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株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
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(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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劇団青年座がトム・ストッパードの『ハード・プロブレム』を上演

劇団青年座が「海外現代戯曲シリーズ」第9弾として、英国演劇界の巨匠トム・ストッパードの人間ドラマ『ハード・プロブレム』を9月5日(土)~13日(日)吉祥寺シアターで上演する。

トム・ストッパードは映画『恋に落ちたシェイクスピア』でアカデミー賞を受賞、演劇では『コースト・オブ・ユートピア』でトニー賞最優秀作品賞を受賞するなど世界的な規模で活躍した劇作家・脚本家で、本作の『ハード・プロブレム』は2015年にナショナルシアターで初演され、AI社会の到来を予感して「人の心」について問いかけた問題作。

那須凜からのメッセージ

この物語の主題となっている「意識のハード・プロブレム」とは何か?
簡単に説明すると、物質で構成されているはずの脳から、なぜ「心」「意識」といったモノが生まれるのか?という問いです。
これは未だに科学でも証明されていない謎です。その「意識」を研究する心理学者、ヒラリーという女性を演じます。
ある脳科学研究所で展開されていく物語では、様々な分野の研究者たちが「人に善はあるのか?」「神は存在するのか?」「コンピュータに心はあるのか?」といった、普遍的でとても興味深い論争を繰り広げます。
そんな賢い人々の科学的な論争の中にも、不思議な人間関係が垣間見えていきます。
「心なんて存在しない」と語る科学者たちの、なんとも人間らしい感情や行動に注目して欲しいです!
巨匠トム・ストッパードさんの戯曲の奥深さ、緻密さ、知的さに、度肝を抜かれる日々です。
毎日発見を重ねながら、このハードな物語を
人間関係のドラマとして昇華できるよう切磋琢磨しています。
知的エンターテインメントの世界を、皆様是非お楽しみに!

《ものがたり》
大学で心理学を専攻するヒラリーが幾多の関門を乗り越えて世界から優秀な人材が集まる「脳科学研究所」に勤務する。人の行動や思考を科学的論理で捉える同僚たちの中で、ヒラリーは人には現代科学では説明できない「何か」があると信じて中国系アメリカ人のボーとともに、「人間の意識はどうして生まれるのか」についての研究を進めるのだが・・・

公演情報

青年座『ハード・プロブレム』

作◇トム・ストッパード
翻訳◇小田島創志
演出◇金澤菜乃英
出演◇久留飛雄己 那須凜 前田聖太 横堀悦夫 市橋恵 遠藤好 佐藤祐四 角田萌果 万田千尋 小田島優月(劇団ひまわり)
9/5〜13◎吉祥寺シアター
https://www.seinenza.com/information/detail/id=611