風間杜夫ひとり芝居、牛山明シリーズ最新作『カラオケマン 最後のロマンス』東京公演が開幕!
風間杜夫のライフワークともいえるひとり芝居、牛山明シリーズ最新作『カラオケマン 最後のロマンス』、その東京公演が本日、11月28日に六本木の俳優座劇場にて開幕する。
すでに11月9日に、作・演出の水谷龍二の故郷である北海道苫小牧市で初日を迎え、北海道各地ほか兵庫、佐賀での公演を経て、いよいよ東京公演を本日から 12月3日まで上演。このあとも宮城県仙台市、広島県福山市、長崎県大村市、福岡県福岡市、宮崎県延岡市と12月15日まで上演が続く。その舞台写真が届いた。
もはや風間杜夫のライフワークともいえるこの「ひとり芝居」。1997年から2010年までに、『旅の空』『カラオケマン』『一人』『コーヒーをもう一杯』『霧のかなた』の全五部作で、日本を始め世界を股にかけ上演。2003年には三部作一挙上演で文化庁芸術祭賞大賞、読売演劇大賞最優秀男優賞、バッカーズアワード演劇奨励賞と、数々の演劇賞を受賞。
2010年にはなんと五部作を一挙上演。上演時間は前人未到の5時間15分! 演劇史に多くの歴史を刻み、シリーズに幕を降ろしたと思われたが、2021年『帰ってきたカラオケマン』で実に11 年ぶりに牛山明が復活。その優れた演技が評価され、風間杜夫が毎日芸術賞を受賞した。
シリーズ第七弾である今作では、福岡で歌う観光ガイドとしての新しい生活を送る牛山明。仕事の傍ら、ひとりの女性へ淡い恋心を抱いたり、一方で実の娘からは深刻な相談を受けたり…
自分のロマンスと娘の家庭の問題、その両方に翻弄される、必死で、滑稽で、哀切感漂う男の姿が面白おかしく描かれる!
《あらすじ》
牛山明74歳。
ここ数年で社会貢献に目覚め、選挙にまで出馬したが、根はお調子者のデラシネ男。再び東京を離れ、仕事に恋に、自由を謳歌していた。
しかし人生いい事ばかりつづかない。
今度は子どもたちの家族のいざこざに巻き込まれ…。
《牛山明シリーズ 過去作品あらすじ》
第一部『カラオケマン』
牛山明はごく平均的なサラリーマン。当然悩みも抱えている。仕事、家庭、異性問題。そんな彼をいつも救ってくれるのはカラオケだった。歌って歌って歌いまくる牛山明…。
第二部『旅の空』
ある日サウナへ行って、何故か記憶喪失になってしまう。交番へ行くも、病院へ行くも甦るのは青春時代の断片的な記憶だけ…。
第三部『一人』
家族も仕事も何一つ思い出せないまま、大衆演劇一座に入る。三つのセリフも満足に言えないが、子供の頃に好きだったことを頼りにオジサンは頑張るのだった…。
第四部『コーヒーをもう一杯』
気がつくと、一座の女将さんと逃亡していた。そこは北陸の小さな喫茶店。座長の暴力から守るためだ。行く宛てもない珍道中が始まる。やがて女将さんは牛山に恋心を抱き…。
第五部『霧のかなた』
女将さんと別れた後、交通事故に合い、ブルーシートのテントの中にいた。ホームレスのオジチャンとの交流の中で、牛山は家族の元に帰る決心をするが…。
第六部『帰ってきたカラオケマン』
牛山明、72 歳、青森県在住。
コロナ禍で勤め先のスナックが廃業したことをきっかけに、東京に戻ることに。心機一転、就職活動や社会貢献に奮闘、市議会議員選挙に出馬するも、思いもよらない試練の連続で…。
大好きなカラオケと持ち前の調子の良さを武器に、様々な難局に立ち向かう!
【公演情報】
風間杜夫ひとり芝居『カラオケマン 最後のロマンス』
作・演出:水谷龍二
出演:風間杜夫
●11/28〜12/3◎東京公演 俳優座劇場
〈料金〉一般前売 5,500円 一般当日 6,000円 U-25[25歳以下]3,000円 シニア[60歳以上]5,000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※U-25・シニア券はトム・プロジェクトのみで販売。要身分証明書。前売当日とも同料金。
〈チケット取扱〉トム・プロジェクト 03-5371-1153(平日10:00~18:00)
https://www.tomproject.com
【地方公演】
●12/7(木)18:30◎宮城県仙台市 電力ホール
〈お問い合わせ〉ニイタカプラス 022-380-8251(平日9:30~18:00)
●12/10(日)14:00◎広島県福山市 福山市神辺文化会館 大ホール
〈お問い合わせ〉劇場 084-963-7300
●12/12(火)19:00◎長崎県大村市 シーハットおおむら さくらホール
〈お問い合わせ〉劇場 0957-20-7207
●12/13(水)17:00◎福岡県福岡市 西鉄ホール
〈お問い合わせ〉トム・プロジェクト 03-5371-1153
●12/15(金)18:00◎宮崎県延岡市 野口遵記念館 ホール
〈お問い合わせ〉 劇場 0982-31-3337
〈公式サイト〉https://www.tomproject.com/peformance/romance.html
(舞台写真撮影:高橋克己)