
本日、7月10日に東京建物 ぴあ シアターにてミュージカル『ETERNITY(エタニティ)』が開幕する。その日前会見と公開ゲネプロが7月9日に開催された。東京公演は26日まで、その後、名古屋、大阪へと巡演する。
2024年と2025年に韓国の演劇・ミュージカル中心地、大学路(テハンノ)を熱狂と涙で埋め尽くし、客席占有率96%・観客評価9.8点を記録した話題作、“永遠のグラムロック・ミュージカル”『ETERNITY』がついに日本へ初上陸した。
1970年代の伝説的なグラムロックスター「ブルードット」と現代でグラムロッカーを夢見る孤独なシンガー「カイパー」。そして交わるはずがない二つの世界をつなぐ神秘的な存在「マーマー」。たった一枚のレコードが、時を超えて二人を繋ぐ──。
圧巻の6人編成ライブバンドによる生演奏と、光り輝く幻想的なステージで時間軸が交錯する斬新な演出、そして誰もが胸を締めつけられる永遠のメッセージを携え、満を持して日本での初演を迎える。

日本版の上演台本・演出は演劇界の第一線で活躍し、商業演劇からパンクオペラなど幅広い作品の演出を手掛ける河原雅彦。訳詞はアイドル、ロック、アニソンほか幅広い分野の作詞で一世を風靡、現在もミュージカル・クリエイターとして数々のヒット作品を生み出して、今年作詞家デビュー50周年を迎える森雪之丞。言葉の魔術とエッジが融合するタッグにより、韓国版を凌ぐ毒気と華やかさを纏った日本版へと進化する。
70年代の伝説的なグラムロックスター・ブルードット役は、小池徹平と小西遼生がダブルキャストで務め、現代を生きる孤独なシンガー・カイパー役には、同じくダブルキャストで小野田龍之介と伊藤あさひ。さらに、過去と現在を繋ぐ神秘的な案内人・マーマー役に美弥るりかと、実力派の精鋭キャストが集結した。





《あらすじ》
金色のウィッグとグリッターに全身を輝かせ、世界を熱狂させた1970年代の伝説的なグラムロックスター「ブルードット」。ステージの上では神のように崇められていた彼だが、心の奥には誰にも見せられない深い孤独と喪失を抱えていた。
彼は最後のレコーディングで、地球を去る人類へ向けた“永遠に残るメッセージ”を一枚のゴールデンレコードに刻み、太陽系を脱出する探査機と共に宇宙の彼方へと送り出す。
現在に生きるグラムロッカーになることを夢見る孤独なシンガー「カイパー」は、古いレコードプレーヤーで偶然手に入れた一枚のレコードを再生する。針が落ちた瞬間、消えたはずのブルードットの歌声が、まるで今ここで歌っているかのように響き始めた。
その瞬間、時間と空間が歪み始める。過去と現在という二つの世界をつなぐ神秘的な存在「マーマー」の導きで、二人は互いの姿を見たこともないまま、同じ歌を歌い、同じ痛みを分かち合う。レコードが回るたびに交錯する二人の人生。
マーマーの手招きによって、過去と現在のステージが重なり合い、二人のロックスターは互いの姿を知らぬまま、同じメロディを歌い、同じダンスを踊り、同じ涙を流す。シンメトリーに交錯する光と音。
レコードの溝に深く刻まれるたびに、二人の孤独が共鳴し、痛みが溶け合い、やがてひとつの大きな歌へと変わっていく。



初日前日の会見に、上演台本・演出の河原雅彦、出演の小池徹平、小西遼生、小野田龍之介、伊藤あさひ、美弥るりかが登壇した。
【会見コメント】

河原雅彦
最高に煌びやかで毒々しく、かっちょいいロックミュージカルが出来上がりました。少人数でお送りするステージで、演劇というよりはかなりライブに近い、オリジナリティのあるステージとなっています。カロリーが高く演じる人たちは大変だと思いますが、僕的にはいい感じに作り終えたので「あとは頑張って!」という気持ちです(笑
グラムロックの衣裳は着る人を選ぶので、稽古中、似合わなかったら説得力がないんじゃないかと心配していました。でもキャストの皆がちゃんと着こなしてくれて、衣裳合わせの日にすごくほっとしました(笑)。
今作がこの劇場で上演される初めての演劇作品ということで、オープニングのひとつを任せていただけたことは心から光栄に思います。客席も観やすく音も良いですし、座っていて疲れないので素晴らしい劇場ではないかと。
ただ東京駅構内はとっても複雑ですし、劇場が入ってる建物自体もまだ工事中なので、到着できても「本当にこの建物でいいの?」と迷われることが余裕で予想されます。どうかお時間に余裕を持ってご来場くだされることを強くお勧めします!(笑)。

小池徹平
初めてこんなに派手な衣裳を着ました。メイクもしっかり作ってもらって、すごくキラキラしていて気分が上がります!衣裳以上に派手なステージングに音楽を乗せて、少人数ながらも皆さんにエネルギーを飛ばす煌びやかなステージです。お客様も一緒に盛り上がれる、新しいミュージカルになったと思います。
僕は今年の1月、実際に韓国で『ETERNITY』を観劇しました。言葉がわからなくても大きなエネルギーを感じて、稽古場に入るまで演出の河原さんと共にこのキャスト陣でどんなものができるか、とても楽しみにしていました。稽古場では河原さんのグラムロックに対するこだわりや、日本ならではの繊細さが作品の隅々にまで散りばめられていて、日本版としての良さを表現できているのではと思います。
キャスト・スタッフ全員で新しいものを作り上げました。絶対楽しんでいただけると確信しています。グッズのペンライトや皆さんにお配りするサイリウムもあるので、ぜひ『ETERNITY』の世界で思いっきりはしゃぎに来てください!

小西遼生
いよいよ本番を迎えます。本日のゲネプロで披露していない(伊藤)あさひくんと一緒に、小池くん小野田くんペアとはまた違った形で自分のブルードット像、そして変化した『ETERNITY』をお見せできればと思っています。少人数のダブルキャストですので、組み合わせが変わると見えるものも変わります。
僕は韓国ミュージカルには何作品か出させていただいているのですが、いつも題材や音楽がとてもダイナミックで、スケールが大きいなと感じています。今回はグラムロックをテーマに作品をつくるというのが挑戦的ですよね。河原さんはそんなグラマラスな部分を膨らませてくださっているので、生きる人間のエネルギーを存分に感じていただける作品になっています。衣裳もびっくりするものばかりで、これがあってこそのグラムロック。気分アゲアゲでいきたいなと思います!
この短い時間で宇宙を見ていただけると思います。ぜひ楽しみにしていてください。

小野田龍之介
ホットな作品をこの新劇場で、オープニングのひとつとしてお客様にお送りできること、本当に嬉しく思っています。3人の登場人物と2人のダンサーという少人数ではありますが、とても濃密な作品に仕上がり、やっぱり演劇は濃密であればあるほど最高なんだということを改めて感じました。
上演が発表されたとき、韓国ミュージカルの関係者から「日本でこの作品をやるとは思ってもいなかった、今から楽しみ」とたくさん連絡が来たくらい注目度の高い作品です。韓国版とはセットが違ってバンドが見えるところにいるし、ダンサーさんもいたりと、独自の『ETERNITY』を突き進んでいます。ダイナミックな音楽の中で日本の俳優が得意としている繊細な心の動きを表現できれば、ここにしかない『ETERNITY』が作れるのではないかと思っています。
演出の河原さんの元、キャスト・スタッフと共に大切に大切に作り上げてきたので、この作品への我々の愛がお客様に伝わって、たくさん盛り上がってくれたら嬉しいです。

伊藤あさひ
この『ETERNITY』という作品は、ジャンルに囚われない新鮮で斬新なミュージカルです。この世界観をそのまま楽しんでいただければと思います。僕自身としても、カイパーと共に殻を破って、舞台上できらきらできればと思っています。後半ものすごい大変身をするので、そこもお楽しみにしていてください!
韓国版を最初に拝見した時は「なんだこれ!」「本当に自分がやるの?」と思いました(笑)。劇場に入ってからも想像していなかったセットや映像と対面して、日本で初めての『ETERNITY』に携わっている感覚になって気合が入りました。
僕は皆さん初共演になりますが、最初の稽古の日にすごく緊張していたら、小池さんが優しく話しかけてくださって。ずっとタコ釣りの話をされていました(笑)。同じ楽屋の小野田さんもすごく気遣ってくださって、とてもお世話になっているので、この先の頑張りでお返しできればと思います!

美弥るりか
挑戦してみたかった韓国ミュージカルに初めて出演できること、新しい劇場でスタートを切れること、河原さんとまたご一緒できることと、嬉しいこと尽くしです。私はシングルキャストなので、日に日に4人の演じるキャラクターが魅力的になっていくのを外から見ているのが幸せな時間でした。キャストの組み合わせによって作品の印象も変わるので、何度でも足を運んで、盛り上がっていただけると嬉しいです。
私の演じるマーマーは、韓国では男性が演じているので、大きく印象の変わるポイントです。私が演じる意味を見出せていけたらと思っています。さらにマーマーは過去と現在を繋ぐ概念のような役なので、リアルな世界を生きているブルードット&カイパーとは良い意味で違和感のあるように演じたいです。これもまた新しい『ETERNITY』だと思っていただけるよう頑張ります!

【公演情報】
ミュージカル『ETERNITY(エタニティ)』
上演台本・演出:河原雅彦
訳詞:森雪之丞
音楽監督:阿蒐禰 (ex-大塚茜)
出演:小池徹平・小西遼生(ダブル)
小野田龍之介・伊藤あさひ(ダブル)
美弥るりか
鈴木明倫 人徳真央
演奏:
KEYBOARD/CONDUCT 阿蒐禰
DRUM/PERCUSSION 楠瀬タクヤ
BASS 平野なつき
E.GUITAR 大橋英之
VIOLIN/E.VIOLIN 三國茉莉
CELLO/E.CELLO 伊藤修平
●7/10〜26◎東京公演 東京建物 ぴあ シアター
●7/31〜8/1◎名古屋公演 御園座
●8/8・9◎大阪公演 東京建物 Brillia HALL 箕面 大ホール
〈公式サイト〉https://musical-eternity.jp
〈公式X〉@eternity_jpn
【撮影:岩田えり】



