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前川知大の作・演出、桐谷健太、和希そら、浜田信也らが出演『聖地X』開幕!

PARCO劇場にて11月5日、PARCO PRODUCE 2026『聖地X』が開幕。開幕前の会見には桐谷健太、和希そら、浜田信也、こがけん、馬渕英里何、作・演出の前川知大が登壇。そのコメントと舞台写真が届いた。

本作は、SFやホラー、怪談など“目に見えないもの”との関わりから人間の本質を描いてきた劇作家・演出家であり、劇団イキウメ主宰・前川知大の代表作の一つ。2015年にシアタートラムで初演、2021年には映画化され大きな話題を呼んだ本作を、PARCO劇場で上演する。前川のパルコ・プロデュースへの登場は2009年『狭き門より入れ』、2010年『抜け穴の会議室~Room No.002~』、2020 年『迷子の時間 -語る室2020- 』に続き、6年ぶり4作目となる。今回の上演にあたり時代の変化を反映させた台本へと改訂した。ドッペルゲンガーの出現をきっかけに、思いこみや、人が信じることの力を描く前川ワールドの真骨頂ともいえる SF コメディとなる。

主人公の山田輝夫には、2002年の俳優デビュー以降数々の話題作に出演し、舞台への出演は『醉いどれ天使』以来5年ぶりの野性味と繊細さを兼ね備えた演技が魅力的な桐谷健太。
輝夫の妹・要には、2024年に宝塚歌劇団を退団後、ミュージカル作品への出演が続き、本作で初めてストレートプレイに挑む和希そら。
要の夫・滋には、劇団イキウメで圧倒的存在感を放ち、2015年に続いて同役を務める浜田信也。
また、輝夫の同級生・江口には、お笑い芸人として活動しながら多数のミュージカルに出演し、活躍の場を広げるこがけん。舞台の一つとなるレストランの従業員には、舞台・映画・ドラマと幅広く活動し、自然体でリアリティあふれる演技に定評のある池田良。山田家の家政婦・百瀬には、中学時代に世田谷パブリックシアター演劇部に参加、発声やダンスの基礎を学び、以降舞台を中心に活動する土本燈子。山田家のマンションの入居者・大河原には映画、ドラマを中心に活動しており本作が舞台出演2作目となる渡辺光。
さらに、レストランオーナーには、ナイロン100℃や阿佐ヶ谷スパイダースなどの舞台で活動し、唯一無二の存在感で作品を支える村岡希美。滋の上司・星野には、コミカルからシリアスまで硬軟自在に演じ分け作品に深みを与える馬渕英里何と多彩な実力派が集結した。個性際立つ俳優陣を迎え、前川知大のマスターピースである本作を届ける。

【あらすじ】
ある田舎町。裕福な実家で働きもせず、悠々自適に暮らす山田輝夫。
そこへ妹が夫と別居して戻ってくる。しばらくして妹の夫が山田家に現れる。
しかしその夫は、同時に東京にも存在していた。ドッペルゲンガー。
輝夫はこの不可解な事態を独自に調べ始める。
すると過去にも似たような事件が起きていたことを知る。
思いをかたちにする未開の聖地。
あなたの中の私が、独り歩きする。

【コメント】
前川知大:作・演出
(前回の上演から)俳優が変わると、やっぱり作品が全然変わるんだということを実感しました。もちろんそれぞれの俳優が登場人物として生きられるように、面白く見えたらいいなと思って稽古していましたが、役者のセリフや演技で、自分でも思ってもみなかったことが稽古場でどんどん出てきました。「あ、こういう形で面白くするんだ」とみなさんに教えられることもすごく多く、作品が自分の中でまったく新しくなるような経験でした。桐谷さんをはじめとするみなさんがこの作品を面白がって、「どうやったら面白く出来るのか?」とそれぞれが考えてくれているのがすごくありがたかったし、いい稽古場だなと感じました。個性的なキャストが集まって、稽古も順調に進んでいい感じに仕上がっておりますので、楽しみにしていただけたらと思います。

桐谷健太[山田輝夫 役]
いよいよ開幕ということで、すごくワクワクドキドキ、ウキウキしています。
本当に独創的で、少しゾクッとする世界観でもありますが、会話はすごくリアルで面白おかしかったりするのでそのバランスが本当に絶妙だなと思います。日々稽古していく中で新たな発見がすごくたくさんある作品だなと感じました。
稽古場ではみんなでアイデアを出し合って、作品に色々な角度からのアイデアが盛り込まれているので、皆さんと一緒に作り上げているなという感覚が心地よく、僕にとってすごくいい稽古になりました。
本当に素敵な共演者のみなさんと演出家の前川さん、頼もしいスタッフのみなさんと一緒に創り上げたこの作品がようやくお客様に届けられることをすごく嬉しく思っています。最後まで楽しみながら大切に演じていきたいです。
ぜひ劇場に来て、みなさんも僕たちと一緒にこの不思議で面白い世界を体験してみませんか?劇場でお待ちしております。

和希そら[東要 役]
稽古に参加する前から、ミュージカルと違ってストレートプレイではこれをしてはいけないんじゃないか、などが自分の中でたくさんあって、最初はどこにチャンネルを合わせたらいいのか悩んだところがありましたが、それに前川さんが気付いてくださって、そこから段々と一歩ずつ進めた感覚がありました。皆さんに助けていただきながら今に繋がってきたかなと思います。
この『聖地X』は、お客様も登場人物と一緒に考えられる作品なので、実際にお客様が入ってどういう空気感になるのか楽しみですし、個人的にはずっとプンスカしている時間が長いので、顔のシワを増やしながら頑張りたいと思います(笑)。

浜田信也[東滋 役]
今回、自分の中ですごく大きな発見がありました。ネタバレになってしまうのでお伝え出来ないのですが(笑)、その発見を自分の中で活かして、お客様にも楽しんでいただけたらいいなと思います。
笑いが絶えず、キャスト・スタッフの皆さんも穏やかで、好きなように自分の意見を言えて、お互いを尊重しながら過ごせる。とても居心地がよく、風通しの良い楽しい稽古場でした。この楽しさがきっとお客様にもそのまま伝わると思いますので、ぜひ劇場にお越しください。

こがけん[江口塔而 役]
『聖地X』は脚本が本当に面白くて、笑いと恐怖の緊張と緩和は凄く相性がいいんだなと思いました。桐谷さん、浜田さん、馬渕さんはほぼ同世代なので、気を遣わずにマイペースに過ごせて、楽しく稽古が出来ました。会ったこともない人たちとの同窓会をやっているような気持ちです(笑)。
(初めてのストレートプレイに挑戦してみて)例え話をよくするキャラクターなので、すごくセリフが多かったことと、どのくらいの声量で話せばいいのか初めはわからず稽古中はオーマイガー!でした。
ホラーでありながらコメディの要素もあって、どのようなジャンルの作品と一言で表すことができないので、こういうものだろうと決めつけず観にきていただきたいです。観に来てくれないとオーマイガー!

馬渕英里何[星野一恵 役]
(PARCO劇場に初めて立ってみて)すごく観やすい劇場で、舞台が低いので、(劇中で行う)蛇拳のポーズでふらついて落ちても大丈夫だなと思いました(笑)。
この1か月稽古場が本当に楽しくて、ずっと笑っていた1か月でした。稽古場を離れるのがすごく寂しいです。開幕したら私は客席から他の皆さんの演技を見られなくなってしまいますが、この目線をお客様に渡して、お客様に作品を育てていただけるのが楽しみです。

【公演情報】
PARCO PRODUCE 2026 『聖地X』
作・演出:前川知大
出演:桐谷健太 和希そら 浜田信也
こがけん 池田良 土本燈子 渡辺光
村岡希美 馬渕英里何
●11/5〜29◎東京 PARCO劇場
●12/5〜7◎大阪 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
●12/19〜20◎香川 シアターマド(丸亀市民会館) 大ホール
〈公式サイト〉https://stage.parco.jp/program/seichi-x

【撮影:岡千里】