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ミュージカル『南くんの恋人』製作発表会レポート! 

世古口凌 竹野世梛 太田駿静 Who-ya 高橋由美子

12月6日より東京・日本青年館ホールにて上演されるミュージカル『南くんの恋人』。その上演に先がけ、出演キャストによる製作発表会が、11月5日に開催された。

内田春菊による漫画『南くんの恋人』は、1990年から2024年まで5度にわたりドラマ化されるなど、世代を超えて愛され続けてきた人気作品。今回、初めて”J-POPミュージカル”として舞台化される。

「ただのクラスメイトだった」「君が小さくなるまでは」というキャッチコピーのもと、それぞれに異なる価値観や孤独、葛藤を抱えた登場人物たちが、聡介と千代光のふたりの深くかけがえのない繋がりや、ふたりの選択にどのような影響を与えていくのか。今までとは違う新しい「南くんの恋人」が立ち上がる。

南聡介役は、OCTPATHのメンバーで舞台初出演となる太田駿静(OCTPATH)と、国内外で活躍するアーティストWho-ya(Who-ya Extended)。堀切千代光役は、ダンスボーカルユニットICExの竹野世梛(ICEx)とスーパー戦隊シリーズなどで活躍の幅を広げる世古口凌が、それぞれWキャストで務める
さらに、物語の鍵を握る白いカラス・シロ役には、1994年ドラマ版の『南くんの恋人』でヒロインを務めた高橋由美子。演出・歌詞構成は、オリジナル作品から2.5次元舞台、ミュージカルまで幅広く手掛ける元吉庸泰が務める。

製作発表会では上記キャスト5名と元吉庸泰が登壇。作品に向けた思いや見どころ、Wキャストならではの魅力などを語り、劇中歌の一部を披露した。

元吉庸泰 世古口凌 竹野世梛 太田駿静 Who-ya 橋由美子

《製作発表会レポート》
劇中歌3曲をメドレーで披露
まずはじめに、田野優花、秋野祐香、畠山理温、中田凌多、日暮誠志朗演じる同級生キャストと、アンサンブルによる『スクールライフ』。塾や部活、SNSに追われる高校生たちが、日々を生き抜く“サバイバル”のような学校生活を力強く歌い上げました。
続く『瞬く星』の舞台は、新月の夜の砂浜。偶然居合わせた聡介、千代光、カラスのシロが、日常のざわめきや孤独をひととき忘れ、幾千もの星が流れる夜空に見入る場面を歌で描きました。
最後の『人生をとりもどせ』は、小さくなった千代光が、無気力な聡介に「人生から逃げるな!」と発破をかけるナンバー。互いに向き合い、ふたりの間に絆が生まれていく様子を、エネルギッシュな歌で表現しました。高校生たちの日常から静かな星空、そしてふたりが前を向き始める場面へと、3曲で表情を変えていく音楽が、作品の世界を伝えました。

登壇者6名が語る、新たな「南くんの恋人」ができるまで
楽曲披露の後は、太田駿静、Who-ya、竹野世梛、世古口凌、高橋由美子に加え、演出・歌詞構成を務める元吉庸泰が登壇しました。
出演が決まったときの心境を聞かれた太田は、「宝物をいただいたような感覚」と振り返りました。長く愛されてきた作品に参加するプレッシャーもあったといいますが、今は楽しみの方が大きく、稽古では役の気持ちを保ったまま芝居から歌へ移ることを意識しているといいます。演技の仕事が初めてのWho-yaも、当初は驚きやプレッシャーがあったものの、稽古が始まってからは楽しみながら取り組んでいるといい、聡介という「自分とは違う人生を生きる」ことで、普段は知らない自分に出会える気がすると語りました。

初舞台となる竹野は、緊張や責任を感じながらも、「新しい扉を開きたい」と出演を決意。映像での芝居を経験してきたからこそ、目の前の観客に歌や芝居で気持ちが届くよう、感情を表に出すことを意識していると話しました。世古口は、千代光役に決まり、舞台上で「どうちっちゃくなるのか」が楽しみだったと振り返ります。同じ役を演じる竹野とは歌稽古から一緒に取り組み、互いに気づいたことを伝え合っていると明かしました。

そんな4人の稽古を見ながら、自分の初舞台を思い出すこともあるという高橋。1994年のドラマ版でちよみを演じて以来、約30年を経てカラスのシロ役として再び作品に関わることを「何かの運命だと思っています」と語りました。制服姿のキャストたちと並ぶ自身を、合唱コンクールの“引率の先生”にたとえる一幕も。若いキャストたちの、熱くて青くて新鮮な空気が客席に届くよう、支えていきたいと話しました。

世古口が楽しみにしている“千代光がどう小さくなるのか”については、元吉が企画を聞いて真っ先に考えたことでもありました。演劇や映像の見せ方を取り入れ、観客の想像力も借りながら、千代光が小さくなったことを視覚的にも伝えるといいます。大きさの異なる二人が同じ場にいる驚きや、その光景から観客が何を感じるかを大切にしたいと語り、舞台ならではの仕掛けにも注目してほしいと呼びかけました。

楽曲の話題では、太田が「ラップがあります」と明かし、バラード調の曲から難度の高いラップまで、聴きどころの多さを紹介しました。Who-yaは、当初はAメロ、Bメロ、サビという構成を想像していたものの、実際の楽曲はテンポもリズムの乗り方も幅広かったと振り返りました。竹野は、普段聴くJ-POPにも通じるメロディーやリズムに親しみやすさを感じたといい、世古口は、歌っていると星空が浮かぶような幻想的な楽曲にも注目してほしいと話しました。
高橋は「覚えるのが大変」と率直に話し、一曲の中でテンポが変化する難しさに触れました。元吉も、リズムが変わってもビートがつながっていたり、いったん消えたモチーフが別の形で現れたりする音楽の遊び心を紹介。会見前日には、全員がそろって歌を交えた本読みを行い、若者たちの勢いや青春の戸惑い、大人の寂しさまで、登場人物のさまざまな心情を音楽が運んでくれると感じたそうです。

【出演者コメント】


太田駿静(OCTPATH):南聡介役(Wキャスト)
出演のお話をいただいたときは、宝物をいただいたような感覚でした。長く愛されてきた作品なのでプレッシャーもありましたが、今は楽しみの方が大きいです。稽古では、聡介の気持ちのまま芝居から歌に入り、また芝居に戻ることを意識しています。この作品では、登場人物たちが踏み出す小さな一歩が、最後には大きなものになっていきます。僕たちが一歩進む姿を見てくださった皆さんにも、ご自身が一歩踏み出すきっかけを届けられたらうれしいです。ぜひ劇場へお越しください。

Who-ya(Who-ya Extended):南聡介役(Wキャスト)
演技のお仕事は今回が初めてで、南くんとして参加することにプレッシャーもありました。稽古が始まった今は、聡介という自分とは違う人生を生きる中で、普段は知らない自分にも出会える気がして、楽しく取り組んでいます。音楽や歌がつくる壮大な世界の中で、人と人の物語を大事にしている作品です。観終わったあと、友達や家族、きょうだい、あるいは関係に名前がなくても、大切に思う人をふと思い出せるような作品になればと思います。ぜひ劇場へお越しください。

竹野世梛(ICEx):堀切千代光役(Wキャスト)
出演のお話をいただいたときは、率直にうれしかったです。初めての舞台に緊張や責任も感じましたが、自分にとって新しい扉を開きたいと思ってお受けしました。これまでは映像作品でお芝居をしてきたので、稽古では、目の前のお客様に届くように、歌でも芝居でも気持ちを表に出すことを意識しています。観に来てくださった皆さんの中にいろいろな感情が残って、「また観たい」と思ってもらえるような作品を届けたいです。素敵なミュージカルになるよう、これからも全力で頑張ります。

世古口凌:堀切千代光役(Wキャスト)
初めて台本をいただいたときは、涙が止まりませんでした。皆さんと改めて本読みをしたときも、うまく言葉では説明できないのですが、すごくグッとくるものがありました。歌稽古では、同じ千代光役の竹野くんとお互いに気づいたことを伝え合っていて、もうすでに助けてもらっています。これからも支え合いながら、いい作品にできるよう頑張っていきたいです。本当に温かいお話なので、観てくださる皆さんにも、きっとどこかにグッとくるところがあると思います。楽しみにしていてください。

高橋由美子:カラスのシロ役
ドラマ版から約30年を経て、また「南くんの恋人」に出会えたのは、何かの運命だと思っています。日本オリジナルの新しいミュージカルに参加できること、それがこの作品だったこと。そのうれしさを稽古のたびにかみしめています。若いキャストの皆さんの熱くて青くて新鮮な空気を、たくさんのお客様に届けられるよう、私も支えていきたいです。この作品が持つ力と可能性を信じて、楽しくてほっこりして、ちょっと考えさせられる作品をみんなでつくっていきます。ぜひ劇場へお越しください。

元吉庸泰:演出・歌詞構成
原作を改めて読むと、登場人物たちがどう生きるのか、どうそこにいるのかが丁寧に描かれていると感じます。今回も、生徒たちやシロ、千代光たちが何を考え、どう生きていくのかを一つずつ大事にしています。全員で歌を交えた本読みをしたときには、若者たちの力や青春の戸惑い、大人の寂しさまで、この音楽が次々と伝えてくれるのが新鮮でした。音楽の遊び心も楽しんでいただきながら、観終わったあとに何かを持ち帰っていただけるような作品になれば嬉しいです。

【公演情報】
ミュージカル『南くんの恋人』 
原作:内田春菊『南くんの恋人』
脚本:新井友香
演出・歌詞構成:元吉庸泰
音楽:オレノグラフィティ
振付:GENTA YAMAGUCHI
歌唱指導・音楽アドバイザー:福井小百合
出演:太田駿静(OCTPATH) Who-ya(Who-ya Extended) 竹野世梛(ICEx) 世古口凌
田野優花 秋野祐香 / 畠山理温 中田凌多 日暮誠志朗
大山真志 木村花代 / 泉見洋平 笠松はる
麻央侑希 芋洗坂係長
高橋由美子
アンサンブル:音咲いつき 設楽銀河 岩淵心咲 漆間良尚 大川正翔 尾崎豪 海里 Ken corin 嵯峨のん
オンステージスウィング:隈元梨乃 松田大夢
●12/6〜16◎日本青年館ホール
〈公式サイト〉https://aoi-stage.jp/minamikun/
〈公式X〉 https://x.com/minamikun_2026/  

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