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株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
公演情報、宝塚レビュー、人気作優のコラム・エッセイ、インタビューなど、楽しくコアな情報記事が満載!
ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
公演チケットで広告掲載

池谷のぶえの「ぶっく TO THE FUTURE」vol.7

舞台「ウェンディ&ピーターパン」東京公演、無事閉幕。このコラムが更新される頃は、大阪公演の折り返しあたりです。元気にしてますか? 大阪公演中のわたしたち。

東京公演中、お天気はずーっと雨のマークがついていて梅雨の本気を感じていましたが、ぼんやりしているうちに夏が来るではないですか!
私の嫌いな夏がよぉ!

ですが今年はスイカに夢中なので、スイカのためなら夏も仕方ないかもしれません。
スイカに興味のない人生を送ってきましたが、わからないものですね。
これからも、思いがけないものを好きになれるかもしれません。

ちきしょう、いい感じにまとまってしまった…夏め‼︎

さてこのコラムは、演劇界のいまを伝え続ける雑誌「えんぶ」を、1986年4月創刊の「演劇ぶっく」時代から遡り、毎月1号ずつ感想を綴るコラムです。

「演劇ぶっく」と「えんぶ」はなんと、創刊号から最新版まで、下記URLにて無料でダウンロードし閲覧できるのです。
https://enbutown.com/museum/free-gallery/

では今回は、「演劇ぶっく」1987年5月発行の第7号へ、ぶっく TO THE FUTURE!
https://enbutown.com/museum/2026/01/30/engekibook007/

*****

表紙→夢の遊眠社

不適な笑みをたたえた野田さんが表紙です。

→特集 夢の遊眠社 野田秀樹インタビュー

野田さんの普段の言葉は、クレバーでダークで面白い。インタビューの中で、好きな文章をピックアップ。
「役者って怠けものだから、絶対にラクする方法に行くのね。コツを覚えちゃうのね。その時に必ず変えてやらないと」
「どうだろ、ずっと止まってるものって色っぽいかな」
「もう、そろそろテントの色がなくなっただろうから…」

→銀座セゾン劇場公演「カルメンの悲劇」

演出:ピーター・ブルック
演劇の原点と、言葉以前のものを求める旅…なんだかちょっぴりわかる気がする。
ずっと演劇をやっていると、素敵なところに慣れてしまう気がする。
ちょっとだけ原点を見てみたい、感じてみたい。ピーター・ブルック氏は、出会えたのかしら。

→小宮孝泰+劇団ショーマ公演「パズラー」


2026年春、小宮孝泰プロデュースvol.10 「知らぬが仏、見ぬは極楽」を拝見しましたが、とても面白かったです。小宮さんはこの頃から、演劇に精力的だったのですね。

→ランダムアクセス


劇団21世紀FOX公演「ブドリ 眠れぬ夏の月」
なななな懐かしい‼︎
私が大学1年生の時、演劇サークル「劇団昏々睡々」入団後初めてやった作品です。
演劇部に男性がたくさんいるというのも、入場料をいただくというのも、芸名をつけていいというのも、完全暗転というのも、いろいろな初めてがありました。
そんな中でも、「池谷さんの演技は、眠くなるね」と言ってくださったシルク先輩(芸名)のおかげで、演劇の階段を一段登れたと思ってます。
高校生までの演劇は、お客さんのこととかまるで考えてなかったのだなぁ。

→特集インタビュー TOKYOはじめて物語

いろいろな俳優さんたちの、上京インタビュー。
家賃相場は違えど、いまも共感できるなにかがありそうな。

→ 野田秀樹に100の質問ぜめ

・好きな言葉 ねえな。
・好きな動物 動物は全般的にあんまり好きじゃない。
・尊敬する人物 ないない。
・ズバリ、演劇とは しるか!

100の質問ぜめ、いいですね。
人となりが見えて楽しい。

→夢の遊眠社「明るい冒険」

写真集のごとき、舞台写真の数々。
ネットもまだ本格的じゃない時代、こんなにもたくさんの舞台写真が見られることは、とてもワクワクしたんじゃないかしら。

→蜷川VS中根


この史上最強のプッツン・コンビ「栄光の光と影」後編
どんどん過激に、マニアックな内容になってまいりました。

→もう、男性版だけじゃつまらない。
ついに実現、女たちの、第三舞台。

第三舞台の女優さんたちが、木野花さんの演出で公演するという。オフィス・ザ・サード・ステージ第一回プロデュース公演と銘打っている。
サードステージさんの第一回公演がこれだったのですね。
生まれたての瞬間を見られました。

→ Media Mix
演劇ライティング・マン(照明家)たちにスポットon!

「いい芝居のカーテンコールの瞬間が何よりも最高ですね」
「僕は特殊でね、よくなぐられました。(中略)ピンがズレたりする度に一発ずつ…」
などなど、照明家さんたちへのインタビューコーナー。
毎日お世話になっておきながら、舞台と調光室は遠く離れていたりするので、なかなかお話しする機会が持てないのが、照明さんや音響さんです。
各部署、いろいろなご苦労がありますな。

→ 遊◎機械全自動シアター
シーズンオフシアターらいぶPart II
涙なしで玉葱の皮をむく方法
-むかし僕の台所は涙でいっぱいだった-
完全実況誌上公演
Photo and Scenario Story

7ページにおよぶ、渾身の実況中継。

→ 超豪華! 劇団NIKKORi
春のオーディション

若かりし頃の、坂口真人編集長が審査員!
上杉清文さん、南伸坊さん、糸井重里さんなど、豪華な審査員。

→ 小劇場演劇の軌跡⑦
役者たち・その光と影

大好きな、扇田昭彦さんのコラム。
私がリアルに見られていない、素晴らしき役者さんたちへの扇田さんからのラブレター。憧れてしまうなぁ。

→一周年のプレゼント

一周年記念号だったのですね。おめでとうございます!
テレフォンカード、公演のビデオVHSかβを選択…ノスタルジックすぎるプレゼント!

→ from Readers

17歳や18歳や22歳や、ちょうどその頃の私と同い年の方々が、演劇に対する情熱的なおたよりを寄せています。
みなさん、いまはどうしていらっしゃるのかしら。きっとこれを読んだら、あの頃の気持ちが一気に蘇るのでしょうね。

*****


このコラムも、やっと「演劇ぶっく」1年分を遡ることができました。記念して、テレフォンカードを…と言いたいところですが、いまテレフォンカードを使える公衆電話ってあるのかしら…画期的でしたよね、テレフォンカード。
便利なものは、だいたいカードの状態を通過するような気がします。

まだ梅雨が続いていますが、傘とかは、昔からずっと進化しないなぁ…いつか、カードになるでしょうか。

PROFILE

池谷のぶえ
いけたにのぶえ│94年より04年の解散まで劇団「猫ニャー」(後の「演劇弁当猫ニャー」)の劇団員として活動。解散後は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作品、NODA・MAP、蜷川幸雄演出作品など数多くの舞台に出演。

出演情報

【舞台】
Bunkamura Production 2026 DISCOVER WORLD THEATRE vol.16
「ウェンディ&ピーターパン」
作:エラ・ヒクソン〈J.M.バリー原作より翻案〉
翻訳:目黒条 髙田曜子
潤色:山本卓卓
演出:ジョナサン・マンビィ
美術・衣裳 :コリン・リッチモンド
大阪:2026年7月13日(月)~20日(月・祝) フェニーチェ堺 大ホール
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/26_wpp.html
https://kyodo-osaka.co.jp/search/detail/12863

【舞台】
KAATキッズ・プログラム2026「子どものためのうつくしい国」
原作:ヤヌシュ・コルチャック
訳:中村妙子
作・演出:ノゾエ征爾
音楽・演奏:田中馨
振付:熊谷拓明
2026年8月16日(日)〜23日(日) KAAT 神奈川芸術劇場 中スタジオ
https://www.kaat.jp/d/kodomono

【映画】
「Piccola felicità(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜」
企画・監督・脚本・プロデュース・主演:水谷豊
順次、全国拡大公開中
https://piccolafelicita.jp/

【テレビ】
Eテレ
アニメ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」
毎週金曜 18:40~ / 毎週土曜 17:45~
声:銭天堂の店主・紅子役
https://www.toei-anim.co.jp/tv/zenitendo/