戸田恵子『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』来年6月に米国にて上演決定!
戸田恵子の生誕60周年記念作品として三谷幸喜が2018年に作・脚本・演出を担当して作り上げた、戸田恵子による一人舞台『虹のかけら 〜もうひとりのジュディ』が、来年6月に米国の音楽の殿堂、Weill Recital Hallでの上演が決定した。
ジュディ・ガーランドの付き人、専属代役であったもうひとりの“ジュディ“。
その目を通して大女優の数奇な運命を、戸田恵子の歌、芝居、語りで描く一人舞台。今回は東京をはじめとするプレビュー公演、NY公演終了後には、凱旋公演を予定している。
映画「オズの魔法使」のドロシー役でその才能を世界中に知らしめ、「若草のころ」、フレッド・アステアと共演した「イースターパレード」など、ハリウッドのミュージカル大作で輝き続けた女優、ジュディ・ガーランド。ほとんど知る人のない彼女の専属代役兼付き人であったジュディ・シルバーマンの 目を通して、同じ“ジュディ“への愛憎と、彼女の目を通す形でジュディ・ガーランドの数奇な人生を描いた作品が本作『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』。
初演は18年5月。戸田恵子の生誕60周年記念公演として上演され、4日間の公演は即日完売した。観られなかったファンからの声に押され、翌19年には全国23か所のツアーを上演して大好評を博し、いよいよ5年ぶりとなる来年5月から再びの全国ツアーと共に、6月には音楽の殿堂、ニューヨーク・カーネギー・ウェイル・リサイタルホールでの公演も決定した。
出演は女優・声優として幅広いジャンルの舞台や映画、TVドラマ、アニメなどで活躍する実力派の戸田恵子。構成・演出を担うのは、日本を代表する劇作家であり、彼女の実力を熟知し、魅力を最大限に引き出す三谷幸喜。さらに、数多くの三谷作品で音楽を担ってきた荻野清子が音楽監督を務め、ジュディ・ガーランドが歌った数々の名曲をバックに、戸田による歌唱、芝居、語りと多彩な表現で物語を彩る。
【コメント】
構成・演出:三谷幸喜
映画「オズの魔法使い」で全世界のアイドルとなった、天性のミュージカルスター、ジュディ・ガーランド。
その人生は華やかさと哀しさが入り交じった数奇なものでした。しかしこれは彼女の物語ではありません。
ジュディと同じ名を持ち、彼女の付き人として、専属の代役として、長年に渡って影のように寄り添った
一人の女性、ジュディ・シルバーマン。彼女の生涯を知る人はほとんどいません。
ジュディを愛し続け、そして憎み続けた、もう一人のジュディの物語。
戸田恵子
まさかもう一度『虹のかけら』をやれるなんて!驚きです!そして、コロナ前に持ち上がっていたニューヨークでの上演は立ち消えたかのようでしたが、周りの皆さんのご尽力で何と!復活する事ができました!!
かのカーネギーホールの楽屋入り口にはジュディ・ガーランドの写真が飾ってあるんですよ!大変光栄な思いです。
元々私の還暦のお祝いで作って頂いた三谷幸喜さんの作品であり、音楽は荻野清子さん率いるトリオ、ステージングは本間憲一さんと、大好きな方たちばかりで作り上げたこの作品。再びトライできることに興奮しております。初演・再演をご覧になっ
ている方も、今回はニューヨーク・カーネギー・ウェイル・リサイタルホールバージョンにて、リメイクしてシンプルな『虹のかけら』を予定しております。ウェイル・リサイタルホールはこじんまりしたホールですが、わたしサイズでぴったりだと思います。ご期待ください!
日本での公演もまた楽しみです。もちろん、ニューヨークまで来て頂いても大歓迎です。円安ですが。(笑)
還暦をとうに過ぎた私の体力だけが心配ですが、精一杯、頑張ります!
【公演情報】
『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』
構成・演出:三谷幸喜
音楽監督:荻野清子
振付・ステージング:本間憲一
出演:戸田恵子
演奏:ピアノ・ 荻野清子 ドラム・ BUN Imai ベース・ 鈴木陽子
●2024/6/25・27◎ニューヨーク公演 ニューヨーク・カーネギー・ウェイル・リサイタルホール
●2024/5/31~6/6◎東京プレビュー公演 銀座博品館劇場
ほかに全国プレビュー、凱旋公演あり。ニューヨーク公演ともに詳細は公式サイトにて確認のこと
〈公式サイト〉 https://nijinokakera.jp/
【舞台撮影:宮川舞子】