
KAAT神奈川芸術劇場では、作・ラメシュ・メイヤッパン、演出・マシュー・レントンによる『Love Beyond(Act of Remembrance)』上演する。
本作は、手話(英国手話)、視覚言語、口話でのセリフ(英語)を、繊細かつ豊かに表現したラブ・ストーリーで、聴覚障がいのある観客と聴者の双方が等しく楽しめる作品を目指している。
国際的に高く評価される演劇アーティスト、ラメシュ・メイヤッパンの最新作で、演出は、KAATで2024年に上演した『品川猿の告白Confessions of a Shinagawa Monkey』で記憶に新しいマシュー・レントン。自身もろう者である、ラメシュ・メイヤッパンは、視覚的・身体的演劇を融合させた作品を創作する演劇クリエイターとして高い評価を得ており、今作では、聴力を失い、認知症が進むハリーを演じている。
演出のマシュー・レントンはKAATへのメッセージで、「本作には私の興味が詰め込まれている。それは言葉やコミュニケーションの在り方や、発話される言葉だけがコミュニケーションの方法だろうかという思い。そうした考えに向き合いながら、美しい視覚要素を使い、掘り下げ、表現した」と語り、手話(英国手話)、視覚言語、口話でのセリフ(英語)を、繊細かつ豊かに表現したラブ・ストーリーとなっている。
《あらすじ》
耳の聞こえないハリーは、ケアホームの一室で暮らし始める。看護師メイは懸命に寄り添うが、手話が分からないまま言葉を重ね、二人はすれ違ってばかり。やがて、部屋で過ごすハリーの心のなかに、亡き妻エリーズとの時間が幾度もよみがえる。レストランでの初めてのデート、海辺で過ごしたひととき、手話を通して確かめ合った愛。しかし、認知症の進行とともに記憶はほころび、過去と現在の境界が少しずつ揺らぐなか、メイがやっと覚えた手話さえも、ハリーは忘れ始める。そして、ある“名前”と出来事をきっかけに、夫婦の人生に刻まれた大きな喪失が輪郭を帯び始める。
【公演情報】
A Raw Material & Vanishing Point Co-Production
『Love Beyond(Act of Remembrance)』
作:ラメシュ・メイヤッパン
演出:マシュー・レントン
出演:リンクー・バーパガ、エリシア・ダリ、エイミー・ケネディ、ラメシュ・メイヤッパン
●6/12〜14◎KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
〈公式サイト〉https://www.kaat.jp/d/lovebeyond



