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森山未來×アラン=ルシアン・オイエン『STILL LIFE -スティル・ライフ-』横浜・神戸・静岡の3都市ツアー開催決定!

神戸文化ホールは、本年6月、横浜赤レンガ倉庫1号館、静岡県コンベンションアーツセンター グランシップと連携し、アラン=ルシアン・オイエンの『STILL LIFE -スティル・ライフ-』を上演する。
 
本作は、ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団やパリ・オペラ座バレエにも作品を提供し、国際的な賞を多数受賞しているオイエンが、卓越したパフォーマーである森山未來とダニエル・プロイエットのために書き下ろしたダンス作品。2024年の神戸での滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)を経て世界初演。その後、ヴェネツィア・ビエンナーレをはじめ欧州各地の主要なフェスティバルを巡り、各地のメディアから「驚異的な身体表現と演劇的演出の融合」と極めて高い評価を得てきた。この度、満を持して創作の地である日本で、横浜・神戸・静岡の3都市ツアーを開催する。

【『STILL LIFE -スティル・ライフ-』とは】
煙の向こうに揺れる波の絵。枝や根を思わせる仮面をまとったコーラスの声。二人のダンサーの肉体とささやきが、静かに空間を震わせる。

『STILL LIFE -スティル・ライフ-』は、人間と自然の関係を見つめ直すダンス作品だ。
演出・振付・テキストは、ノルウェーのアーティスト、アラン・ルシアン・オイエン。ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団やパリ・オペラ座バレエにも作品を提供してきた世界的振付家である。出演は神戸出身の森山未來と、国際的に評価の高いアルゼンチン出身のダンサー、ダニエル・プロイエット。舞踏的な身体性とミニマルな動き、沈黙とささやきが交錯する舞台は、観る者の感覚を静かに揺さぶる。

タイトルの「STILL LIFE(静物)」は、美しく動かない風景を意味すると同時に、「死につつある自然」という含意ももつ。デジタル環境に囲まれて生きる私たちは、いつのまにか自然や他者とのつながりを見失ってはいないだろうか。本作は、その問いを静かに、しかし確かに突きつける。
本作は2024年、神戸での滞在制作から生まれ、ヴェネツィア・ビエンナーレなど欧州各地で高い評価を受けた。今回の日本ツアーではそれぞれの地域の合唱団も参加し、ダンサーとともに舞台をつくる。世界へ羽ばたいた作品が、創作の地・日本へ帰ってくる。静止の奥に揺らぐ微かな希望を、ぜひ劇場で体感してほしい。  
 
【コメント】

アラン=ルシアン・オイエン(演出・振付・テキスト)
私たちはしばしば、自分たちが自然そのものであることを忘れてしまいます。自然は私たちの外側にあるものではありません。それなのに、テクノロジーと過剰な情報のなかで、私たちは自然とのつながりだけでなく、自分自身とのつながりさえ失いつつあるのではないでしょうか。
『STILL LIFE -スティル・ライフ-』は、私たちと自然との断絶についての作品です。タイトルはフランス語で“Nature Morte(死せる自然)”を意味します。自然が凍りついた静物のように存在し、私たちは生きていながらどこか麻痺している——その感覚を、ダンス、舞踏、そしてコンテンポラリー・シアターを通して探求します。
本作は、森山未來とダニエル・プロイエットのための作品です。二人はいずれもコンテンポラリー・ダンスの枠を大きく越え、新たな身体表現を求め続けてきた卓越したパフォーマーです。歌舞伎、舞踏、コンテンポラリー・シアター、映画、テレビ——多様な領域で培われた経験が、この作品の出発点となっています。この二人による振付的な出会いの場を創ることは、私にとって長年の夢でした。
私は誠実さをもって創作したいと考えています。シンプルな演劇的手法を用いながら、自らを偽らない舞台を創りたい。舞台には海や森の背景画が吊られ、装飾のないアナログな空間が広がります。そこに立つのは二人の身体、ツールそして人間の声。ささやき、ハミング、呼吸、視線、触れること——人間の最も根源的な表現によって、私たちの「詩的な自己」と再び出会うことを試みます。
『STILL LIFE -スティル・ライフ-』で私は、内なる自然と外なる自然の双方に向き合いたいと考えています。自分自身との関係を見つめ直すことが、やがて他者や、この世界との関係をつなぎ直すことにつながる——その可能性を、この作品の中で探りたいのです。

森山未來(出演)
2024年のある日。美しい友人であり、素晴らしい振付家・演出家であるアランは今作『STILL LIFE -スティル・ライフ-』の企画書冒頭に、ランドアーティスト、アンディ・ゴールズウォージーの文章を引用した。
「私たちは往々にして、自分たちが自然の一部であることを忘れてしまう。自然は私たちと切り離された存在ではない。だから、自然とのつながりを失ったと言うとき、それは自分自身とのつながりを失ったということなのだ。」
西洋と東洋の「自然」の概念は違うと言われている。明確にはnature=自然では、実はない。しかし他者との、自然との、そして自分自身との断絶は、同時代に生きる全ての人たちにとって危急の事態なのではないだろうか。

【公演情報】
『STILL LIFE -スティル・ライフ-』
演出・振付・テキスト:アラン=ルシアン・オイエン
美術・衣裳:アイーダ・ヴァイニエリ、アラン=ルシアン・オイエン
音楽:ヘンリク・スクラム
出演: 森山未來 ダニエル・プロイエット
出演合唱:
こどもの城合唱団(横浜)
混声合唱団はもーるKOBE(神戸)
青葉会スペリオル&男声合唱団(静岡)
●6/13・14◎横浜公演 横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
●6/20・21◎神戸公演 神戸文化ホール 中ホール
●6/26◎静岡公演 静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ 中ホール・大地

〈神戸公演サイト〉https://www.kobe-bunka.jp/hall/schedule/event/dance/17134/
 
STILL LIFE Ⓒ 2024 winter guests / Alan Lucien Øyen