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手話と口話で対話する演劇『命日-Interview with the lost.』上演決定!

砂の上の企画は、第7回江戸まちたいとう芸楽祭 演劇連携公演として『命日~Interview with the lost.』を、2月13日~16日に東京都台東区のSOOO dramatic ! において上演する。

脚本・演出は、砂の上の企画 の司田由幸。元グランドキャバレーや自動車工場跡地、能舞台など特殊会場での演劇体験と抒情豊かな作風に定評があり、近年は観客動員数4 万人を越えた福井県立博物館リニューアルオープン記念公演『DINO-A-LIVE 蘇った福井の恐竜たち』などの外部委託作品の脚本・演出、市民参加型での創作、声と身体を躍動させる演劇ワークショップの開催など、活動の幅を広げている。


今回の公演では、聞こえない俳優と聞こえる俳優が二人一組となり、一つの役を手話と口語で演じるスタイルに初挑戦。死者たちへのインタビューが、やがて観客をも巻き込み、生と死のグラデーションを感覚的に共有する時間となる。
 
この演劇公演のテーマは《死を通して生を見つめること》。死は《誰にも必ず訪れる平等なもの》《誰にとっても絶対的に未知なもの》という観点から、すべての人に普遍の“死” に光をあて、「死を前にどの人も同じである」ことを描く。

物語は、死者たちへのインタビューの形式で進行。問われる対象は、かつてなくなった友人、愛犬、枯れた花…とさまざま。物語の中だけではなく、問いは観客にも投げかけられ、命をめぐるエピソード、故人との思い出など、観客が開場中に書いた体験談を上演内でシェアする時間も設ける。出演者・観客が一緒に死に想いを馳せ、答えの出ないわからないものに問いを重ね続ける。そんな時間から、様々なバリアや断絶を越えて手を取り合える道を探る。

口話で演じるのは、聞こえる俳優二人。4万人以上が来場した福井県立博物館リニューアルオープン記念公演『DINO-A-LIVE 蘇った福井の恐竜たち』にメインキャストとして出演した平島茜。そして静岡県舞台芸術センター(SPAC) にて、国内外の多くの作品で主要キャストを務める本多麻紀。いずれも実力派の俳優陣が揃った。

手話で演じるのは、聞こえない俳優二人。第7回読売演劇大賞優秀女優賞に輝き、マイノリティのエンターテインメントにも注力する大橋弘枝。そして様々な舞台、テレビ、映画などに出演し、《めでみるコトバの住人》として各種ワークショップも展開する河合祐三子。

《毎回上演後にはトークライブ開催》
作家/エッセイスト:田口ランディ、バースセラピスト/ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ代表理事
:志村季世恵、文学座演出家:稲葉賀恵、蟠龍寺副住職:吉田龍雄、 悪い芝居:山崎彬、詩人/小説家:山﨑修平など、スペシャルゲストが、《命》をめぐって豊かな語りを繰り広げる。

また、本企画は、上演の鑑賞だけで完結するものではなく、演劇の上演は、脚本家・演出家 司田由幸が立ち上げた、命をめぐる旅《プロジェクト命日》という壮大な企画のあくまで第一目的地という位置づけになっている。上演の前後には、旅する道々で立ち寄る経由地のごとく、さまざまな関連イベント(食・料理/ カメラを持っての街歩き/ 詩の創作/ 朗読などのワークショップ、稽古場見学など)を開催。観客は、多角的に展開される催しに参加することで作品世界への理解を深めつつ、クラウドファンディングにも支援できる形式になっている。支援と共創。新たな形で展開する演劇活動に注目したい。

【公演情報】
『命日-Interview with the lost.』 
脚本・演出:司田由幸(砂の上の企画)
出演(五十音順):大橋弘枝、河合祐三子、平島茜、本多麻紀(SPAC- 静岡県舞台芸術センター)
●2/13〜16◎SOOO dramatic !(110-0004 東京都台東区下谷1-11-15 ソレイユ入谷 1 階)
〈料金〉前売:一般4,500円 U25/3,500円 高校生以下2,000円 当日:各料金に+500 円(全席自由・税込)
※U25・高校生以下の方は受付にて身分証を確認。
※未就学児は保護者の膝上に限り無料。席に座る場合は高校生以下チケットが必要。
※情報保障(聴覚に障がいのある方向け)について
本公演は、セリフを手話と声(日本語)と日本語字幕で上演します。
開演前や終演後のご案内時にも、UD トークによる文字でのご案内があり、劇場内には手話通訳がいます。
〈お問い合わせ〉meinichi.sunanoue@gmail.com (命日実行委員会)
〈特設サイト〉http://www.suna-no-ue.com/meinichi/intro.html
〈公式X〉https://x.com/ProjectMeinichi

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