音無美紀子・太川陽介らの出演する名作『風を打つ』7月に再び上演!

音無美紀子が『文化庁芸術祭優秀賞』『読売演劇大賞優秀女優賞』を受賞した名作が、2024年夏に帰ってくる。

熊本県水俣を舞台に、実在した杉本栄子さん・雄さんの家族をモデルに、集落で初めて水俣病患者が出た杉坂家の姿を描いたトム・プロジェクトプロデュース『風を打つ』。”家族”を描くことに定評がある作・演出家のふたくちつよしが、水俣病により長く続いた酷い差別や偏見と闘い乗り越えていく、ひとつの家族の物語を紡いでいく。

本作は2019年初演、その後2022年、2023年と二度の再演で、大きな反響を呼び、この度再びの上演が決定した。 7月17日~19日に亀戸文化センター・カメリアホールにて3公演限りの上演となる。

キャストには、差別にもひるむことなく水俣病と対峙する母・栄美子を音無美紀子、家族全員に寄り添い穏やかに支える夫・孝史を太川陽介、14年ぶりに東京から故郷水俣に戻ってくる長男・功一を生津徹、5人の息子の中でたった1人水俣を離れず両親の面倒を見てきた四男・悟をいわいのふ健、功一の妻・貴子を岸田茜と、息の合った5名のキャストが2023年より続投する。

本作で『バイタリティに溢れ信念を貫く強い女性・家族にあふれる愛情を注ぐ母』を見事に演じた音無美紀子は、2019年公演で第74回文化庁芸術際優秀賞を、2022年公演では第30回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞し、高い評価を得ている。

《あらすじ》
1993年水俣。あの忌まわしい事件から時を経て蘇った不知火海。
かつて、その美しい海で漁を営み、多くの網子を抱える網元であった杉坂家は、
その集落で初めて水俣病患者が出た家でもあった。
…長く続いた差別や偏見の嵐の時代…。
やがて、杉坂家の人々はその嵐が通り過ぎるのを待つように、チリメン漁の再開を決意する。
長く地元を離れていた長男も戻ってきた。しかし…本当に嵐は過ぎ去ったのか?
家族のさまざまな思いを風に乗せて、今、船が動き出す…。
生きとし生けるものすべてに捧ぐ、ある家族の物語。

【公演情報】
トム・プロジェクトプロデュース『風を打つ』
作・演出:ふたくちつよし
出演:音無美紀子、太川陽介、生津徹、いわいのふ健、岸田茜
●7/17~19◎亀戸文化センター・カメリアホール
〈料金〉一般前売6,000 円 一般当日 6,500 円 U-18(18歳以下)1,000円 U-25(25 歳以下) 3,500 円 シニア
(60 歳以上) 5,500 円 ティアラ友の会 5,500円[江東区内チケット取扱施設のみ](全席指定・税込・未就学児童入場不可)
※U-18・U-25 ・シニア券はトム・プロジェクト、江東区内チケット取扱施設のみで販売。要身分証明書。前売当日とも同料金。
〈一般発売日〉 4月 10日(水)10:00~
〈チケット取扱〉各プレイガイド、江東区チケット取扱施設
トム・プロジェクト 03-5371-1153(平日10:00~18:00)
〈公式サイト〉https://www.tomproject.com/ 

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