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「ブラックボックス」発明家の人生を描く『BLACK BOX』上演決定!

本年10月28日~11月1日に浅草九劇で、Luna Hana Theatre Company(代表:渋谷真紀子)主催による世界初演版の一人ミュージカル『BLACK BOX』を上演する。

主演の一人には、数々の世界的ミュージカルの初演キャストを務めてきた大音智海が決定。もう一人については、New Voiceキャストオーディションで決定する。

本作は、航空事故の原因究明に欠かせないブラックボックス(フライトレコーダー)を発明したオーストラリア人科学者デイビッド・ウォーレンの実話をもとにしたミュージカル。
幼少期に航空事故で父を失ったデイビッドが、「なぜ事故は起きたのか」という問いの答えを探し続け、やがて世界中の航空安全を変える発明へとたどり着く。その一方で、守りたかったはずの家族との時間は、少しずつ失われていく・・・。過去の記憶を未来へ受け継ぐことの意義と、失われた声に耳を傾けることの大切さを描き出す。

本作の最大の特徴は、ブラックボックスそのものを想起させる上演形式にある。舞台上には俳優一人のみ。極限まで削ぎ落とされた舞台空間は、記憶の断片を再構築する行為そのものを象徴し、観客を主人公の内面世界へと深く没入させる。ブラックボックス劇場とも称される浅草九劇の空間特性を活かし、俳優一人によるライブパフォーマンスと、録音された”声”、映像、音楽が融合し、観客はまるでブラックボックスの記録を再生するように、主人公の人生を追体験する、新たな没入型ミュージカルを目指す。

2024年にオーストラリア・クイーンズランド州立パフォーミングアーツセンター(QPAC)で二人ミュージカルとして上演された本作を、一人ミュージカルへと再構築、本公演が世界初演となる。本作品は、日豪友好協力基本条約50周年を記念して創作され、東京都の国際文化芸術祭「ARTE TOKYO」パートナープログラムへの参加も決定している。

主人公デイビッド・ウォーレンを演じるのは、『ジャージー・ボーイズ』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』など数々の世界的ミュージカル作品に初演キャストとして出演し、『ジャージー・ボーイズ』New Generation Teamではフランキー・ヴァリ役で大好評を博した俳優・大音智海。約90分、高い歌唱力と溢れ出す情熱で、観客の皆様を主人公の記憶の物語へと誘う。舞台上には俳優一人。他の登場人物はすべて録音音声という、まさにブラックボックスを再生していくような感覚になる。
また、声の出演には、北川理恵、戸井勝海、ひのあらた、今泉りえ、金子大介ら実力派キャストが揃い、”声”のみで物語を紡ぐ。

録音音声・サウンドデザイン・映像が一体となり、俳優一人の熱演を最大化する演出で、ブラックボックスの「声の記録」で辿る記憶の旅を、ブラックボックス劇場である浅草九劇全体で体感する新感覚の没入型ミュージカルとなる。

【New Voiceキャストをオーディションで募集】
本作『BLACK BOX』では、主人公デイビッド・ウォーレン役を演じるNew Voiceキャストを一般公募する。大音智海の出演公演とは別に、New Voiceキャスト公演は、本オーディションで選出されたキャストが主演を務める。またNew Voiceキャストは、大音智海のアンダースタディも務める。

昨年満員御礼だった『songs for a new world』(主催:Luna Hana Theatre Company)では、New Voiceキャストオーディションで選出されたキャスト達が、新しい声で作品の可能性を広げ、新境地を切り開くパフォーマンスを魅せてくれた。その取り組みを受け継ぎ、本作でも世界初演作品の主演を担う才能を発揮して下さる方を募集します。この意欲作に挑みたいという情熱あふれる俳優の方々からの応募をお待ちしています。

【コメント】

大音智海


大音智海(主演)
「渾身の新作ミュージカル、その主人公Davidを是非演じて頂きたい」
そんなお言葉と共に頂いたお話でした。俳優として、非常に心躍るお言葉でした。
その上で台本を読み、ものすごくDavidの人生に惹かれました。
こんなにも成し遂げたいものがあり、それを狂気と共に追い、
もがき苦しんでいた男がいたのかと。
僕は夢を追って生きてきました。
いくら手を伸ばしてもそこに届かない現実にのたうちまわってきました。
Davidと一緒に戦いたい。
彼と僕の中に渦巻く狂気をぶつけ合ってこの物語を最高の熱量でお届けしたい。
そう思い、出演を決意しました。
夢の果てにどこに辿り着くか、是非見届けに来てください。

Paul Hodge(脚本・作詞・作曲)
『BLACK BOX』が東京で世界初演を迎えることを、とても嬉しく思います。
デイビッド・ウォーレンはブラックボックス(フライトレコーダー)を発明した人物ですが、その功績を誰にも語ることができないまま生涯を送りました。その知られざる歴史に強く惹かれたことが、この作品を書くきっかけでした。そしてもう一つ心を動かされたのは、彼の父親が飛行機事故で亡くなっていたという事実です。
実は、デイビッドがこの発明を思いつくきっかけとなったのは、彼自身が愛していた「音楽」でした。だからこそ『BLACK BOX』はミュージカルという形になりました。今回は、この作品を一人芝居として再構成し、主人公以外の登場人物はすべて録音された「声」として存在するようにしました。それは、ブラックボックスがすべてを失ったあとも、パイロットたちの「声」を残し続ける存在であることを重ね合わせたかったからです。
日本の皆さんに、この物語をお届けできる日を心から楽しみにしています。

渋谷真紀子(翻訳・訳詞・演出)
日豪友好協力基本条約50周年という節目の年に、一人ミュージカル版『BLACK BOX』を世界初演できることを大変光栄に思います。
本作は、ブラックボックス(フライトレコーダー)を発明したオーストラリア人発明家デイビッド・ウォーレンの実話をもとにしたミュージカルです。約5年間、日本とオーストラリアの両国で活動してきた私にとって、「安全を守りながら革新を生み出す」という価値観は、両国を結ぶ大切な共通点の一つだと感じています。
空の安全を追い求めた一人の発明家の情熱と、その陰で支え続けた家族との葛藤を通して、「私たちは限られた人生の時間を何に捧げるのか」、そして「どんな声に耳を傾けて生きるのか」という普遍的な問いを描きます。自分自身の心の声、家族の声、失われた過去の声、未来へ託される声。本作は、そんな人と人を繋ぐ「声」の力を描く物語でもあります。
主人公以外を録音音声で表現し、映像とサウンドデザインによって記憶を辿る新たな上演形式にも挑戦します。大音智海さんをはじめとする素晴らしいキャスト・スタッフと共に、浅草九劇ならではの没入型ミュージカル体験をお届けしたいと思います。
また、皆様からいただく“声援”も、この世界初演を支える大切な力です。ぜひ劇場で、デイビッドの熱量を感じ、『BLACK BOX』に刻まれた“声”に耳を傾けていただければ幸いです。

【公演情報】
日豪友好50周年記念一人ミュージカル『BLACK BOX』
脚本・作詞・作曲:Paul Hodge
演出・翻訳・訳詞:渋谷真紀子
出演:
デイビッド・ウォーレン 大音智海 
デイビッド・ウォーレン New Voiceキャスト
Voice Cast:
ルース・ウォーレン 北川理恵
ローレンス・クームズ他 戸井勝海
ピーター・ラングフォード他 ひのあらた
エリー・ウォーレン他 今泉りえ
タイク・マーフィールド他 金子大介
●10/28~11/1◎浅草九劇
〈公式サイト〉https://www.makikoshibuya.com/blackbox2026