【みょんふぁの気になるわぁ〜】第3回 韓国ブロードウェイ 世界最大の劇場街『テハンノ（大学路）』〜その３〜

今回はちょっと違った角度からの韓国演劇界のお話など。

先月のコラム、ラストにチラ見せいたしました、屋台おでん。

韓国は、若者からじっちゃんばあちゃんまで、老若男女が立ち食い万歳、屋台文化なんです^^。

おでんやキンパ、トッポギなどが定番ですが、
おでんはもちろん日本からの輸入が始まり。
韓国のおでんは串に刺さった練りもの（オムク）が主流なんですね〜。

で、何よりこのスープ。
置いてある紙コップに自分で注いで飲み放題。
冬場などは、なんと体の温まること。

関西生まれ関西育ちの私には、この、出汁のきいた薄味スープが絶品で、
東京の濃い味付けで食べるよりも心も体もホッとする次第なのでございます。

ここで！
聞いて得する、
みょんみょんのプチハングル（笑）〜

屋台は、韓国語で　“ポジャンマチャ”（ほろ馬車って意味ですね〜）
“おでん” そのまんま　“おでん” です。

「おでん下さい」は、「おでんチュセヨ〜」

ぜひ使ってみてくださいませ♫

私のお勧めは２番出口を出た所にあるおばさんがやっているポジャンマチャです。

2014年、韓国の国立劇団で俳優訓練を受けていた頃、
毎日ヘトヘトの体で、ここのキンパと天ぷら、おでん、トッポギを大量に買って、
深夜23時にバクバク食べていました。

はい、炭水化物ON炭水化物A〜ND 炭水化物。

それでも太らなかったということは、
いかに国立の俳優訓練が厳しかったか想像できることでしょう（笑）

その辺のお話も追い追い。まあ、軍隊でした、軍隊（笑）。

さて、劇場がてんこ盛りのテハンノ、その公演数は毎日100以上。
観劇文化が一般人の日常習慣として存在する、それはそれはうらやましい韓国ですが、

ではいざ、何を見ればいいのさ？

そんな時のお助けマン、様々な案内センターを先月はご紹介しました。

更にですね、街のあちらこちらには、
当日の割引チケットを売るお兄ちゃんやお姉ちゃんの姿が。
その元気の良さは新宿歌舞伎町に引けを取りません（笑）。

「Youたち、デート？」
「You、どこ行くの？今日の予定決まってる？」
「You, お芝居 見ちゃいなよ」

なんとまあ健康的でございましょ（笑）

しかも、ブロードウェイ方式で、当日のチケットを捌くので、驚くほどの格安。
主催者も、客席がガラガラよりは埋めた方がいいので、一石二鳥。
なんだかこの光景を見ているだけでも元気になります。

案内センターに行くのもいいですが、こっちの方が安く購入できる可能性もあるので、
まずは街角チェックから！

ところで、韓国の観劇チケット代、気になりますよね〜〜。

映画よりも高いのは日本と同じ。
ミュージカルが高いのも日本と同じ。
最近、いきなり高くなってきているのも日本と同じ。

演劇で、大体、30,000ウォン〜50,000ウォン（あくまで平均です）
今の為替だと3,000円〜5,000円ですね。いや、もっとか。

た〜〜〜だですね！
大きく違うのは、様々な割引システムです。

学割、早割、ペア割、ここまでは日本でもよく見かけます。
ちょっと珍しいのが、社会人割。
これは映画でも適用していて、この辺を使うと、ほとんどの映画が500円ぐらいで見れちゃいます。

そして！注目すべきはこれ！

なにっ？　演劇人割引！？

これね、数年前までは、
自分の名前や顔写真が掲載されているチラシなどを受付で見せて、「演劇人です」って言えば割引されたんです。
だいたい、５００円〜1000円ぐらいで観劇できました。
すごすぎるでしょ？

今は、演劇人パスというものが必要になったみたいですが、
演劇人福祉財団に申し込んで手続きすればすぐに発行されます。

ん？　待って。
演劇人福祉財団って何よ？

名前の通り、演劇人の福祉を守り、活性化するための財団。
こういう財団や協会が、韓国演劇の発展に大きな貢献をしているわけなんですね〜〜。

もう、日本では聞き慣れない言葉が、次から次に出てきちゃうのでございます。

とにかく、民間だけでなく、協会やら財団やら、官庁からの支援も豊富で、
韓国の演劇や映画がどんどん世界に出て行く理由が分かりますよね〜〜。

また次回、その辺もご紹介しまっす。

To be continued〜〜〜！！　

みょんふぁ出演予定

ワンツーワークス「RPG」
原作 宮部みゆき／脚本・演出 古城十忍
6月9日(金)〜6月18日(日)
＠赤坂レッドシアターにて

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