KASSAYが山本周五郎の『五瓣の椿』を来年2月に三越劇場で舞台化!

山本周五郎原作の『五瓣の椿』が、久しぶりに舞台化される。脚本・プロデューサーはKASSAY主宰の有賀沙織、演出は演劇集団円の大谷朗。2025年2月に三越劇場で上演される。
これまで映画、ドラマ、舞台で幾度となく取り上げられている本作品であるが、今回は原作に出来るだけ忠実に丁寧な作品づくりが進められている。俳優陣には実力を備え今後の可能性を秘める18人が集まった。
《五瓣の椿 あらすじ》
天保5年正月、亀戸天神近くの薬種商「むさし屋」の寮の火事で一家3人が亡くなった。遺体は損傷がはげしく男女の区別さえつかなかった。その後しばらくして、椿の花びらが現場に残される連続殺人が起こる。躊躇う様子もなく平簪で突かれ、死に至らしめられた男たち。いったい、何の目的で? 現場で目撃された美しい娘は、何を思っていたのだろうか?
《配役》
おしの…栗原沙也加
おその…荒木真有美
喜兵衛…岡森諦
徳次郎…キムセイル
まさ…新澤泉
佐吉…前田一世
島村東蔵…齊藤尊史
中村菊太郎…緒形敦
岸沢蝶太夫…佐野圭亮
六助…稲岡良純
海野得石…坂本三成
青木千之助…中野亮輔
はな/ほか…いまむら小穂
米八/ほか…青木隼
香屋清一…石井英明
小幾/ほか…上倉悠奈
おかね/ほか…大川婦久美
丸梅源次郎…丹羽貞仁
《KASSAYについて》
KASSAYは有賀沙織が主宰、石川県小松市の山あいにある小学校で朗読劇を上演したことを機に、日々の生活の延長線上で親しめる舞台を創る活動をスタートさせた。以来、数々の地域で、その土地発の作品の上演を重ね、2017年に三井財閥最盛期を描いた作品『振り返れば、道』で、企業文化の舞台化を実現、コロナ禍に入った2021年に安倍晴明の誕生秘話である古典の名作「葛の葉」を題材とした『うらみ葛の葉』を、2022年に、江戸の三大美人のうちの笠森お仙と柳屋お藤を中心描いた「面影小町伝』(原作:米村圭伍)を上演。2023年にアラスカに伝わる姥棄の物語『ふたりの老女』を上演し、韓国釜山での国際芸術祭で舞台映像の形式で紹介され好評を得た。2024年には、座・高円寺のレパートリー作品『ジョルジュ』を『ジョルジュ&ミッシェル ショパンを創った、ふたり』とタイトルを変え、作品史上初、全員女性での上演を果たした。作品を通して生きる力を伝えたい、非日常でありながら今に繋がる別世界を魅せたい、製作過程においては世代やジャンルを超えて芸と技を繋ぐ場でありたいと活動を続けている。

【公演情報】
KASSAY第16回公演『五瓣の椿』
原作:山本周五郎
脚本:有賀沙織(KASSAY)
演出:大谷朗(演劇集団円)
●2025/2/14~16◎三越劇場
〈料金〉S席10,000円、A席8,500円、B席6,500円(全席指定・税込)
※S席…前10列センターブロック/2階最前列
〈公式サイト〉 https://kassay-stage.com