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情報☆キック
株式会社えんぶ が隔月で発行している演劇専門誌「えんぶ」から飛び出した新鮮な情報をお届け。
公演情報、宝塚レビュー、人気作優のコラム・エッセイ、インタビューなど、楽しくコアな情報記事が満載!
ミュージカルなどの大きな公演から小劇場の旬の公演までジャンルにとらわれない内容で、随時更新中です。

(雑誌『演劇ぶっく』は2016年9月より改題し、『えんぶ』となりました。)
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えんぶ新春特別企画 “旬”の演劇人に聞きました! 2024年「今年は○×#▲だ!」Vol.10

2024年1月9日に発売された「えんぶ2月号」の新春特別企画を10回に分けて掲載いたします。Vol.10(最終回)

日高ボブ美(俳優)

今年は「新たな音を出していくん」だ!

私、実は昔っから音を奏でることを家でやっているんです。ピアノ、声楽、三味線、ベース、バイオリン、カリンバ。長く続いたのはピアノと三味線だけですけどね。実に飽きっぽい。そんな私が次に始めようとしているもの、それは、ギター。今更そこ?って感じなんですけど、メジャーな楽器だからこそやりたくて。だって、三味線弾きながらポップな曲歌いたいなって思ってもちぐはぐな感じがするし。やっぱギターだろ、と。でも、今住んでる家は楽器の演奏は禁止なんですね。だから最近は小さい音のカリンバしかできなかったんですけど。今年はギターがジャンジャン弾ける家に引っ越したいですね。ギターとは何年の付き合いになるでしょうか…。

【出演情報】
配信ドラマ『季節のない街』
企画・監督・脚本:宮藤官九郎
ディズニープラススターにて全10話一挙独占配信中!
https://disneyplus.disney.co.jp/program/kisetsunonaimachi

松本亮(俳優)

今年は「アップデート」だ!

読んでいたえんぶさんから初めてこういう機会をいただけたのが嬉しくて、何かひねりのある重みある言葉を考えていましたが、何も思いつきませんでした。(すいません!)
ただ「2024年もアップデートしていきたい」というシンプルな目標があります。演劇界もアップデートが必要になってきてると思いますし、その為にはまずは自分がアップデートしなければ! そして観てくださった方々に満足してもらえるように2024年攻めの姿勢で37歳の松本頑張ります! まずは、2023年中に車の免許、パスポートのアップデートを頑張ります。

【出演情報】

小林賢太郎 監督・脚本 映画『回廊とデコイ』絶賛上映中
https://note.com/contronica/n/nb8f7c716d7ab

岡村俊一(演出家·プロデューサー)

今年は「スタンダード」だ!

最近、古い歌謡曲を聴いている。今を生きる人達は、新しいものをもてはやすが、古いものを見つめ直すと、実は新しいものは古いものからできていることがよくわかる。あれ?っと思うと、同じコード進行で別な曲ということはよくある。演劇も同じだ…新しいストーリーだと思って見ていると、これはあの構造だ!と気づくことがある。パクり云々と注文をつけたいわけではなく、オーソドックスな旋律は心を動かす。あくまでスタンダードに…その気持ちが大切だと思う。

【公演情報】
未解禁の作品あり、お楽しみに!

谷碧仁(劇作家・演出家/劇団時間制作)

今年は「フェア」だ!

僕自身若い頃、「演出家が偉い」という大馬鹿者の考え方をしていた時期がありました。それは全く以て“間違い”です!! プロデューサーも演出家も俳優も、誰が偉い偉くないではなく、「役目」が違うだけだと感じます。だからこそフェアに作品創りが出来る環境を創りたいと思います。創作物を判断する側も、される側も、フェアでなければいけない気がします。伝え方、聴き方、双方にその意識が必要ではないかと。だからこそ、もっと日本語を学びたいし、日本語が内包する声を聴き取る能力をつけたいと思います。「平等」と「公平」の違いを明確に捉え、フェアな人達と良作を産み出したい。そしてずっとフェアでいたい。

高橋龍輝(俳優)

今年は「我慢」だ!

自分の性格的に、好きなことに夢中になるとブレーキをかけるタイミングを逃してしまうことがあるので、日常生活もお芝居でも行き過ぎたら抑える力を身に付ければ、もっと違う動き方表現の仕方を発見でき、また大人として成長できるような気がします。今年も宜しくお願いします。

山田伊久磨(俳優)

今年は「デジタル断捨離」だ!

ある時。SNS上で(自分から見て)正しい事や真っ当な事を、いつの間にか書こうとしている自分に気付き、恐れおののきました。そもそも「俳優」などという職業は「人に非る優れる者」といった大上段な字面であり、「人に非る劣る者」である自分には、俳優と名乗る事すら非常に居心地が悪い。そんな奴が真っ当な事まで語りだしたら、一体全体お前は何様だ、という話になってくるではありませんか。そんなわけでSNSの発信一切を遮断する事にしました。諸星大二郎先生の読者であった私には、世捨て人や仙人に対して少しばかりの憧れがあり、これで自分も一歩仙人に近づいた、とほくそ笑んでおります。

【公演情報】
当方余裕アリ。仕事募集中。

伊藤毅(劇作家・演出家・俳優/やしゃご)

今年は「すべてを許す」だ!

堺雅人さんが「倍返しだ!」とドラマ『半沢直樹』で叫んだのは2013年。
僕個人はコロナ禍を経て、貧乏になって、もう「倍返しだ!」と言う元気はありません。元々昔からどっちもなかったけども。今まで楽しく生きられたのは周りの皆さんのおかげです。
色々と時代が変わっていくのを感じます。様々な業界で、プンスカを外に表明できるようになり、ホワイト化の兆しが出てきた反面、僕らお互いに薄い膜が出来た気もしています。酸素も薄い感じがします。それなら膜を打ち破り、全部を受け入れ、うんうんと聞いて、やさしーい気持ちで生きていきたい。
なので、今年はすべてを許して生きてみたいのです。
あと、そろそろ『半沢直樹』見なきゃと思ってます。

【活動予定】

やしゃごHP
https://itokikaku.jimdofree.com

Q本かよ(俳優)

今年は「『今日もQK中』の爆発」だ!

昨年の10月17日から、友人である俳優・橘花梨と『今日もQK中』というYouTubeチャンネルを始めた。Q本のQと、花梨のK。「演劇人が休憩中に(ランチのおともや酒のツマミに)みて楽しいお喋り動画」がコンセプトだ。YouTubeというのは、続けるのが難しい。そして私も橘花梨も、なかなかの三日坊主気質である。しかしやる。やるぞ。という情熱の痕跡を、ともかくここに記しておきます。この号が出る頃に、すでに飽きたりしてないといいけれども。果たして。

【公演情報】

YouTubeチャンネル『今日もQK中』
https://youtube.com/@QK-chu

釜口恵太(俳優)

今年は「再起の年」だ!

ニューヨークで演技の勉強をするために、まずはワーキングホリデーでカナダのトロントで英語を身につけるぞ!と息巻いて昨年5月に日本を発ったものの、バイト先で腰を痛めて治療のために11月に日本に帰ってきました。6ヶ月間の滞在でした。トロントでの生活は金銭的精神的にキツく、英語もあまり伸びなかったし、治ったとしてももう戻る気は起きず、自分の演技を学ぶモチベーションの低さに凹みました。今は鹿児島の実家にいて、腰を治したらまた東京で演劇や映画を作っていこうと思っています。トロントから逃げ帰ってきたと思われても仕方ありません。また日本で精一杯がんばります。みなさん改めてよろしくお願いいたします!

上記の記事は、現在販売中の「えんぶ」2月号に掲載しています!

見本ページはこちら▷ https://enbutown.com/joho/2024/01/09/enbu045/

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