劇団スポーツの次回公演は《不条理脱出コメディ》『徒』を上演！
劇団スポーツは、5月に好評を得た《青春記憶改竄コメディ》『略式：ハワイ』に続いて、《不条理脱出コメディ》『徒』を、8月28日より小劇場 楽園にて上演する。
脱出への作戦を立てられないまま、いたづらに時間を浪費し、論点を脇道に逸らし続ける人々を描き出す。劇団初の不条理劇への挑戦となる。
出演者には、劇団スポーツ劇団員の内田倭史・田島実紘・竹内蓮に加え、関西の劇団「本若」で活動しやみ・あがりシアター『フィクショナル香港IBM』での好演も記憶に新しい二宮正晃。マグネットホテル、ダダ・センプチータなどで活動する梁瀬えみ。映画『沈黙の艦隊』など映像作品でも活躍する静谷篤。いいへんじ『友達じゃない』での怪演も話題となった百瀬葉。ゆうめいやスペースノットブランクなど気鋭の劇団に多数出演する古賀友樹、といった気鋭の俳優たちが集結した。
《あらすじ》
目が覚めると、そこは見覚えのない部屋である。
私は手足を縛られていて、自分の名前も思いだせない。
部屋の中には同じように手足を縛られた人々。
確かなことはなにひとつわからないまま、
あいまいな記憶と止まらない妄想が入り乱れ、
いたづらに時間だけが過ぎてゆく…。
私たちはどこから来たのか、私たちは何者か、
私たちはこれからいったいどうすれば…？
前後不覚の劇団スポーツがお送りする《不条理脱出コメディ》
「わからない…。何がわからないのかもわからない…。」
《劇団スポーツとは》
好き勝手できる遊び場をコンセプトに2016年旗揚げ。劇団名は俳優が脚本の向こうに飛び越えて遊ぶことを【スポーツ】としたことに由来する。
観客が声を出して笑える、安心できる劇場空間を目指し、活動初期から一貫してコメディ作品を創作し続けている。ワンアイデアから無理やり構想された物語と演劇の可能性を大胆に誤解した演出、時に脚本を無視し舞台上で思ったことを口にする俳優たちが特徴。「分かっちゃいるけどやめられない」をモットーに、目の前の楽しみを優先してしまう人間の弱さや愛らしさを可笑しみを持って描く作風。
トップダウンの創作を嫌い、演出家、脚本家、俳優、スタッフの立場がフラットになる状態を模索しながら「誰でもいつでも稽古を止める権利がある」という誓約の下、稽古を進めるスタイル。劇団メンバー／内田倭史 田島実紘 竹内蓮 田中遥 石本秀一
【公演にあたってのコメント】
内田倭史（劇団スポーツ主宰／作・演出・出演）
昨日ひとつわかったら、今日にはふたつわからなくなる。わからなさの前で立ちすくんでいます。今までどれだけの時間を無駄にしただろう、と暗澹たる気持ちになることもあるけど、演劇の力で（演劇に力なんてものがあるのかどうかも怪しいけれど）、現実をまるっとひっくり返して光明を見たい。そんな気持ちで不条理脱出コメディを作ります。
なんだか暗いコメントになってしまいましたが、実はワクワクしていたりします。不条理脱出コメディってなんなんだろう。一緒に不条理を脱出しよう！！
田島実紘（劇団スポーツ主宰／出演）
10歳の時に交通事故にあいました。意識を失い、気づいたら救急車に乗っていました。幸いにも軽傷だったのですが、自分の中で意識を失ったことと軽傷だったことに辻褄が合わず、今も僕は死んだあとの夢の中にいるのではないかと思うことがあります。
あれ今何曜日だっけ、今って朝なんだっけ、自分って男なんだっけ、なんで空って青いんだっけ、自分って生きているんだっけ、死んでいるんだっけ。
わからない、何がわからないのかもわからない。
何もわからなくなった果てに、何かを掴めるような舞台にしたいです。
【公演情報】
劇団スポーツ#11『徒(いたづら)』
作・演出：内田倭史
出演：内田倭史 田島実紘 竹内蓮
二宮正晃（本若） 梁瀬えみ（マグネットホテル／ダダ・センプチータ）
静谷篤 百瀬葉 古賀友樹
●8/28～9/1◎小劇場 楽園
〈料金〉
[事前精算] 一般3,800円 U30/3,500円 高校生以下1,000円 初日割一般 3,300円 初日割 U-30/3,000円（全席指定・税込）
[当日精算] 一般4,000円 U-30/3,800円 高校生以下1,000円 （全席指定・税込）
[事前精算] ローソンチケット https://l-tike.com/gekidansport/ ローソン・ミニストップ店頭Loppi（L35882）
演劇最強論-ing（会員登録不要・手数料無料）https://www.engekisaikyoron.net/
[当日精算] Corich！チケット https://stage.corich.jp/
〈公式サイト〉https://gekidansport.com/
