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情報☆キック
株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
公演情報、宝塚レビュー、人気作優のコラム・エッセイ、インタビューなど、楽しくコアな情報記事が満載!
ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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えんぶ新春特別企画 “旬”の演劇人に聞きました! 2024年「今年は○×#▲だ!」Vol.8

2024年1月9日に発売された「えんぶ2月号」の新春特別企画を10回に分けて掲載いたします。Vol.8

須貝英(脚本家・演出家・俳優)

今年は「僕の物語」だ!

今までもどちらかというと身近で触れやすい物語を手掛けて来たとは思いますが、世の中の傾向や要望も考えると、2024年は「僕の物語」を、もっと言えば「僕だから書ける、僕にしか書けない物語」を書いていきたいなと考えています。当たり前と言われれば当たり前なのですが…。最近は観る方の目も肥え、より嘘のない物語を求められているような気もしますし、どういう作家がどういうコンセプトで書いているのかということにも目が向けられていると思います。そんな中で、僕のフィルターを通して見た世界と物語をもっと素直に嘘なく遠慮なく形作った時に、お客様がどういう反応をされるのかをより突き詰めて考えたいと思っています。

【公演情報】

『デカローグ Ⅰ~10』(上演台本)
4/13~7/15◎新国立劇場 小劇場
https://www.nntt.jac.go.jp/play/dekalog/

加藤義宗(俳優)

今年は「挑戦」だ!

今年は挑戦の年になると思っています。
4月には自身のプロデュースユニット「義庵」にて「ちいさき神の、作りし子ら」という作品を上演します。手話とろう者を扱った作品としては名作です。
この作品の難しさは、セリフを覚え芝居をするという普段やっている事に加え、手話を覚えるという難しさ、そしてなにより自分のセリフを喋りながら日本語手話をするという所にあると思っております。
日本語手話は普段話している日本語と文法が違うため喋っている言葉と手話が違うという所が多々出てきます。気合を入れて挑みたいと思っております。
そして来年も自分にとって挑戦となる舞台が続きます。これからの義庵ならびに加藤義宗にぜひご期待ください。

【公演情報】

義庵4th ACT『ちいさき神の、作りし子ら』
4/24~28◎中野ザ・ポケット
https://www.gianofficialweb.com/

鈴木福(俳優)

今年は「幅広く、奥深く」だ!

僕にとって2023年はこれまでのドラマや映画のお芝居に加え、演劇の世界に深く入り込んだ1年でした。
ドラマや映画、演劇、CMやバラエティ番組、情報・報道番組、教育番組、ラジオ番組、イベント出演、声優など、幅広くお仕事をさせてもらえてる中で、大学生となり、秋からは研究会にも入って、学問分野、交友関係、興味の幅も広がりました。広く、深くは簡単なことではありませんが、仕事、学業、趣味、全てにおいて幅広く、奥深くまで追い求めて行きたいと思います。

【公演情報】

Daiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』
4/28~5/26◎東京公演 明治座、5/31~6/9◎大阪公演 SkyシアターMBS
https://www.chikyu-gorgeous.jp

黒川麻衣(劇作家・演出家・演芸プロデューサー/熱帯・娯楽百貨)

今年は「流れるままに」だ!

かつてはスケジュールを全うするべく血眼で邁進してきましたが、ここ数年はその時にやってきた波に身を任せることにしております。自分で設定した目的地よりも案外遠くへ行けたりするのが面白いなと。どこへたどり着くのかわからないまま、ゆらゆらと2024年を過ごして参りたいと思います。

【出演情報】
雷門音助・柳家小はぜ二人会『黙黙派#11』&瀧川鯉八独演会
4/29◎劇小劇場

石澤希代子(俳優・主宰/あるいはエナメルの目をもつ乙女)

今年は「自立」だ!

子供部屋おばさん歴35年(大学生の時に数年だけ一人暮らしは経験済み)だったのですが、この度ついに実家を出させていただきまして、料理・洗濯・掃除など家事全般にほぼ初めてチャレンジしております。毎日が驚きの連続です…! 演劇に割ける時間がかなり減ってしまっているなか、これらをこなしながら私は自立して演劇を続けていけるのか、はたまた自立を諦めて実家に戻るのか…! 毎日がぎりぎりのデスゲームです。私の今後の運命が2024年に懸かっていると言っても過言ではないので「自立」できるようどちらにも懸命に取り組みたいと思います。また2024年は辰年の年女なので、特別な心持ちで日々を大切に過ごしたいと思っております。

【公演情報】

あるいはエナメルの目をもつ乙女 プロデュース第2幕『こどもの一生』
5/15〜19◎王子小劇場
https://enamel.amebaownd.com

春陽漁介(俳優・劇作家・演出家/劇団5454)

今年は「ホームラン王」だ!

もう10年ほど草野球をやっておりまして、徐々に思うようなスイングが出来なくなっています。今まで打てた球が打てない。理想的な打球にならない。調子が悪いだけだ、と気にしないように振る舞うのも限界を迎えました。今シーズンに至っては、致命的なスランプにも陥り、8試合連続ノーヒットなど、かなり打率も下がり絶望。このままではいけない、と再起を誓いシーズン中にバッティングフォームの改良に挑みました。終盤でなんとか手応えを感じシーズン終了。来シーズンは、そのイメージを維持する為に、どれだけ公演が忙しくとも、脚本の締切を過ぎていようとも、毎晩素振りをして、必ずホームラン王を獲りたいと思います。

【公演情報】

MMJプロデュース『ト音』
6月◎紀伊國屋ホール
https://5454.tokyo/

古川健(劇作家/劇団チョコレートケーキ)

今年は「朝型人間」だ!

浪人生の頃から四半世紀以上、ずっと夜型人間だ。そして年々午前中が苦手になりつつある。そりゃもう40代も後半だ。夜更かしして次の日に朝から元気よくなんてできようはずもない。今年こそ朝からバリバリ執筆できる朝型作家を目指したい! 昼前ぐらいにようやく頭が働きだすようでは一日がもったいないのである。夜は早く寝る! そして朝はすっきり起き出す! 朝飯前に散歩して、家事を片付けて、9時過ぎには仕事にとりかかれるようになりたいものだ。できるかな? 残念ながらできる気がしない。まぁ、ちょっとずつ生活を改善していきましょう。

日澤雄介(演出家・劇団チョコレートケーキ主宰)

今年は「整理整頓」だ!

今年こそ整理整頓!その状態を1年間キープ!
ここ数年来、机の上が整理されたことが無く何かしらの書類が散乱する日々を送っております。「机の上の状態は頭の中の状態と同じ」といいますが、確かに作業効率も悪いし終わった公演のアーカイブもできないから公演が終わった感じがしない。この負のスパイラルを何とかしなければ。2年前に我が家に来たネコ(ダンキチ)が机に飛び乗るたびに書類の山が雪崩を起こしてしまうのもとっても危険。ダンキチのためにも整理整頓がんばらないとです。

【公演情報】

劇団チョコレートケーキ『白き山』
6/6~16◎下北沢・駅前劇場
http://www.geki-choco.com

続き(vol.9)はこちら!
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