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額田大志による新しい日本語の音楽劇『スーパーマーケットの神話』開幕!  

撮影:冨田了平

作曲家・演出家・劇作家として活動する額田大志による新作音楽劇『スーパーマーケットの神話』~A Supermarket and Its Mythology~が、11月5日に東京芸術劇場シアターイーストにて開幕した。  

深夜のスーパーマーケット。店内に響く電子音、商品名、店員たちの何気ない会話。それらが音楽となり、いつもの風景が少しずつ違った表情を見せはじめる。
音楽と言葉、身体の関係を探求してきた額田が本作で取り組むのは、日本語の「語り方」を広げる、新しい音楽劇です。台詞、歌、ラップが交差する舞台で、日常のすぐそばにある生と死を描き出す。

撮影:冨田了平
撮影:冨田了平

本作は、東京芸術劇場のクリエイター支援プロジェクト「TMTギア」の一環として制作される新作で、2026年1月のワークショップ、3月のワーク・イン・プログレスを経て、11月に本公演を迎えた。

出演は、安東信助、佐山和泉、長沼航、原田つむぎ、没 a.k.a NGS、嶺川貴子、宮坂遼太郎の7名。額田が主宰する演劇カンパニー「ヌトミック」で創作を重ねてきた長沼航、原田つむぎに加え、佐山和泉、安東信助が参加している。

また、ラッパーの没 a.k.a NGS、音楽家の嶺川貴子、パーカッショニストの宮坂遼太郎も出演。異なる音楽的背景を持つ3名が、演奏だけでなく、登場人物として作品世界に加わる。没 a.k.a NGSが登場人物としてラップする場面も。俳優が言葉を発し、ミュージシャンが音を奏でる。その役割は、必ずしも固定されていない。台詞が音楽に変わり、音楽が物語を動かす。出演者それぞれの表現が重なり合うところに、この作品ならではの面白さがある。

撮影:冨田了平

《あらすじ》
地方都市の小さなスーパーマーケット。閉店間際、値引きシールを貼りながら働く店員たちの話題は、近所で起きた老婆の殺人事件へと移っていく。何気ない会話から浮かび上がる、生と死、そして日常の奇妙さ。バーコードの電子音や商品名、店員たちの言葉が音楽へと変わり、いつものスーパーマーケットが音楽と共に変容していく。

撮影:銀色なつみ
撮影:銀色なつみ

【コメント】

©Kana Tarumi

額田大志   
スーパーマーケットに行くと、ここには全てがある、と感じることがあります。その全てを覗き見るような、そんな音楽劇です。なんとなく生きていくことと、どうしようもなく死んでしまうこと。その両方を、描きたいと思いました。どこまでも並走する生と死の境界を、音楽の力を用いてジャンプしながら、語り尽くす演劇、になると思います。それなりに大きい、深夜のスーパーが舞台です。あれよあれよと騒がしい店内で、お待ちしています。 

【公演情報】
クリエイター支援基金 新しい日本語の音楽劇
TMTギア 『スーパーマーケットの神話』 ~A Supermarket and Its Mythology~
作・演出・音楽:額田大志(ヌトミック)
出演:安東信助(日本のラジオ) 佐山和泉 長沼 航(散策者/ヌトミック) 原田つむぎ(東京デスロック/ヌトミック)
没 a.k.a NGS 嶺川貴子 宮坂遼太郎
●11/5〜8◎東京芸術劇場シアターイースト
【アフタートーク】
11/6(金)19:00終演後 |額田大志×没 a.k.a NGS×伏見 瞬
11/7(土)14:00終演後 |額田大志×宮坂遼太郎×嶺川貴子
11/7(土)19:00終演後 |額田大志×岡田利規(東京芸術監督 舞台芸術部門芸術監督)
〈問い合わせ〉東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
〈公式サイト〉https://www.geigeki.jp/performance/theater420/