
Classic Movie Reading「雨に唄えば」が、2026年8月12日に東京・IMAホールで初日を迎え、16日まで上演中だ。開幕直前に記者会見と公開ゲネプロ取材が同会場にて行われ、記者会見には出演キャストが登壇。和やかな雰囲気の中で作品への意気込みを語った。
本公演は世界中のファンから愛され続けている名作、ミュージカル映画の金字塔「雨に唄えば」を創作的な演出で上演する朗読劇。
記者会見で、主演のドン・ロックウッド役の徳山秀典は、今作の魅力について「ただ名作を再現するだけではなく、お客様ひとりひとりが一番星で素晴らしい存在なのだと感じていただけるような、幸せをお届けできる作品になっていますので、僕的にはそこが魅力かと思います」と仕上がりへの自信をにじませた。また、矢部昌暉とWキャストでコズモ・ブラウン役を務める源秀流は「昔から愛されている名作ではありますが、今の時代に僕たちが上演するからこそ、新しい解釈でお楽しみいただけるような作品になっています」と話した。

ストレートプレイとは異なり、朗読劇だからこそ感じた難しさや面白さについて、リーナ・ラモント役の麻央侑希は「過去に在籍していた宝塚歌劇団やバレエのレッスンでも、『雨に唄えば』の劇中歌はよく耳にしていた楽曲が多く、今すぐ踊りたくなるんです。そんな気持ちを表現に乗せて、朗読劇ならではの言葉と音楽の力を借りながら、楽しんで演じています」と笑顔で語った。続けて、シンプソン社長役の津田英佑が「今回は朗読劇なのに、劇中で本を手から離すシーンがあるんです!」と明かす場面も。「キャストはもちろん、生バンドの皆さんと一緒に一つになれる瞬間を楽しんでいただける、“アクティブ朗読劇”という新ジャンルをお楽しみいただければと思います」と作品の魅力をアピールした。



世界中で長く愛され続けている名作を演じるにあたり、特に大切にしていることや意識していることについて、キャシー・セルダン役の小泉萌香は「今回オファーをいただいて、初めて映画を視聴したのですが、見たことのあるシーンや聞いたことのある楽曲がたくさんありまして… 幼少期から名作に触れる、いい環境で育ったんだなと感じました」と感慨深い様子。「劇中でも演劇への思いに関するやり取りがありますが、役と自分の思いを重ねて演じています」と続けた。デクスター監督役の久ヶ沢徹が「 『雨に唄えば』といえば、映画の劇中でジーン・ケリーが雨の中歌い踊るシーンが印象的なので、あの踊りをやってくれと言われたら、いつでも出来るように準備をしていましたが、踊ることはなく…」と会場の笑いを誘うと、津田から「後出しで今だから言えるんでしょ?」と突っ込みが入り、笑いあうキャスト達の仲睦まじさが感じられた。

今作では生演奏や音楽も大きな魅力のひとつ。音楽を通してお客様に届けたいものについて、コズモ・ブラウン役の矢部昌暉は「僕はDISH//というバンドで音楽活動もしていますが、音楽というものは、本当に自由だなと常に感じています。伝える側も受け取る側も自由に楽しむことが出来るのが音楽なので、自由に楽しんでいただける時間をお届けできたら」と締めくくった。
雨が降る様子を思わせるような美しい舞台装置や、観客の心を揺さぶる生バンドの演奏など、ぐっと引き込まれ作品の世界観へ没入していただける本作。表題曲である「Singin’ in the Rain」をはじめ、生バンドの演奏に合わせたキャストの歌唱シーンも見どころ。名作ミュージカル映画のエッセンスを散りばめながらも、ストレートプレイとは一味違う“朗読劇”ならではの演出が光る仕上がりとなっている。たとえ空が暗闇でも、きっとその先に希望の光が輝いている。そんな希望に満ちた時間をぜひ劇場で楽しみたい。

【コメント】
徳山秀典
日本、いや少し範囲を狭めて…東京のこの会場に来ていただいた皆様ひとりひとりが、この劇場から帰っても、しばらくは一番幸せな気持ちになってもらえる作品かと思っております。ぜひその余韻に浸っていただければ嬉しいです。
小泉萌香
朗読劇でこんなに歌唱シーンが多いのは初めてです。ジャジーな音楽が聴いていても歌っていても、とても心地がいいので、この空気を皆様にぜひ楽しんでいただきたいなと思っています。雨も降り、粋な雰囲気の初日を迎えましたが、最終日まで頑張ります。
矢部昌暉 (Wキャスト)
この名作に関わらせていただけることに感謝と、作品へのリスペクトを持って、千秋楽まで臨みたいと思っています。やはり自分が楽しまないとお客様には伝わらないので、自分が一番楽しみながら、お客様には幸せな気持ちでお帰りいただけるよう頑張ります!
源秀流 (Wキャスト)
ステージング的に目でも耳でも、色々な楽しみ方を見つけていただけます。表現者として皆さんの人生に何かきっかけを作れるような瞬間を作れたらいいなと活動しておりますので、今回の作品もそのような時間を皆さんと過ごせればと思っています。
麻央侑希
1920~30年代のとても勢いがあったアメリカの力を借りて、こうして役として生きられることは、昨今暗いニュースが続く中、当たり前ではないと感じます。「雨に唄えば」というタイトルですが、帰りは晴れやかな気持ちでお帰りいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。
津田英佑
誰の日常にも起こり得るような、仲間と力を合わせて問題を解決する王道のストーリーです。「雨に唄えば」という作品を観たことがある方も、観たことがない方も、幅広い世代が気軽にお楽しみいただける作品になりました。ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。
久ヶ沢徹
稽古場からキャストとバンドの皆で本当に音を楽しんで作り上げてきました。その中で、どう考えても津田さんが一番楽しんでいるなという印象を受けまして、僕はそれに一番巻き込まれている被害者です(笑)ピンポイントでそこを見て楽しんでいただければなと思います。

【公演情報】
CClassic Movie Reading『雨に唄えば』
脚本:鈴木智晴(劇団東京都鈴木区)
演出:坪井彰宏
音楽:印南俊太朗
出演:徳山秀典 小泉萌香 矢部昌暉 (Wキャスト) 源秀流 (Wキャスト) 麻央侑希 津田英佑 久ヶ沢徹 ほか
ミュージシャン:Bass 細野慎平 Piano 加藤大空 Trumpet 荒谷響 Drums 印南俊太朗
アンサンブル:石野滉貴 日向渚 助川綾美
●8/12〜16◎IMAホール(練馬区光が丘5-1-1 光が丘IMA中央館4F)
〈公式サイト〉https://singin-reading.com
〈公式X〉https://twitter.com/cmrstage
〈問い合わせ〉cmrstage@gmail.com



