ベルギー発！ピーピング・トム『トリプティック』上演決定！

ベルギー発の最高にスキャンダラスなダンスカンパニー“ピーピング・トム”が、2年半ぶりに世田谷パブリックシアターに登場、『トリプティック』を、9/27～30に上演する。

ピーピング・トムは、驚愕のテクニックと独創的なスタイルで数々の衝撃作を生み出し、世界中に熱狂的なファンを持つベルギーのダンスカンパニー。世田谷パブリックシアターでは、彼らを日本に初めて紹介して以来、『Le Sous Sol/土の下』（09年）、『ヴァンデンブランデン通り32番地』（10年）、『A Louer/フォー・レント』（14年）、『ファーザー』（17年）、『マザー』（23年）と継続的に公演を行ってきた。今回は、ピーピング・トムが、カンパニーの集大成にして最高傑作との呼び声も高い『トリプティック』とともに来日する。

彼らのパフォーマンスは、現代社会が抱える闇へと果敢に切り込みながらも、最も過酷な場面でさえ、美しさとユーモア、愛に満ちた演出で描き出す。国内外で高く評価され、英・ローレンス・オリヴィエ賞の最優秀ダンス作品賞に二度にわたって輝くなど、数多くの賞を受賞。「見逃してはならないカンパニー」として各国の観客を魅了し続けている。

本作の構成・演出を務めるガブリエラ・カリーソとフランク・シャルティエは、カンパニーの活動のほか、ネザーランド・ダンス・シアター（NDT）やリヨン・オペラ座バレエ団、ヨーテボリ・バレエ、マルセイユ・バレエなどへの作品提供やオペラの演出も手掛けるなど、幅広く活躍している。映画のセットのような舞台空間と、我が目を疑うほどに圧倒的な身体表現によって生み出される彼らのステージは、まるで白昼夢を見ているかのごとく観る者を惹きつけてやまない。

『トリプティック』の舞台は客船。洋上の客室で、ひと癖もふた癖もある男女がおりなす不吉な夜。 不安は現実となり、夢は悪夢と化す。過去へと追い詰められる男たちと、狂気に憑りつかれた女たち。絶望の淵で、愛を求めてさまよう魂がたどり着く先は——。

『トリプティック』は、オランダを代表するダンスカンパニーのNDTから委嘱作として誕生した三部作『ミッシング・ドア』（13年 カリーソ演出）、『ロスト・ルーム』（15年 シャルティエ演出）、『ヒドゥン・フロア』（17年 シャルティエ演出）を、ピーピング・トムが自身のオリジナルキャストで再構築した、まさにディレクターズカット版となる特別なステージ。『ミッシング・ドア』では無数に並んだ客室の扉に焦点を当て、続く『ロスト・ルーム』では船内のとあるキャビン、『ヒドゥン・フロア』では忘れ去られた船底のバンケットルームが舞台となってパフォーマンスが繰り広げられる。各パートをつなぐ舞台転換も見どころのひとつ。不穏に閉ざされた世界の中で、卓越した身体能力を持ったダンサーたちによる目を奪われるようなステージは、ダンスや演劇といった枠を超え、かつてないスリリングな感動を呼び覚ます。

【公演情報】
ピーピング・トム『トリプティック』
構成・演出：ガブリエラ・カリーソ フランク・シャルティエ
出演：ピーピング・トム
●9/27〜30◎世田谷パブリックシアター
〈一般販売〉2025年7月13日（日）
〈公式サイト〉https://setagaya-pt.jp/stage/25024/
〈公式X〉世田谷パブリックシアター[ダンス・フィジカル] @DanceSetagayaPT
世田谷パブリックシアター @SetagayaTheatre

【ツアー公演】
●10/4◎大津公演　滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 中ホール
●10/11◎豊橋公演　穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール

【関連企画】
パフォーマンスワークショップ
アーティストの新たな側面や、作品の源に触れられるパフォーマンスワークショップを開催いたします。※詳細は後日、劇場HPで公開。
〈詳細・問い合わせ〉世田谷パブリックシアター 03-5432-1526
　

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