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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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第1回「おぼんろシアター公演」上演中!

劇団おぼんろ第1回おぼんろシアター公演が10月12日に開幕した。
11月1日までの3週間、東京・王子のBASEMENT MONSTAR 王子に、おぼんろだらけの芝居小屋が登場した。原点作『狼少年ニ星屑ヲ』を核に、世界最高峰のパフォーマーたちの身体表現と物語が融合する奇芸譚『ロガルシャに捧ぐ』、声と言葉を頼りに想像の世界へ出かける暗がり朗読会『ジュロコロ』、子どもたちとの舞台創作『ごっこの空き地』、新作祝祭劇『ルミョグ~玉砕のへべれけオバケ~』など、多彩な演目を上演する。その舞台写真とレポートが届いた。

幕開けを飾ったのは、劇団員による暗がり朗読会『狼少年ニ星屑ヲ』。
劇場のドーム型の天井は、うっすらと青く照らされ見上げるとまるで夜空のよう。その下には、タングステンランプと蝋燭ランプのほのかな灯りがともり、いつもの劇場とは少し違う幻想的な景色が広がります。観客(以下、参加者)も懐中電灯を片手にその暗がりへ。かすかな灯りを頼りに席を見つけ、これから始まる物語を待つ時間にも、夜の探検に出かけたような高揚感が漂います。
やがて物語が始まると、語り部が脚本を照らす懐中電灯から漏れ出る小さな光はその顔や手元をも暗がりに浮かび上がらせ、声の響きや言葉の余韻、呼吸の音とともに物語を立ち上げました。
同じ場所で同じ言葉を聞きながら、一人ひとりの胸に生まれる景色は、それぞれに違うもの。語り部の声と言葉に参加者の想像力が重なり、ひとつの劇場から無限の世界へ出かけられる――そんな暗がり朗読会を皮切りに、おぼんろの芝居小屋は3週間にわたって物語をお届けします。

物語が「古典」と呼ばれる日を見据え、おぼんろの物語を繰り返し上演できる場所をつくりたい。その思いから始まったのが「おぼんろシアター」。
本公演では、劇団員による上演に加え、客演(以下、ゲスト語り部)を迎えたゲスト公演や、劇団員とゲスト語り部が共演するシャッフル公演を実施。語り継いできたおぼんろ作品に新たな風を吹き込むとともに、生まれたばかりの物語も届ける、おぼんろなりのレパートリー・シアターとなる。

初めての物語を見つけに、あるいは大切な物語にもう一度会いに。
何度でも足を運べる「物語の語られる場所」を目指し、11月1日まで、王子の芝居小屋でさまざまな語り部と物語が参加者を迎える。

【公演情報】
第1回おぼんろシアター公演
『狼少年ニ星屑ヲ』他
脚本・演出:末原拓馬
●10/12〜11/1◎BASEMENT MONSTAR 王子(北区王子1-18-5 地下2階)
〈チケット取扱い〉https://obonro.corich.co/obonro-theater/2026
〈公式サイト〉https://www.obonro-web.com/obonro-theater

  
【舞台写真:西川高史】