
中津留章仁が主宰するTRASHMASTERS(トラッシュマスターズ)は、7月30日~8月9日に上野ストアハウスにて、新作『TOKYO SLUM』を上演する。
本作は、AIなどの導入により効率化され最短で最適解が求められる時代に、社会から排除されてしまった者たちとの交流を通して、効率と滞留の狭間で生きる者たちが、人間の幸福とは何かを考える喪失と再生の物語。
出演はTRASHMASTERSから倉貫匡弘、長谷川景、小崎実希子、客演に松田史朗(劇団民藝)、亀井幸代(青年劇場)、井場景子(グッバイハローproduce)、神野崇(文学座)、伊藤俊輔(ONEOR8)、佐藤礼菜(劇団俳優座)、白瀬りか、さらにベテラン俳優の山本亘が参加する。
《あらすじ》
週末の都市の一角で、住居を失った人々への食料配布に長い行列ができている。本来は生活困窮者のための支援だが、その列には若い会社員や、生活に困っているようには見えない人々の姿も混じっていた。
人材派遣会社で営業として働くソラも、その列に並んでいる一人だった。生活は決して楽ではなく、わずかな食費を浮かせるためである。しかし、そこに並ぶことを咎められ、住居喪失者の一人と衝突が起きる。その場を収めたのは、都市の片隅で生きる高齢の男・滝爺だった。
この出来事をきっかけに、ソラは都市の中にある見えない境界線と、その外側に追いやられた人々の存在を意識し始める。
一方でソラの働く人材派遣会社では、派遣社員の遅刻や契約解除が日常的に繰り返されていた。個々の事情は存在しているにもかかわらず、それらは効率と契約の論理の中で次々と処理されていく。ソラは営業としてその現場に関わる中で、人が交換可能な存在として扱われる現実に次第に違和感を抱いていく。
都市の中でこぼれ落ちる人々、制度の中で処理されていく人々、そしてその間に立たされるソラだが……。

【公演情報】
TRASHMASTERS vol.44『TOKYO SLUM』
作・演出:中津留章仁
出演:倉貫匡弘 長谷川景 小崎実希子(以上TRASHMASTERS)
松田史朗(劇団民藝) 亀井幸代(青年劇場) 井場景子(グッバイハローproduce) 神野崇(文学座) 伊藤俊輔(ONEOR8) 佐藤礼菜(劇団俳優座) 白瀬りか
山本亘
●7/30〜8/9◎上野ストアハウス
アフタートーク有り(ゲストは後日公式サイトにて発表)
〈公式サイト〉http://www.lcp.jp/trash/next.html



