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やしゃご『アリはフリスクを食べない』出演の椎名慧都、井上みなみからのメッセージが到着!

劇団青年団に所属する俳優、伊藤毅による演劇ユニットやしゃごは、2014年の第一回公演以来、「誰も悪くないにも関わらず起きてしまう、答えの出ない問題」をテーマに作品を発表。現代口語演劇を元に、「社会の中層階級の中の下」の人々の生活の中にある、宙ぶらりんな喜びと悲しみを忠実に描き、観客の心にさざ波を立てている。

主宰の伊藤毅が2010年青年団に入団後、数々の作品に出演し、2014年に齢30を超えて初めて作・演出した作品が『アリはフリスクを食べない』。2019年の再演を経て、今年、再び上演する伊藤は、「僕が生まれて初めて書いた戯曲、『アリはフリスクを食べない』をブラッシュアップして再再演します。初演から10年経って、2024年の『アリフリ』がどういう作品になるのか僕自身、楽しみです。思い入れしかない作品です。ぜひご来場ください。」という。

今回、初めて出演する俳優座の椎名慧都、2019年版に出演している青年団の井上みなみより、今作への思いが詰まったメッセージが届いた。

椎名慧都(俳優座)

『アリはフリスクを食べない』私はこのタイトルが好きです。この意味を想像し思い巡らせる中で、不思議と幼い頃の思い出が浮かんできたりします。
このお芝居はとあるマンションの小さな一室に暮らす2人の兄弟のお話です。その中では、ヘンテコで愛おしい登場人物12人それぞれの人生が交差し描き出されます。
私もその1つのピースになれること、心から嬉しく思っています。 この大好きな作品が多くの方に届けられますように。
劇場でお待ちしています!

井上みなみ(青年団)

「アリはフリスクを食べない」は、今回で3度目の上演です。
私は2019年の再演から出演していて、この役はそのときに追加で描かれた役です。あの頃の充実感は、今でも忘れることができません。
2024年、作品も少し歳を取った気がします。
作家も演出家も出演者も歳を重ね、新たな仲間が加わりました。
暑い夏のようだった2019年の上演から、乾いた風が吹いて空が高くなって、冬を見据えた今のような、「現在」のアリフリになりました。
過ぎ去らない、消えない、絡まっているのがわかっていてもほどくことはできない現実です。
初演や再演をご覧になった方にも、ぜひ、改めて、足をお運びいただきたいです。
劇場でお会いしましょう。

【あらすじ】
都内郊外マンション。2DK。
住人は城田兄弟、兄トモユキ。弟アユム。両親は亡くなっている。
兄は知的障がい者である。弟の口利きにより、兄弟ともに工場でバイトしている。アユムの恋人の舞子、幼馴染の西の協力を得て、兄弟は平和に生きていた。
兄トモユキの誕生日の二週間前に舞子の妊娠が発覚する。急ぎ、アユムと舞子は彼女の両親に挨拶に行くが、トモユキの障がいを理由に反対される。
兄の誕生日当日。工場の皆や友人を交えてパーティーを開く。その日、トモユキが施設に入ることが出席者に露見する。弟は、周りの人間から糾弾される。

【公演情報】

やしゃご『アリはフリスクを食べない』
作・演出◇伊藤 毅
出演◇海老根理 辻響平 佐藤あかり 椎名慧都 小島颯太
石橋亜希子 井上みなみ 緑川史絵 佐藤滋 尾﨑宇内
藤谷みき 岡野康弘
11/14〜24◎劇場MOMO

公式サイト▼
https://itokikaku.jimdofree.com/

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