
俳優の井上芳雄が熱望した舞台化企画、『2026 親愛なるレニー リーディング・トライアウト公演』が9月20日〜22日ににP.O.南青山ホールにて上演される。
20世紀を代表する音楽家レナード・バーンスタイン。ニューヨーク・フィルハーモニックやウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など世界最高峰のオーケストラを指揮した天才指揮者であり、同時に『ウエスト・サイド・ストーリー』『キャンディード』などの名作を生み出した革新的な作曲家でもある。そんな彼の知られざる素顔を明らかにしたのが、吉原真里によるノンフィクション「親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語」。
ワシントンの図書館に所蔵されていた数百通の手紙には、バーンスタインと深い交流を続けた二人の日本人、「カズコ」と「クニ」との親密なやり取りが残されていました。今回の舞台化では、その手紙の数々をもとに、世界的芸術家と二人の日本人が育んだ絆、そして国境や文化を超えて結ばれた人と人とのつながりを描き出す。
本企画はバーンスタイン作品を愛する俳優・井上芳雄の発案により始動した。井上は2010年にはバーンスタイン作品である『キャンディード』に出演している。ミュージカル界を代表する俳優として第一線で活躍する一方で、自身もまた多くのファンレターを受け取ってきた立場でもあることから、手紙に込められた想いを描く本作に深く心を動かされ、自ら舞台化を提案した。
クリエイティブスタッフには脚本に高橋知伽江、演出に小山ゆうな、音楽監督に島健ら日本のミュージカル界を牽引するクリエイター陣が集結。
共演には豊かな歌声と卓越した表現力が魅力な長年にわたり数々の舞台で輝きを放ち続ける土居裕子、確かな演技力と華やかな存在感で注目を集める糸川耀士郎、端々しい感性と将来性を秘めた大倉杏菜が参加。レナード・バーンスタインへ宛てられた手紙に込められた言葉の数々を手がかりに、それぞれの人生が交差する瞬間をバーンスタインの音楽とともに舞台上に紡ぐ。
そのリーディング・トライアウト公演を、2026年9月20日~22日にP.O.南青山ホールにて実施する。2028年の本公演に先駆けて行われる本トライアウト公演では、創作過程そのものを観客と共有しながら、作品の可能性を探求。バーンスタインが大切にした、「人と人とのつながり」という精神を受け継ぎながら、出演者、創作陣、観客がともに作品を育てていく、実験的な創作の場となる。
【井上芳雄コメント】
本を読むのが好きで、新聞の書評欄で紹介されていた「親愛なるレニー」を知ったのが最初の出会いでした。レナード・バーンスタインと深い交流を持った日本人が二人いたことに驚き、その関係を知りたくて読み始めたんです。すると、思っていた以上にドラマチックな実話で、これなら演劇になるんじゃないかと思って企画をスタートさせました。
この作品はバーンスタインと、彼に魅了された二人の日本人の人生を描く物語です。誰かを好きになり応援したいという気持ちはだれもが共感できるものですし、その出会いや交流が人生を大きく変えていく姿に希望を感じています。
今回は2028年の本公演に向けたトライアウト公演です。お客様にも作品づくりの一員のような気持ちで参加していただき、ご意見をいただきながら、この物語を届けるのに一番いい形をみんなで探していきたいと思っています。
【公演情報】
『2026 親愛なるレニー リーディング・トライアウト公演』
原作:吉原真里「親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語」
脚本:高橋知伽江
演出:小山ゆうな
音楽監督:島 健
企画:井上芳雄
出演:井上芳雄/糸川耀士郎 大倉杏菜/土居裕子
ピアノ 松田眞樹
●9月20~22◎P.O.南青山ホール
〈公式サイト〉https://stagegate.jp/
〈公式X〉@catproduce



