今日は黄砂がやってきているということで、家に籠り粛々とコラムをしたためております。
久しぶりに1ヶ月ちょっと、ゆったりとした日々を過ごしてきましたが、いよいよお稽古が始まります。 始まってしまったら、次にひと息つけるのは8月末。
暑さに対して、日々文句を垂れ流している頃でしょう。
そんなことよりも、世界情勢然り、自然災害然り、いままでのように演劇はできなくなるのでしょうね。
でも、「いままで」という基準をどこからどこまでに設定するか、が大事な気もします。
特に、このコラムを書かせてもらっているおかげで、あまりに日常になってしまっていることも、視点を変えれば凄いことだったり、はたまた、疑うべきことだったり、そんなふうに思えたりもする。
歴史を紐解くというのは、なんとも必要な時間だなと思う日々です。
とかいいながら、このコラムが掲載される頃は、紐解く余裕なんかもなく、いろんな紐の縛り方に「ぺぺぺーーーい‼︎」と格闘していることでしょう。
また夏まで元気にかけぬけてください、池谷のぶえ55歳よ。
さてこのコラムは、演劇界のいまを伝え続ける雑誌「えんぶ」を、1986年4月創刊の「演劇ぶっく」時代から遡り、毎月1号ずつ感想を綴るコラムです。
「演劇ぶっく」と「えんぶ」はなんと、創刊号から最新版まで、下記URLにて無料でダウンロードし閲覧できるのです。
https://enbutown.com/museum/free-gallery/
では今回は、「演劇ぶっく」1986年11月発行の第4号へ、ぶっく TO THE FUTURE!
https://enbutown.com/museum/2026/01/30/engekibook005/
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→表紙

第三舞台さんの特集なのですね。
大学のサークル時代、私が所属していた劇団「昏々睡々」の他に、劇団「白芸」、劇団「曙」という劇団が存在していましたが、その頃の白芸は、第三舞台さんや演劇集団キャラメルボックスさんの作品をやっていたイメージがあります(記憶違いでしたらすみません)。
なので私の中では、第三舞台といえば白芸なのです。
その事実を確認するためにネットで調べていたら、現在の白芸が、イキウメ「散歩する侵略者」を上演していました。
イキウメといえば、劇団「昏々睡々」が母体です。2つの劇団が時を経て繋がる…感慨深さとともに、キュン…としてしまいます。
→唐十郎インタビュー「唐版・時代と状況〈いま〉」

いつか、唐さんの長編インタビューを読みたいと思っておりました。
それにしても、蜷川さんしかり、唐さんしかり、あんなに偉大な演出家・作家たちが、外国に行くと部屋に篭って外出しない…という共通点はなんなのでしょう。偉大な演出家・作家になりたい場合、その辺を参考にすべきなのでしょうか。
そんな風に籠りながらも、「また雄叫びのような芝居をやりますよ」という締めの言葉がかっこいい。
→ラジカル ガジベリビンバ システム第11回公演「未知の贈りもの」

初登場、 ラジカル ガジベリビンバ システム!
みなさん、お若い!
以前映像のお仕事で大竹まことさんとご一緒させていただいた際に、暴れん坊な演技をしていたら「お前、どこの劇団の出身だ!」と言ってくださったことが、なぜだかとても嬉しかったです。
生で観たかったなぁ。
→前橋芸術祭

「見る力」という言葉が、心に響く。
→特集・第三舞台ハッシャ・バイ

土井美和子「TALKING WONDERLAND」

今回は、段田安則さん。
段田さんのバイト歴なんて滅多に聞けないので、新鮮。
→朝倉摂「Visual Performance5」
私の好物、朝倉摂さんのコラムであります。
「私自身は、マチエールというのを、小劇場で、ずいぶん勉強しましたが、それが、そのまま大劇場には通用しない」
まさに、お芝居にも言えるかもなぁ、なんて思ったり。
→合田佐和子のエキゾシズム日本考3
「スークを通り抜けた寺山修司」
寺山さんも、香港に行った際、食事もホテルでしかしない、と書いてある…偉大なる劇作家・演出家たちの意外なる共通点…。
寺山さんも、唐さんも、黄色が嫌い、というのも面白い。
→なるほどザ・小劇場 受験おもしろゼミナール
「人気8劇団 18人にききました」

劇団に必要な要素についてインタビュー。
私はどこにも入れそうもない…。
→今注目の!? Pic Up5 part3
「劇団⭐︎新感線」

いのうえひでのりさんの、若かりし頃のお写真&インタビュー。
「芝居はほとんど観に行かないね」と書かれている。
いまや、たくさんのお芝居を観てくださっている。
→小劇場演劇の軌跡⑤「躍動する笑い」扇田昭彦 小指の思い出」(作・演出:野田秀樹)

ついに、「笑い」の時代へ。
企業さんの力によって、99円で演劇が見られる小劇場があったんですね。どんな雰囲気だったのかしら。
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1987年は、私が高校受験を失敗し、その結果いまの生活に結びつくという、私の人生の中ではかなりのドラマチック年なのです。
次号は、受験に失敗して絶望真っ只中あたりに出版された号ですね。
その頃、どんな演劇がじわじわと私の人生に近づいていたのか、楽しみです。

池谷のぶえ
いけたにのぶえ│94年より04年の解散まで劇団「猫ニャー」(後の「演劇弁当猫ニャー」)の劇団員として活動。解散後は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作品、NODA・MAP、蜷川幸雄演出作品など数多くの舞台に出演。
- 出演情報
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【舞台】
Bunkamura Production 2026 DISCOVER WORLD THEATRE vol.16
「ウェンディ&ピーターパン」
作:エラ・ヒクソン〈J.M.バリー原作より翻案〉
翻訳:目黒条 髙田曜子
潤色:山本卓卓
演出:ジョナサン・マンビィ
美術・衣裳 :コリン・リッチモンド
東京:2026年6月12日(金)~7月5日(日) THEATER MILANO-Za
大阪:2026年7月13日(月)~20日(月・祝) フェニーチェ堺 大ホール
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/26_wpp.html【映画】
「Piccola felicità(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜」
企画・監督・脚本・プロデュース・主演:水谷豊
順次、全国拡大公開中
https://piccolafelicita.jp/【テレビ】
Eテレ
「みいつけた! 木曜日」再放送
2026年5月21日(木)
午前7:30〜7:45・再放送 18:25〜18:40
https://www.web.nhk/tv/an/miitsuketa/pl/series-tep-P81683LLKY/ep/XQXM5MQ89W【テレビ】
Eテレ
アニメ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」 毎週金曜 18:40~ / 毎週土曜 17:45~
声:銭天堂の店主・紅子役
https://www.toei-anim.co.jp/tv/zenitendo/【テレビ】
WOWOWライブ NODA・MAP「正三角関係」ロンドン公演版 再放送
2026年6月9日(火) 19:00〜21:45 放送・オンデマンド同時配信あり
(2024年11月 イギリス・ロンドン サドラーズ・ウェルズ劇場にて上演の舞台公演)
https://www.wowow.co.jp/detail/202190?utm_source=twitter_stage&utm_medium=social&utm_campaign=250306_twst_0038





