つ情報があるなら共有したいとコミュニティを作りました!
エンターテイメントとフィットネスの力で、応援してくださっている方々やフィットネスに興味のある方と一緒に、心身ともに元気で健康に過ごしていけるよう、“自分スタイル”で2024年も駆け抜けたいと思います!!

【公演情報】

宇月颯ソロライブ 『LATESTyle』(ラテスタイル)
2/3◎ライブハウス 銀座TACT
https://twitter.com/HayateUzuki/status/1723202270177972379

池田美樹(劇作家・演出家/劇団きらら)

今年も「雑談」だ!

「人の軽い言葉で心乱したくない」「自分に集中したい」、そんな願いを叶えてくれたコロナ禍。他者と雑談しない日々はとてもらくちん。宴会・観劇のお誘いは感染を理由にお断りし、「心を守るために」ワイドショーもネットニュースも遠ざけ…た結果、気付けば心身共に「おっくうのかたまり」に!って方、少なくないはず。他人のことでやきもきし、世間の動きにざわざわする、そんな時間に再び身を投じて、イライラざわざわした演劇を作りたいです。今年はいろんなところにお邪魔する予定なので、皆様是非、ざわざわしに来て下さい。

【公演情報】

親子で楽しむ「観る童話『はだかの王さま』」
2/4◎長崎市南部市民センター 多目的ホール
https://ekao-ng.jp/oyakodetanoshimudouwa/

植本純米(俳優)

今年は「波乱上等」だ!

昨年は色々ありました。先ず元旦にコロナ陽性。座組で複数出て一部公演中止。あと親のこと。それまで3年に1度だった帰省が3ヶ月に1度になり。10月には34年いた劇団を辞めました。精神的に過去イチしんどい舞台もありました。昔、北九州で占ってもらった時に「あなたは波風のない人生です」と言われてカッチョわり〜って思ったんだけど、2023年は暴風雨でした。で、今年も引き続き波乱な予感がします。でもそれを波乱と取るかイベント盛り沢山と取るかは自分次第。よし決めた! 今決めた! 今年は少し休養しようと思ってたけど、むしろ前のめりで行く! とにかく足を前に出す! 出したら次の足を出す! そしたらいつの間にか前進してる!

【公演情報】

『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』
2/6~25◎東京建物 Brillia HALL、広島、名古屋、宮城、福岡、大阪公演あり。
https://horipro-stage.jp/stage/nakamuranakazo2024/

有澤樟太郎(俳優)

今年は「20代最後の年」だ!

今年29歳になります。30代に向けてより充実した日々を送れるように、20代最後の年を堪能できる1年にしていきたいです!

松下優也(俳優)

今年は「真の紳士」だ!

ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」でジョナサン・ジョースター役を演じるので、彼が目指す「真の紳士」に僕自身もなれるように日頃から意識していきたいなと思っています! ミュージカルジョジョ観に来てね~。

東山義久(演出家・俳優/DIAMOND☆DOGS)

今年は「出会いの年」だ!

DIAMOND☆DOGSが20周年を終え、リフレッシュ期間としてメンバーそれぞれに活動することとした。
今まで以上に外の世界に目を向けて、沢山の人と出会い、刺激を受け吸収し、そしてまた発信したい。

【公演情報】

製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社

ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド』
2/6〜28◎帝国劇場、3/26〜30◎札幌文化芸術劇場 hitaru、4/9〜14◎兵庫県立文化センター KOBELCO大ホール
https://www.tohostage.com/jojo/#cast

美弥るりか(俳優)

今年は「1年生」だ!

昨年宝塚の初舞台から20周年を迎えて、今年は21年目なのですが、20年やってきた芸事の上に1年を積み重ねるというよりは、新しい1年生としてこれまでやってこなかったこと、例えばファッションやメイクのプロデュースなども積極的にやっていけたらと思っています。いまの時代だからこそできる自由な事柄にどんどんチャレンジしていく、新1年生の年にしたいです。

【公演情報】


明治座創業150周年ファイナル公演 舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』
2/6~3/3◎明治座
https://www.meijiza.co.jp/info/2023/2024_02/

荒井敦史(俳優)

今年は「準備」だ!

30歳を迎えて、20代の時に先輩方からよく『昔の記憶のままに動こうとしても身体が付いてこなくなってくる』なんて聞いてて、そんな事ないだろ。って思ってましたが、ちょっとした事で怪我したりが少しずつ出てきました。何においても、やはりいつでも出陣できる様に準備は大切だなと実感している所であります。笑
色々な面で準備をしっかりして2024年をいいスタートができる様にしたいですね。

異儀田夏葉(俳優)

今年は「素材で勝負してんじゃねぇ」だ!

ある日、友達から言われました。「昔、素材で勝負してんじゃねぇ!!って誰かに言ってたよね」と。どういう流れでそんなことを言ったのかまるで覚えていない自分が怖いのですが、私、言いそうだわ…と思いました。そして私、口悪いなぁ…、とも…。
人に言った何気ない一言がブーメランのように戻って自分に突き刺す、ということはよくありますが、何年もの時を経て戻ってまいりました。おかえりなさい。
果たして自分は、その言葉を誰かにぶっ刺した頃からアップデートできているのか。今はWindowsもバージョン11。Windows Vistaのままじゃないですか? 無事?
素材だってもちろん大切だけど、素材の味オンリーで勝負せず、美味しい味付けを知ったり、他の素材の手を借りたり、品種改良をちゃんとしていけるようにしたいものです。私よ、美味しくなろう。

【公演情報】

TAAC『かわりのない』
2/7~12◎新宿シアタートップス
https://www.taac.co/kawarinonai

楊琳(俳優/OSK日本歌劇団)

今年は「一球入魂、フルスロットル」だ!

今年に限らず、舞台は一期一会だと思いますので、その一瞬一瞬に命を燃やし、魂を込め誠心誠意お客様にお届けしています。本年は大阪松竹座、京都南座、新橋演舞場での公演もすでに発表されております。どの公演も、フルスロットルで一球入魂!! 全力でお客様に感謝の思いをお届けしていきます!

【公演情報】

ミュージカル『大阪ラプソディ』
2/8~12◎扇町ミュージアムキューブ・CUBE01
https://www.osk-revue.com/2023/12/17/1-88.html

横内謙介(劇作家・演出家/劇団扉座)

今年は「待つ」だ!

2023年は、忘れられぬ年になった。主に痛手を受けたのだが、それは「時」にしか癒せぬ深い傷である。
時を待つ。しかし待つことは停滞ではない。待つ人の内部で、精神は常に全力疾走している。
演劇人はそれを、ゴドーに教えられている。待ちつつ走る。

【公演情報】

扉座サテライト27期公演『リボンの騎士2024 ~県立鷲尾高校演劇部奮闘記~』
2/8~12◎すみだパークシアター倉
https://tobiraza.co.jp/ribbon2024

続き(vol.5)はこちら!
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