土田英生の作・演出で神戸港を舞台にした『神戸の湊、千年の交々』上演決定!

兵庫県立芸術文化センターでは、土田英生の書き下ろし、演出による神戸港を舞台にした物語『神戸の湊(みなと)、千年の交々(こもごも)』を本年12月7日に上演する。

劇団 MONO 代表として活動しながら、劇作とともにドラマ・映画の執筆を手がけ、笑いとペーソス溢れる作風で人気の土田英生。その土田と、兵庫県立芸術文化センターがプロデュース企画としてタッグを組むのは今回が2回目となる。前回は 2022 年、神戸出身の詩人・竹中郁の作品を織り込んだ朗読劇『アネト』を上演し、神戸の風景が目に浮かぶような詩情溢れる作品で好評を博した。その舞台成果をもとに、土田英生作・演出による“神戸シリーズ”第 2 弾を届ける。

港町神戸。神戸は港とともに発展し、人々の暮らしや記憶の中に港がある。その歴史は古く、奈良時代に築かれた大輪田泊(おおわだのとまり・現在の兵庫区)に始まった。土田英生は、その港神戸はじまりの地に着目。日宋貿易の玄関口となった時代から、兵庫津、神戸港と変化していく中で、それぞれの時代を舞台にした話をオムニバス形式で描く。時代を超えて変わったこと、変わらないもの。何気ない日常の会話から時代と人間を鋭く描く土田英生ならではの、神戸港千年の物語の誕生となる。

物語の軸となる夫婦役には、兵庫県出身の南野陽子と大谷亮介を迎える。妻役の南野陽子は歌手として活躍する一方、数々のドラマや映画、舞台に出演し、女優として高く評価されている。朗読劇『アネト』にも出演し、優しさ溢れる演技で観客を魅了した。夫役の大谷亮介は、西宮市出身で、映像・舞台に欠かせない俳優として活躍を続ける大ベテラン。関西出身の二人による味わいのある夫婦役に注目したい。

二人に加えて、関西を拠点に活動する実力派・8 名の俳優を起用。一般公募のオーディションにより選ばれたエキストラキャスト 10 名も加わり、神戸の“湊”に集った人々の千年の悲喜交々を描き出す。

《あらすじ》

現代の神戸。兵庫運河沿いのイオンモール神戸南に買い物に来た一組の夫婦。「ここはすごい場所なんやで」。歴史好きの夫が語るうんちくにつきあっていた妻が、突然夫の話を遮って…。夫婦の来し方を巡る会話から、やがて神戸の千年が立ち上がる。

【コメント】

作・演出 :土田英生

二年前、神戸出身の詩人・竹中郁さんの作品を入れ込んだ朗読劇をやらせていただいた。南野陽子さんと文学座の林田一高さんによる手紙のやり取り、そして関西で活躍する俳優さんたちによる詩の朗読。そこでの好感触を起点にして、舞台作品を創ろうと盛り上がり、それが今回の企画実現につながりました。

完全な新作です。神戸が持つ様々な歴史やイメージを背景にしながら、人々の様々な断片を見てもらう。千年という時間の中でも変わらない人間の姿。引き続き南野さんにも出演してもらい、兵庫県出身のベテラン俳優・大谷亮介さんにも参加いただくことになりました!総勢 20 人ほどの出演者。どんな作品に仕上がるか、今から緊張しています。

【公演情報】

『神戸の湊(みなと)、千年の交々(こもごも)』

作・演出 :土田英生 

出演:南野陽子 大谷亮介

大石英史 高阪勝之 高橋明日香 竹内宏樹 立川 茜 東千紗都 まえかつと 松原由希子

エキストラキャスト:逢沢 葉 家村順子 片山真奈 鴨志田彩羽 四宮 豊 鈴木はる 鳥羽 光 西山直秀 水森優貴 もりふみこ

●12/7◎兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

〈料金〉一般4500円 U-25チケット2000円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)

〈一般発売日〉9月21日(土)

〈チケット取扱〉各プレイガイド

芸術文化センターチケットオフィス  0798-68-0255(10:00AM~5:00PM/月曜休※祝日の場合翌日)

https://www.gcenter-hyogo.jp

芸術文化センター2階総合カウンター

〈公式サイト〉https://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDetail.aspx?kid=5042412105&sid=0000000001

 〈公式X〉https://x.com/gcenter_hyogo/status/1818531735111713051

 

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